ここ数年、改悪が続いている楽天経済圏。
そのメインツールといってもよい楽天カードもどんどん改悪がでてきます。
今回は楽天カードの改悪された内容についてみていきましょう。
携帯電話、保険料、NHKへの支払時のポイントが改悪
特定のご利用先における楽天カード利用獲得ポイントの進呈ルールが一部変更となりました。
変更となる支払先
具体的には以下の支払い先です。
・携帯電話ご利用料金(電話料金合算払いも含む)
・NHK放送受信料
変更となるポイント
変更となるのは以下の通り。
【保険料・携帯電話ご利用料金】
■変更前
100円ご利用につき1ポイント
■変更後
200円ご利用につき1ポイント
■変更前
100円ご利用につき1ポイント
■変更後
500円ご利用につき1ポイント
改悪時期
改悪時期は以下の通り。
※楽天カードのご利用明細に記載のご利用日が8月1日以降のものが対象となります。
対象クレジットカード
なお、楽天カードにはいくつか種類があります。
過去の改悪だと上位グレードは改悪にならなかったものもありました。
しかし、今回の改悪はすべての楽天カード共通の話となります。
楽天改悪の歴史
ちなみにここ2年〜3年の間の楽天は改悪がかなり多くなっています。
数年間でこれだけの改悪とは並べてみると恐ろしいです。
- 2021年4月:楽天ゴールドカードの改悪
- 2021年6月:楽天カードの公共料金ポイント大幅ダウン
- 2021年8月:楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイント
- 2022年2月:楽天銀行+freeeのデータ連携終了
- 2022年4月:楽天ポイント付与の対象金額が税抜に変更
- 2022年4月:楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイント
- 2022年4月:楽天銀行+楽天証券のマネーブリッジ普通預金の金利
- 2022年7月:楽天SPUの条件変更
- 2022年7月:楽天銀行+楽天カード SPU月間獲得上限ポイント数
- 2022年7月:楽天モバイルが0円維持不可に
- 2022年8月:お誕生日ポイント廃止に
- 2022年9月:楽天カードでの投信積立が0.2%還元に
- 2023年1月:Amazon.co.jpでの楽天カード(Mastercard)のご利用分のポイントが5分の1
- 2023年2月:楽天SPUの上限が全会員一律
- 2023年6月:楽天Payポイント付与対象外店舗拡大
- 2023年11月:月の合計から1回100円ごとに
- 2023年12月:楽天プレミアムカードのポイント付与引き下げ
- 2024年4月:海外事務手数料引き下げ
ただし、改善されたものもあります。
トータルで見るとマイナス部分が大きいですけどね。
ちなみにこれら改悪は簡単に言えば楽天モバイルでかなりお金が出ていっているのが大きいと思われます。
決算を見る限り、すぐにどうこうなるレベルではありませんが、身の丈にあっていない投資を続けており、あまり良い状況とは言えないということ。
社債の返済なども多く、1月に楽天モバイル債の発行、4月13日には楽天銀行が上場、5月には楽天グループのPOと立て続けに資金調達と見られる動きが多かった楽天グループ。
さらに、楽天証券の上場を計画しているなど資金調達をかなりがんばっています。
楽天モバイルでかなり資金流出が続いており、社債の返済予定も含めてキャッシュフローを見ても結構キツめの状況なんですよ。
詳しくはこちらの記事でまとめておりますので合わせて御覧ください。
まとめ
今回は「楽天カードが再び改悪。メインのクレジットカードと使うには魅力が乏しい?」と題して楽天カードの改悪についてみてきました。
現在の状況では楽天カードをメインで使うのはちょっと厳しい感じですね。
メインで使っている方はほかへの乗り換えも検討する時期に来ているのかもしれません。
個人的にも楽天市場での買い物はほとんどしなくなっていますし、楽天カードの利用頻度はどんどん減っていますね。。。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。