厚切りジェイソン推奨のVTIについてわかりやすく解説。買い方、構成銘柄、株価推移など

先日、「Why Japanese people!」で有名なお笑いタレントの厚切りジェイソンさんが林修先生が司会をしている「日曜日の初耳学」という番組で投資について語ってらっしゃいました。

結論を言えば

VTIを時期分散購入して売るな
ということでしたね。
VTIがベストかはおいておいて概ね私も賛成の投資方法です。
投資にはじめて触れる方は聞いたことがないでしょうし、普段日本株をやっている方にもあまり「VTI」は馴染みがないかもしれません。
そこで今回はVTIについて買い方、構成銘柄、株価推移などわかりやすく解説していきます。
こちらの記事の動画版はこちらでご覧いただけます。

VTIとは

まず投資するなら投資先をよく知っておく必要があります。

まずはそこからみていきましょう。

米国株4,000銘柄をセット買い

VTIの正式名称は「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」です。

名前にあるとおり、アメリカの大手資産運用会社バンガードが提供するETF。(ETFとはなにかについては後述)

ベンチマークは「CRSP USトータル・ マーケット・インデックス」です。

CRSP USトータル・ マーケット・インデックスはアメリカの株式市場に上場する大型株から小型株まで、投資可能な約4000社ほぼすべての銘柄の時価総額を基に算出される株価指数

ちょっとわかりにくいですが、簡単に言えばVTIを買うと米国の株式市場で投資可能な銘柄のほぼ100%に分散投資をしていると同じことになります。

アメリカを代表する指標と比較

アメリカを代表する指標といえばS&P500やダウ、NASDAQなどがありますが、それらと比較して銘柄数が多く、小型株を含んでいることが大きな特徴ですね。

比較をすると以下のようになります。

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CRSPダウS&P500NASDAQ100
対象銘柄約4,000社30社約500社NASDAQ上場の100社
時価総額カバー率約100%約20%約80%約40%

CRSP USトータル・ マーケット・インデックスは小型株まで含んでいることで時価総額約100%という分散性の高さが売りです。

つまり、VTIを買えばこれ1つでアメリカ全体の株をセット買いしていると同様のことになるのです。

ですから広く米国株に投資をしたいならおすすめの投資先となります

VTIの投資先

実質的な投資対象となるバンガード・トータル・ストック・マーケットETFの2022年2月時点での保有上位10銘柄は以下のとおりです。

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銘柄名純資産総額に占める割合
Apple5.97%
マイクロソフト5.12%
アマゾン・ドット・コム2.83%
アルファベット(グーグル)1.79%
テスラ1.65%
メタ・プラットフォームズ(フェイスブック)1.62%
アルファベット(グーグル)1.6%
エヌビディア1.27%
パークシャハサウェイ1.16%
ジョンソンエンドジョンソン0.99%

時価総額加重平均型ですからアメリカの時価総額が高い企業が上位を占めていますね。

※アルファベット(グーグル)が2つあるのは株の種類が2つあるためです。

VTIの成績

バンガード・トータル・ストック・マーケットETFの過去成績もチェックしておきましょう。

2022年1月31日時点のトータルリターンは以下のとおりです。

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1年3年(年利)5年(年利)10年(年利)
外貨ベース18.45%19.82%16.06%14.99%
円貨ベース30.36%22.12%16.60%19.84%

かなりの利益を挙げていることがわかります。(厚切りジェイソンさんは年率6%くらいで皮算用していましたね)

ただし、年単位で見れば2018年は-5%以上のマイナスですし、2022年も1月時点で6%以上のマイナスとなっており、ずっと右肩上がりであがるというわけではありません

その点は投資初心者の方は予め知っておくのがよいでしょう。

S&P500との比較

ちなみにS&P500対象とした同じバンガードのVOO(S&P500ETF)の成績は下記のとおりです。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

1年3年(年利)5年(年利)10年(年利)
外貨ベース23.29%20.67%16.72%15.38%
円貨ベース35.69%22.99%17.26%20.25%

過去10年の成績を比較するとVOO(S&P500ETF)のほうが成績は良くなっていますね。

S&P500はアメリカを代表する500社が対象となる指標ですから大きい会社が中心となります。

ですから好みはあるでしょうが、個人的にはVTIよりもVOOのほうがおすすめだったり・・・

ETFとは

なお、ETFとは簡単に言えば上場している投資信託のことで、株のようにリアルタイムで売買できるのが特徴です。

通常の投資信託だと約定までタイムラグがかなりありますが、ETFならそのあたりがありませんので機動的に売買できるんですよ。

ただし、VTIはアメリカに上場していますのでリアルタイムで売買できるといってもアメリカ時間ですけどね笑

また、アメリカに上場していますのでドルで購入する必要があるなどちょっと敷居が高いところがあります。

経費率が低い

VTIがおすすめされるもう一つの理由が経費率が低いことでしょう。

驚異の

経費率:0.03%
なんですよ。
利用者が多く、規模の経済が働くのもあるのでしょう。
日本の投資信託などと比べてもかなり低くなっていますね。
ただし、前述したように日本人が買うとなると為替や税金などちょっとややこしいことがあります。




VTIの買い方

それではVTIを買うためにはどうすばよいのでしょう。

実はいろいろなやり方があるんですよ。

順番に見ていきましょう。

VTIを直接買う

まずは一番オーソドックスな方法の「VTI」を直接買うという方法です。

VTIはアメリカ株という扱いとなりますので米国株が買える証券会社を作っておく必要があります。

ただし、「VTI」を直接買うのは少し敷居が高いんですよ。

以下のようなデメリットがありますので万人に勧めにくいという部分があるのです。

「日曜日の初耳学」では時間の兼ね合いもあるのでしょうがそのあたりの話はなかったですが・・・

ドルでの買付が必要
1口単位の購入が必要
売買手数料が必要
税金が面倒
順番に見ていきましょう。

ドルでの買付が必要

まず一つ目がドルでの買付が必要な点です。

証券会社で購入時にドルに変えられるようにはなっていますが、為替手数料が高めです。

ですから金額によっては上記の経費率と信託報酬の差がこれで飛んでしまうなんてこともありえます。

住信SBIネット銀行なんかを使えばかなり低い為替手数料で交換はできまるようになりましたが、投資信託を直接購入するのに比べて手間が一つ加わる感じとなります。

1口単位での購入が必要

もう一つが海外ETFは1口単位で購入が必要ということです。

例えば200ドルの海外ETFなら200ドル単位での購入が必要となります。

対して投資信託は1円単位の金額で購入も可能ですから1,000円分買うなんてことも基本的に可能となっています。

この辺りの取り回しは厚切りジェイソンさんも推奨していた積立投資を考えると投資信託のほうが圧倒的によいですね。

売買手数料が必要

多くの投資信託はノーロードということで売買時の手数料は無料となっています。

しかし、海外ETFの場合には株式の売買と基本的に同じですから手数料が発生します。

以前と比較してかなり安くはなっていますけどね。

それでも金額によっては経費率と信託報酬の差がこれで飛んでしまうなんてこともありえます。

この点も加味して検討して上げる必要があります。

売買手数料についてはこちらの記事をご覧ください。

税金が面倒

最後が税金の扱いです。

海外の株やETFで配当や分配金等がでると現地で課税され、日本でも課税されます。

例えば米国ならば利益に対して米国源泉徴収税率が10%、日本の源泉徴収税率20.315%が差し引かれることになります。

つまり、2重で課税されてしまうというデメリットがあるのです。

ただし、確定申告をすれば現地分の課税はある程度取り戻すことはできます

かなり面倒なんですけどね・・・

VTIを直接買うなら

なお、VTIを直接買う場合のおすすめはSBI証券がおすすめです。

同系列の住信SBIネット銀行を使えばかなり低い為替手数料で交換ができるのがなにより大きなメリットとなります。

VTIに投資をする投資信託を買う

もう一つの方法がVTIに投資をする投資信託を買うという方法です。

こちらのほうがVTIを直接買う場合と比べて敷居はかなり低くなります。

以下の二本はVTIに投資をする投資信託となります。

これらの投資信託を購入すればVTIへ投資したとほぼ同じですし、前述したドルへの交換の手間や1口単位で買わないといけない、売買手数料が掛かるというデメリットがなくなるのです。

多くの証券会社では100円から1円単位で買えますし、売買手数料はかかりません。

また、日本の投資信託ですから当然ドル交換も不要なんですよ。

VTIを直接買う場合と比べて投資への敷居が低くなります。

ですから厚切りジェイソンさんがおっしゃってた積立投資もやりやすいのです。

その分、少し手数料が高くなりますので投資効率が落ちる可能性もありますけどね。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドの実質的な信託報酬率は年率0.0938%程度(税込)、楽天・全米株式インデックス・ファンドの実質的な信託報酬率は年率0.162%程度(税込)です。

バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)の経費率0.03%と比較して高いですが、前述の取り回しの良さを考えればありな水準だと個人には思います。

また、投資信託ならつみたてNISAiDeCoなどの非課税枠で買えるのも大きいですね。

非課税枠で買えれば利益に対して掛かる20.315%が浮きますので、バンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)との手数料差なんて誤差になるでしょう。

なお、楽天・全米株式インデックス・ファンドは楽天証券はもちろん主要なネット証券ではほとんどで扱っています。

つみたてNISAでも購入できます。

iDeCoでも楽天証券、松井証券で買えますね。

SBI・V・全米株式インデックス・ファンドはまだ出てそれほど経っておりませんので今のところSBI証券のみの扱いとなっています。

CFDで買う

もう一つの方法がCFDで買うというものです。

CFDとはContract for difference の略で日本語にすると「差金決済取引」です。

差金決済取引とは簡単に言えば「差額だけやり取りする」取引のことで、利益が出たら利益分のみ受取、損失が出たら損失分のみを支払う形で取引を行います。

実際には現物を買うことなく取引ができるんですよ。

CFD最大のメリットはほぼ24時間取引が可能なことだと考えます。

例えば明らかにやばいことが起きて世界中の株価が暴落するという可能性が高い状況があったとしましょう。

そんな状況でも市場が祝日などで休みだったり、夜中だったりすると暴落するのはわかりきっているのに日本の市場が開くまで売るに売れないという状況となってしまいます。

しかし、CFD口座を持っていればそんな時も取引が可能ですからリスクヘッジが可能なのです。

そんなCFDでもVTIは買えますのでそちらを利用するのも良いでしょう。

初心者の方にはあまりおすすめしませんがレバレッジを掛けることもできるんですよ。

CFDするならIG証券がおすすめですね。




まとめ

今回は「厚切りジェイソン推奨のVTIについてわかりやすく解説。買い方、構成銘柄、株価推移など」と題してVTIについてみてきました。

厚切りジェイソンさんのVTIを時期分散して購入して売るなという投資方法はVTIがベストかはおいておいて概ね私も賛成の投資方法です。

ただし、VTIは投資初心者には買いにくい部分もありますので、日本人も買いやすくつみたてNISAなども利用ができる投資信託の「楽天・全米株式インデックス・ファンド」か「SBI・V・全米株式インデックス・ファンド」を買うほうがおすすめかな・・・

または、アメリカ株に投資をするならVTIのように小型株は含みませんが「SBI・V・S&P500インデックス・ファンド」や「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」もおすすめですよ。

まだ私は読めていませんが、厚切りジェイソンさんは下記の本で詳細を書いてくれているようです。

お知らせ:You Tubeはじめました。

2022年3月26日からYou Tube「お金に生きるチャンネル」をはじめました。

You Tubeでも少しでも皆様のお役に立てる動画を定期的に発信していきますので、チャンネル登録をぜひよろしくお願いいたします。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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