新しく家を建てる方で太陽光発電を付けられる方は多いかと思います。
私も知らなかったのですが、太陽光発電の売電(余った電気を売ること)のスタートは結構時間が掛かるんですよ。
今回は私の事例も踏まえて新築の太陽光発電の売電はいつからスタートするのかというのを解説したいと思います。
申請から約6ヶ月後に売電開始
先に結論からお話しておくとうちの場合は申し込みから売電開始まで約6ヶ月掛かっています。
引き渡し日からみると約2ヶ月とちょっと後となります。
かなり時間が掛かるんですよ。
詳しく見ていきましょう。
一般的な売電開始までの流れ
一般の新築の太陽光発電の売電の流れは以下の通りとなります。(10kW以上の場合は別の流れとなるようです)
- 接続契約申し込み(ハウスメーカー)
- 接続(電力会社)
- 「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」認定申請(ハウスメーカー)
- 審査・認定(国)
- 事業計画認定通知書提出(ハウスメーカー)
- 手続き、売電開始(電力会社)
うちの場合は接続契約申し込みは1月、3の接続は3月、4の認定申請は4月に行われていたようです。
しかし、その後の4の国へ事業計画認定がかなり時間が掛かっていたようです。
国から認定通知書が来ないと電力会社は動けないですからね・・・
そして7月になってようやく売電開始の連絡が来ました(ハウスメーカーに連絡)
すでに売電ができていると思っていた
ちなみに私は売電が引き渡し時からできていると思っていました笑
HEMS(ホーム エネルギー マネジメント システム)という家庭で使うエネルギーを節約するための管理システムでは太陽光で発電した電気量と買った電気量、売電の電気量が見えるようになっており、売電で数字が上がっていたのでてっきり売電されているかと・・・
しかし、まだその時点では売電できる仕組みにはなっているのですが、電力会社との契約ができていないので、ただで電力会社に電気をあげていただけという笑
電気代の請求書に売電のことがなんも書いてなかったので問い合わせてようやく売電がまだ始まってないことを知るという・・・
ハウスメーカーの説明不足が大きかったですね。
自家消費を増やす
それを知って以降は無駄な売電をなくすためにいくつかの策を講じました。
まず、エコキュートなど(オール電化の人がお湯を沸かす機械)の設定を変えました。
一般的にエコキュートの設定は電気料金が安くなる深夜に湧きあげるように設定してあります。(沸かしておいていつでも使えるように貯めておくイメージ)
それを昼間沸かすように設定したんですよ。
これでかなり電気使用料を減らし、売電を減らすことができました。
また、蓄電池も基本的には電気料金が安くなる深夜に充電するように設定してありましたが、それをエコキュートと同様に昼間に充電する方式に変えています。
これで太陽光で発電した部分で蓄電池も充電をすることができるようになります。(売電量は減りますが、電気消費量も減ります)
蓄電池に貯まった電気で太陽光の発電がない夜は利用できますので買電も減らすことができます。
また、極力昼間の太陽光が発電している時間にドラム式洗濯機の稼働やエアコンをガンガンにかけて部屋を部屋しておくようにしました。
これでだいぶ太陽光で発電した電気の自家消費が増えて、売電が減ったと思います。
なお、これらは深夜電力よりも、売電価格の方が安い契約の場合は普段から有効な方法となります。
うちも売電価格が2023年度の基準価格は10kW未満の方で16円/1kW(10年間)しかありませんので売電が始まってからも継続ですね。
ちなみに震災後から始まった買取制度のスタート時2012年度は基準価格は10kW未満の方で42円/1kW(10年間)でしたから3分の1近くになっていますね。
少しでも早く売電を開始するには
少しでも早く売電するにはどうすればよいのでしょう?
施主側でできることはハウスメーカーに「接続契約申し込み」と「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」認定申請を早くしてもらうということしかありません。
時間が一番かかるのは国の認定部分です。
ここは催促しても無駄とのことで待つしかないんですよ。
ですから少しでも早く認定の順番に並ぶ。
それしか対策しようがないですね。
うちの場合は申し込みから売電開始まで約6ヶ月でした。
家の建築スタートから引き渡しまでもそれくらい掛かるケースが多いと思いますので、早めに手続スタートさえしてくれれば引き渡しに間に合うことも不可能では無いようです。
実際、ネットで見てると引渡し時から売電開始している方もお見えですしね。
うちも施主側が用意しなければならない印鑑証明等の必要書類は11月に提出していましたが、ハウスメーカーが接続契約申し込みをしたのは1月下旬。
電力会社側の接続は3月中旬に終了していたのに、ハウスメーカーが「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」認定申請をしたのは4月上旬でした。
もし、そのどちらかの手続きをハウスメーカーがもう少し早くしてくれてば引き渡しに間に合った可能性もありそう。(制度上可能かどうかはわかりませんが。。。)
ハウスメーカーは忙しいのかその手の手続きを後回しにしてしまうケースが結構多いんですよ。
2022年にあったこどもみらい住宅支援という制度でもハウスメーカーによって手続きが遅れたために間に合わなかった方が結構いたそうです。
手続き関連も施主側がハウスメーカーをちゃんとやっているか確認する必要がありますね。
まとめ
今回は「新築の太陽光発電の売電はいつからスタート?うちは引き渡し後約2ヶ月」と題して太陽光発電の売電スタート時期についてみてきました。
かなり時間がかかりますので早めに動いてもらえるようにお尻を叩きましょうね笑
そのあたりの手続きも含めて家を建てる際には大手ハウスメーカー、ローコスト住宅の工務店を含めて広く比較して決めるのがおすすめですね。
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