毎月恒例となりましたのが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の7月までの加入者状況が国民年金基金によって発表されましたのでご紹介したいと思います。
5月くらいからちょっと鈍化傾向が見えますね。
そろそろ一巡した感じでしょうか?
また、8月にも100万人突破見込みのため100万人突破ロゴもできていますのでご紹介したいと思います。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の7月までの加入者推移
7月の加入者の伸びはどうだったのでしょうか?順番に見ていきましょう。
(出所:国民年金基金イデコWEBページ)
平成30年7月時点の加入者は
第一号加入者が131,258人(うち当月新規加入者数3,587人)
第二号加入者817,178人(うち当月新規加入者数29,006人)うち共済組合員190,573人(うち当月新規加入者数7,828人)
第三号加入者が28,516人(うち当月新規加入者数1,305人)
となっています。
トータルでは976,952人(うち当月新規加入者数33,898人)
と今月も全体で33,898人の新規加入者がありました。
5月は加入者数が低迷してましたが6月、7月と盛り返してきましたね。
しかし昨年と比べると少し少なめです。
昨年からサラリーマンや公務員が加入できるようになったイデコですが、加入者が一巡したんでしょうね。
それでも累計では97万人を突破してこの調子で行けば8月中にも100万人を達成する見込みですね。
また、面白いのが元々加入ができた第一号加入者も大きく増えていることです。
おそらく第二号加入者の門戸が大きく開いたことで知名度があがり、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を知ったかたも多いのかもしれませんね。
また、公務員の加入割合が多いのは相変わらずな感じですね。
毎月月初に国民年金基金連合会が個人型確定拠出年金(iDeCo)加入者の推移を発表しています。このサイトでも詳細にお伝えしていますのでご覧になった方も見えると思います。最新は下記の記事です。[sitecard subtit[…]
登録事業者数も353,733事業所とこちらもすこしずつですが増加していますね。
先日、イデハラについて書きましたがここに入っている事業所は問題ないところってことです。
イデハラがなくなればもっと加入者が増えるでしょう。
総務、人事、経理の担当者の方はお願いですから個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の知識をつけてください。
先日、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を勧めておいた友人から連絡がありました。会社の総務担当に話をしたら個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の加入をやめてくれっていってきたとのこと。詳しく話を聞いてみるとこう言わ[…]
ちなみに第一号加入者は自営業の方、第二号加入者は会社員の方、共済組合員は公務員の方、第三号加入者は専業主婦の方です。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)加入者100万人突破記念ロゴ
8月にも100万人突破する計算であるため100万人突破記念のロゴも発表されています。
このロゴの作成は必要なのか・・・経費の無駄なんじゃ?って気もかなりします。国民年金基金はこういった無駄な行為が多すぎる感は否めないですね。
こういうのがなければ手数料をもっと安くできるはずなんですが・・・
詳しくは下記の記事を御覧ください。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の手数料は大きく分けて3つの機関に支払います。一つは運営管理機関と言われるイデコの窓口となる金融機関に対しての手数料。もう一つは事務委託先金融機関といわれる「資産管理サービス信託銀行」[…]
それは置いといてとりあえず100万人突破はめでたいことです。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)掛金額分布
加入者状況と合わせて加入者の掛金額の分布及び平均も発表されていましたので合わせてご紹介します。
(出典:国民年金基金イデコWEBページ)
こちらは先月までとそれほど変わっていませんね。
自営業者である第一号平均がすこし増えて第2号と第3号が少し減った感じです。
第一号加入者は2つの山がある感じですね。
1つは65000円超えのおそらく満額もしくは67000円加入者の方です。
第一号加入者の内20%くらいがこちらとなっています。。
逆に15000円〜10000円の方も22%くらい
10000円〜5000円の方も25%くらいと合わせて半分近くがここに分布されています。
かなり両極端な結果となっています。
おそらく国民年金基金と両方掛けている方もいるようですのでそのあたりもあるかもしれませんね。
個人的には国民年金基金はオススメできかねる商品なんですがね・・・・
第二号加入者は加入できる満額を掛けている方が多いようです。
10000円〜15000円までと20000円から25000円が飛び抜けて多くなっています。
第三号加入者の方も第三号加入者が加入できる最高である20000円〜が7割近くを占めていますね。
第三号加入者は節税にはあまりならない部分もあるので加入する際は少しご注意ください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)はかなりお得な制度ですので加入者がすごい勢いで伸びています。また、いろんなところで話題になっていますので飛びついて加入する人も多いでしょう。しかし、ちょっと冷静になってください。実はi[…]
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)と同じ枠で選択をすることになる制度として国民年金基金という制度があります。そう。優香がCMしているアレです。個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)をやってらっしゃる方は国民年金基金連[…]
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)掛金の平均
掛金の平均は
第一号 27,439円
第二号 14,315円
企業年金ありの場合は10,638円(上限2万3千円)
企業年金なしの場合は16,216円(上限2万円or上限1万2千円)
共済組合員の場合は11,074円(上限1万2千円)
第三号 15,821円(上限2万3千円)
となっています。
全体平均だと16,127円となっています。
少し落ちてきましたね。
これは上限の低い第2号の加入者が増えた影響が大きいと思われます。
まあ、12000円しか掛けれない方も多いですのでこんなもんでしょうか。
こちらはすこし平均が減ってきている感じですね。
1号(自営業者)の平均は上がっていますが、2号(サラリーマンなど)が減っている感じですね。
全体が下がっているのは特に掛金が少ない方(第二号)の加入が増えていることも大きいと思われます。
あとは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)がある程度興味ある人達の加入はおわり、噂を聞きつけて加入する人が増えていることも大きいかもしれません。
ちょっと試しに少額から加入しておこうかってな感じです。
投資経験ない方ならそれも一つの方法かもしれませんね。
まとめ
今回は7月の個人型確定拠出年金(iDeCo)の加入者推移及び掛金額を見てきました。
まだまだ認知ができていないと思われるイデコですが加入者増は続いていますね。
8月中には加入者100万人超えしそうな感じですね。
100万人突破すればまた違う世界が見えてきそうな感じもあります。
また、つみたてNISAの加入者数が3月までで50万人(イデコと重複が多そうですが)ですから積立投資をする方がどんどん増えているのはたしかです。
先日、金融庁がつみたてNISA、NISA、職場つみたてNISAの現状についての統計データなどを発表しました。今回はこの統計データの内容を詳しく見ていきたいと思います。ちなみにiDeCoの統計情報や、投資信託の統計情報と比べる[…]
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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