予想もしていなかったかなり大きなニュースが流れてきました。
マネックス証券がNTTドコモと資本業務提携するというのです。
2024年からの新しいNISAに向けて各社の競争が激化していますが、マネックス証券は大きな武器を手に入れる事になりそうです。
今回はこのニュースを見ていきましょう。
マネックス証券とNTTドコモと資本業務提携の概要
それでは今回のニュースを詳しく見ていきましょう。
マネックス証券はNTTドコモの子会社に
まず、マネックス証券はマネックスグループの子会社でしたがNTTドコモの子会社に変わります。
まだ具体的な詳細はでていないようですが、IRには以下のような書き方がされています。
マネックス証券の連結会計上の親会社は NTTドコモに変わりますが、マネックスグループもマネックス証券株式の約 51%を間接的に保有し続けます。親会社の変更後もマネックス証券の社名は変わらず、現在の代表取締役社長である清明 祐子が引き続き社長を務め
出典:マネックス証券 NTT ドコモ・マネックスグループ・マネックス証券の三社による 資本業務提携契約を締結
つまり、マネックス証券の親会社は連結会計上はNTTドコモに変わるけど、マネックスグループも間接的に株を51%保有して影響力はかなり残すってことになるようです。
社名や社長もそのままとのこと。
個人的にはこの方法はかなり歪なので方針の違いで揉めそうであまり賛成しません。
私も前職でNTTやNTTドコモの役員連中と関わったことがありますが、良くも悪くも浮世離れしたお殿様なんですよね・・・
比較的新しいマネックスグループとうまくいくのかなという心配もあります。
資本業務提携実施日
なお、資本業務提携は2023 年 10 月 4 日(水)に締結していますが、実施日は
すでに合意している業務提携の内容
業務提携の内容は今後協議するとのことですが、以下の点では合意しているとのこと。
dポイント経済圏へ
d 払いアプリを通じて、初心者向け資産形成サービスを提供します。使いやすい UI/UX を ベースに、投資初心者を中心としたユーザーニーズを踏まえ、パーソナライズされた情 報・商品を継続的に提供することで、着実な資産形成をサポートいたします。 また、d ポイント・d 払い・d カード・d アカウント等の NTT ドコモのサービスとマネックス証券のサービスの連携を強化し、d ポイントでの特典設計として取引・残高や口座開設に応じたポイント還元や、d 払いを通じた入出金や積立、d カードによる積立もできるよう検討してまいります。
出典:マネックス証券 NTT ドコモ・マネックスグループ・マネックス証券の三社による 資本業務提携契約を締結
マネックスカードを発行するアプラスの親会社の新生銀行がSBIグループの傘下にはいったことで、マネックスカードがかなり微妙な立場になっていました。
それでdカード、d払い、d ポイント経済圏に移行するってことでしょうね。
個人的にはドコモは使っていませんし、dカードも持っていませんので、新たに作るだけの魅力を感じない限りマネックス証券とは離れることになりそう・・・
それでも今回の業務提携最大のメリットはこの点となりそうですね。
auマネ活プランに対抗も?
ちなみにすでにauとauカブコム証券では「auマネ活プラン」という証券や銀行との連携を強化した携帯電話の料金プランを作っていますが、それに対抗するという感じもあるのでしょうね。
auマネ活プランについて詳しくはこちらを御覧ください。
これでドコモはマネックス証券、auはauカブコム証券、楽天モバイルは楽天証券と各社が証券と携帯電話会社を保有する形になりますね。
ソフトバンクはPayPay証券がありますが、他と比べるとかなり見劣りしますのがちょっと気になります・・・
ネット証券最大手のSBI証券は今の時点では携帯電話会社との連携がありませんが、どう対抗していくのか注目です。
NTTドコモの顧客へ販促?
NTT ドコモが保有している 9,600万会員のデータとマネックス証券がこれまで培ってきた データを、必要に応じてお客さまの同意を得た上で掛け合わせ、お客さまのニーズを可視 化しパーソナライズ化されたコミュニケーションを実現すべく、金融 CRM(Customer Relationship Management)を協働して推進します。
投資がはじめての方からなじみのある方まで、お客様の投資知識・金融リテラシーの向上 を目的としたさまざまな教育コンテンツの提供やセミナーを実施いたします。
出典:マネックス証券 NTT ドコモ・マネックスグループ・マネックス証券の三社による 資本業務提携契約を締結
なんだかんだ言ってもNTTドコモはかなりの顧客を持っています。
その顧客に営業をかけるということでしょう。
AIやSTO
・AI を活用し、お客さまそれぞれの投資に関するお悩みの解決に向けたサポートを実施しま す。
・社会の流れとともに変容するさまざまなニーズに対応すべく、先進的な金融商品の開発・ 販売を検討します
出典:マネックス証券 NTT ドコモ・マネックスグループ・マネックス証券の三社による 資本業務提携契約を締結
AIやSTOなどにも力を入れるようです。
まとめ
今回は「マネックス証券がNTTドコモと資本業務提携。auマネ活プランに対抗??」と題してマネックス証券がNTTドコモと資本業務提携をしたという話をみてきました。
今の時点では新しいNISAの金融機関として、お得度で少し見劣りしていたマネックス証券
今回のドコモとの資本業務提携でマネックス証券がお得になると新しいNISAの戦いもさらに激化しそうです。
マネックス証券はなによりもマネックスカードで投資信託を購入すると最大1.1%のポイントが付くのが大きなメリットですね。毎月の積立投資をするだけでポイントまで貯まっていきます。
私はすでに新しいNISAはSBI証券にする予定で動いちゃっていますが笑
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