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新築住宅にホームインスペクター(住宅診断士)は必要か?

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注文住宅のオプションはかなり割高。施主支給する場合と比較してみた。

多くの方は一生に一度の大きな買い物となる家。

失敗したくはありませんよね。

そこで最近良く話にでてくるのがホームインスペクター(住宅診断士)です。

簡単に言えば引き渡し前にハウスメーカーじゃない第三者にちゃんと確認してもらって欠陥住宅を避けようということ。

今回は新築住宅にホームインスペクター(住宅診断士)は必要なのかについて考えてみたいと思います。

目次

ホームインスペクター(住宅診断士)とはなにか

まずは今回の話の前提となるホームインスペクター(住宅診断士)について見ていきましょう。

ホームインスペクション(住宅診断)とは

ホームインスペクション(住宅診断)とは簡単に言えば第三者的な立場から住宅の不具合や改修スべき箇所などをアドバイスをする業務です。

日本ではあまりメジャーではありませんが、アメリカの州によっては取引全体の70〜90%の割合でホームインスペクションが行われているそうです。

日本でも欠陥住宅が話題になり少しずつ利用者が増えてます。

すでに日本でも中古住宅の15.2%(FRK調査)が実施しているそう。

ホームインスペクター(住宅診断士)という資格があるが・・・

まず、前提として知っておきたいのがJSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)という資格があるということ。

私は中小企業診断士(国家試験)の資格をもっていますので、なんだか親近感がわく資格ですね笑

ただし、このJSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)という資格は、国家資格ではなくNPO法人日本ホームインスペクターズ協会が付与しているものとなります。

そのため、ホームインスペクション(住宅診断)をするのに資格が必要というわけでもないのです。

JSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)の難易度

ではJSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)の資格の難易度はどれくらいなのでしょうか。

まず受験資格は以下の通り。

年齢、学歴、取得資格を問いません ホームインスペクションについて学びたい人であればどなたでも受験できます。
勝手なイメージで1級建築士の方や1級建築施工管理技士の方が受ける資格だと思ってたので意外でした。
JSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)の方を検索できるサイトもありますが、むしろ1級建築士や1級建築施工管理技士を持っている方の方が稀です。
試験内容は50問の4択式試験となっており出題範囲は以下の通り

【建築分野概ね15問】
【診断分野概ね25問】
【不動産分野概ね5問】
【倫理分野概ね5問】

総合得点が合格点以上、かつ分野別得点が基準点以上の場合に合格となるとこと。
合格点が表記されていないのでおそらく合格率で調整しているのでしょう。
2018年のデータしか見つかりませんでしたが、合格点は35点、282名の方々が合格とこと。(合格率31.9%)とのこと。
過去問題を見る限り、家を作るためにちょっと勉強した程度の私でも解答できる問題がちょくちょくあったんですよ。
ですから難易度はそこまで高いという感じではなさそうです。
2020年だけ過去問題がみつかりましたので貼っておきましょう。

大手ハウスメーカーで建てるのにホームインスペクターは必要か?

それでは大手ハウスメーカーで建てるのに新築住宅にホームインスペクター(住宅診断士)は必要なのでしょうか?

個人的な見解としては以下です。

ホームインスペクション(住宅診断)はした方がよいが・・

まず、ホームインスペクション(住宅診断)はした方が良いと考えます。

大手ハウスメーカーでも欠陥住宅は定期的に発生していますし、個人でそれを見分けるのはなかなか難しいからです。

施主もなかなか現場にもいけませんしね。

うちの場合も絶賛建築中ですが、現場責任者(1級建築施工管理技士)が現場に来たのは1ヶ月で2回のみです。

あとは現場任せ。。。(連絡は取っているとは思いますが)

どうやら大手ハウスメーカーでは現場責任者の方はかなり多くの案件を同時に担当しているようなんですよ。

そりゃあ現場担当者によっては欠陥も起こりえるよね・・・って感じがしましたね。

たしかに私が今作っている大手ハウスメーカーではマニュアルはかなりしっかりしているようですし、ミスが起こらないような工夫もされているのは感じています。

さらに定期的にチェックする体制は整えているとのことですが、検査時間も短く少々不安は残る体制でした。

ちなみに個人的にもこどもみらいの件や金額が白紙の書類に実印を押させようとしたりした件で、契約した大手ハウスメーカーそのものに不安と不信感を感じていましたので、ホームインスペクション(住宅診断)をかなり真剣に検討したのです。

ホームインスペクターのレベルは人により差が激しそう

しかし、JSHI公認ホームインスペクター(住宅診断士)のレベルはおそらく人により差が激しいと考えられます。

前述のように資格を受けるための受験資格もなく1級建築士や1級建築施工管理技士のような専門的な資格も必要ないですし、問題も勉強した程度の私でも答えられるレベルの問題もあったからです。

ですから優秀な方と素人に毛が生えたような方に分かれてしまう可能性が高そうなんですよ。

大手ハウスメーカーの優秀な設計士や建築施工管理技士ではない、第三者に見てもらいたくてホームインスペクション(住宅診断)をお願いするのにそれは少し怖いかな・・・と。

中には無知で現場を混乱させるだけの人もいるとか・・・

しかし、どの人がそういう経験をもっており優秀なのかはこちら側で判断がつきにくいのです。

個人的には最低限1級建築士か1級建築施工管理技士は持っててほしいな・・と

また、机上だけでなく現場も知っててほしいんのですが、地方ではそもそも該当者がかなり少なく・・・

資格を持っていてもその人のホームインスペクション(住宅診断)の実績がよくわからない人ばかりで。。。。

自分で勉強するのもあり

自分で勉強するのもありでしょう。

私はそうしました。

まず、試験を受けることはしませんが、合格レベルの知識くらいはつけておく。

前述のように資格合格レベルならそこまで難しくなさそうです。

その上で定期的に見学に行って写真等の証拠を残しておくことにしました。

自分が知識をつけておくのが一番確実かな・・・ってのが結論でした。

結局、施工不良等のトラブルはなかったのですが笑

まとめ

今回は「新築住宅にホームインスペクター(住宅診断士)は必要か?」と題してホームインスペクター(住宅診断士)について考えてみました。

ハウスメーカー側に相談するとそんなの要りませんよって言われますが、精神衛生上もある程度第三者の視点があったほうがよい業界な気がしますね。

後悔のないようにいろいろなハウスメーカーの話を聞くことをおすすめします。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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