任天堂やグーグルが株式分割。株式分割とはなにか?なぜ行われるのか、株価への影響などを解説

先日、任天堂が10月に1株につき10株に株式分割をすることを発表して大きな話題となっています。

任天堂の株を買いたい人は多かったものの、株価が高くて手が出なかった方も多いので嬉しいニュースかもしれません。

任天堂の株式分割は31年ぶりとのことです。

また、アメリカに目を向ければ7月にアルファベット(グーグル)も1株につき20株に株式分割をする予定となっています。

今回はそんな株式分割について解説していきます。

株式分割とは

まずは株式分割とは何かについてみていきましょう。

株式分割は簡単に言えば言葉のとおり、株式を分割することです。

今回の任天堂は1対10です。

これは1株が10株になる。

つまり、1株持っている方は株式分割後に追加で9株もらえることを指します。

100株持っている方は1,000株になるってことですね。

株式分割をしても理論上の価値は変わらない

これだけ聞くとかなり得した感じがするかもしれませんが、理論上は得でも損でもありません。

株の価値は変わらないようになってるのです。

例えば1,000円の株を100株持っていたとしましょう。

この場合に1対10の株式分割が行われると所有数する株は1,000株となります。

しかし、株価は1,000円だったものが100円となってしまうのです。

株式分割をする前は1,000円の株を100株ですから10万円の価値。

株式分割後は1000円の株を1,000株ですからこちらも10万円の価値なんですよ。

つまり、株式分割しても理論上は得も損もしないのです。




買いやすい価格になり株価が上がるケースも

あくまで理論上は株式分割しても得も損もありません。

しかし、株式分割をすることで株価が上がりやすくなるということはありえます。

個人投資家が買いやすくなるからです。

株式分割をすることでその企業の株を投資するために必要な最低単価が低くなりますから買いやすくなります。

そうなれば注文されやすくなり株価が上がるという流れです。

昔にライブドアが株式分割を100分割をして株価が高騰したことがありましたが、そういう期待が大きいんですよ。

ちなみにライブドアの株券は未だに持ってたりします笑

任天堂の場合

任天堂の株価は2022年5月13日時点で57,250円でした。

100株単位ですから購入には最低5,725,000円必要なんですよ。

他の株と比べてかなり高いですよね。

欲しくても手が出なかった方も多いと思われます。

しかし、10分割すれば株価がそのままなら572,500円で買えるようになります。

だいぶ手が出しやすくなりますね。

特に任天堂はファンも多いですから、分割で株価がどうなるか注目です。

なお、任天堂の株式分割の基準日は

9月30日(金)
です。

この日に株を持っている方は株を追加で受け取ることができるってことですね。

アルファベット(グーグル)の場合

アルファベット(グーグル)も同じです。

5月13日時点で1株2,321.01ドルでした。

日本円(1ドル130円計算で)にすると301,731.3円です。

米国株は1株単位で買えますので任天堂と比較すると買いやすいですが、他のアメリカ株と比較するとかなり高めとなっています。

それが20分割ですから15,086円から買えるようになるのです。

こちらもかなり買いやすくなりますね。

なお、アルファベットの株式分割の基準日は

7月1日(金)
です。

この日に株を持っている方は株を追加で受け取ることができるってことですね。

なお、アルファベットの株はGOOGとGOOGLが上場するなど、少々ややこしい点もありますのでこちらで解説しております。

昨今の株式分割事例

最近でもアップルが2020年7月に株式分割したあとに株価が上っています。(1対4)

また、テスラも2022年8月に株式分割を発表したあとに実行されるまでに70%も株価が上っています(1対5)

買いやすくなることでの株価上昇効果はあるんですよ。

端株が買いやすくなり影響は少なくなっているか

ただし、最近は日本株だと1株単位で買えるLINE証券なんかもありますし、端株売買が多くの証券会社でできるようになってきました。

ですからライブドアの分割の頃と比べると株式分割して高騰するという期待は少なくなっていますけどね。

また、米国株は初めから1株単位で買えますから、日本株と比べるとそこまで影響が大きい話ではないんですよ。



任天堂やグーグル株式分割を行う理由

それではなぜ任天堂やグーグルが株式分割を行うのでしょう。

任天堂の場合

まず、任天堂はこちらの理由となっています。

1株当たりの株価を引き下げ、投資家層の拡大を図る狙い。任天堂にはかねて株式分割を要望する個人投資家らの声が多かった。オンラインで記者会見した古川俊太郎社長は「株式市況や株価の水準を総合的に勘案した」と説明した。

出典:京都新聞 任天堂が31年ぶりの株式分割へ 今年10月1日、1株を10株に

任天堂はゲームメーカーでファンも多いですから、長期保有する株主も多いと思われますからね。

逆に自分がその会社の株を持ってれば応援したくなるというのもあるでしょうし、そういう点でも賢明な判断かもしれません。

アルファベット(グーグル)の場合

グーグルは公式には以下のように任天堂と同じ理由を語っています。

 ルース・ポラット最高財務責任者(CFO)は「分割の理由は当社の株式にアクセスしやすくすることだ。そうすることが理にかなうと考えた」と電話会議で語った。

出典:Bloomberg グーグル親会社、株式分割で個人投資家呼び込みへ-ダウ採用にも道

グーグルはもう一つ可能性が言われています。

それはダウへの採用の話です。

 もう一つの動機は、ダウ工業株30種平均に採用される道を開くことかもしれない。同指数は構成銘柄の株価の単純平均指数。これがアルファベットやアマゾンといった株価が4桁の銘柄を組み入れる障壁となっていたとジョーンズトレーディングのチーフ市場ストラテジスト、マイケル・オルーク氏は指摘する。ダウ平均は構成銘柄の株式時価総額ではなく株価の単純平均をベースにする古いやり方であるため、アルファベットの分割前の株価では大き過ぎて、他の構成銘柄を圧倒することなく組み入れることは難しい状況だった。

出典:Bloomberg グーグル親会社、株式分割で個人投資家呼び込みへ-ダウ採用にも道

アルファベット(グーグル)は世界的に有数の企業ですが、アメリカを代表する30社の株式指標のNYダウには採用されていません。

それはダウ平均の計算方法に原因があると言われています。

ダウ平均はダウ・ジョーンズ社がアメリカ市場に上場している代表的な30銘柄を選び、その株価の平均値に特殊な修正を加えて算出します。

基本的に株価の平均で計算をしますから、株価が高いアルファベットを採用してしまうと指数への影響が大きくなりすぎるんですよ。

分割してその影響を小さくできるならNYダウに採用される可能性が高まるということです。

もし、NYダウに採用されればNYダウを対象としたインデックスファンドが同社株を買うことになりますので株価にはプラス要素ですね。




まとめ

今回は「任天堂やグーグルが株式分割。株式分割とはなにか?なぜ行われるのか、株価への影響などを解説」と題して株式分割についてみてきました。

任天堂やグーグルの株が買いたいと思っていた方は買いやすくなってありがたい話ですね。

短期売買の方は分割の権利取り前に買うというのもありな戦略かもしれませんね。

しばらく両社の株価は注目ですね。

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