またまた、楽天経済圏で改悪が発表されました。
今度は楽天カードと楽天SPUの改悪となります。
今回はこの件を解説していきましょう。
楽天カードの改悪
それではまずは楽天カードの改悪について見ていきましょう。
簡単に言えば楽天ポイントの計算タイミングを変えるということです。
これにより地味ですが付与ポイントが減る可能性が高いんですよ。
月の合計から1回ごとに100円につき1ポイント付与へ
具体的には以下のように変更となります。
↓
1回のカードショッピングの利用金額に対して100円につき1ポイント
変更日
なお、変更日は以下となります。
楽天SPUの改悪
次は楽天SPUの改悪です。
楽天市場アプリの+0.5%が終了
こちらは簡単な仕組みです。
楽天サービスの利用状況に応じて楽天市場のポイントが増える楽天SPU(スーパーポイントアッププログラム)の対象が一つ減るというものです。
具体的には「楽天市場アプリでお買い物するとポイント+0.5倍」という条件が終了するというもの。
ですから単純に+0.5倍の付与ポイントが減るってことですね。
楽天SPUの中でも簡単に達成できる条件だったので非常に残念です。
変更日
なお、変更日は以下となります。
楽天改悪の歴史
ちなみにここ2年〜3年の間の楽天は改悪がかなり多くなっています。
数年間でこれだけの改悪とは並べてみると恐ろしいです。
- 2021年4月:楽天ゴールドカードの改悪
- 2021年6月:楽天カードの公共料金ポイント大幅ダウン
- 2021年8月:楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイント
- 2022年2月:楽天銀行+freeeのデータ連携終了
- 2022年4月:楽天ポイント付与の対象金額が税抜に変更
- 2022年4月:楽天銀行+楽天証券のハッピープログラムの付与ポイント
- 2022年4月:楽天銀行+楽天証券のマネーブリッジ普通預金の金利
- 2022年7月:楽天SPUの条件変更
- 2022年7月:楽天銀行+楽天カード SPU月間獲得上限ポイント数
- 2022年7月:楽天モバイルが0円維持不可に
- 2022年8月:お誕生日ポイント廃止に
- 2022年9月:楽天カードでの投信積立が0.2%還元に
- 2023年1月:Amazon.co.jpでの楽天カード(Mastercard)のご利用分のポイントが5分の1
- 2023年2月:楽天SPUの上限が全会員一律
- 2023年6月:楽天Payポイント付与対象外店舗拡大
かなり多くのものが改悪されていますね。
ただし、改善されたものもあります。
なお、楽天ギフトカードが楽天キャッシュになったことや楽天キャッシュの投信積立が可能になったことはメリットばかりではありません。
ちなみにこれら改悪は簡単に言えば楽天モバイルでかなりお金が出ていっているのが大きいと思われます。
決算を見る限り、すぐにどうこうなるレベルではありませんが、身の丈にあっていない投資を続けており、あまり良い状況とは言えないということ。
社債の返済なども多く、1月に楽天モバイル債の発行、4月13日には楽天銀行が上場、5月には楽天グループのPOと立て続けに資金調達と見られる動きが多かった楽天グループ。
さらに、楽天証券の上場を計画しているなど資金調達をかなりがんばっています。
楽天モバイルでかなり資金流出が続いており、社債の返済予定も含めてキャッシュフローを見ても結構キツめの状況なんですよ。
詳しくはこちらの記事でまとめておりますので合わせて御覧ください。
まとめ
今回は「 楽天カード、楽天SPUが再び地味に改悪。改悪の歴史とともに解説」と題して楽天カードと楽天SPUの改悪をご紹介しました。
ここ数年改悪が続いている楽天。
楽天モバイルが原因とも言われていますが、このまま改悪を続けて客離れが進めば本業の方もピンチになる気がしなおでもありませんね・・・
今後もこの流れが続く可能性はありそうですし、新しいNISAは楽天証券を使うのをやめようと個人的には考えています。
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