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【40代のiDeCoは遅い、は嘘】「最後の追い風」を逃すな

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【40代のiDeCoは遅い、は嘘】「最後の追い風」を逃すな

「iDeCoは20代、30代のうちに始めないと意味がない」

そんな言葉を、どこかで目にしたことはありませんか。

複利は時間が長いほど効く。だから40代はもう手遅れ。

確かに、算数だけ見ればその通りです。

だからこそ、あなたは今、少し焦りや諦めを感じているのかもしれません。

でも、待ってください。

その「常識」は、2026年の制度改正で完全に塗り替えられました。

結論から言えば、40代は「遅い」どころか、人生で最も賢くiDeCoを使える年代です。

なぜそう言い切れるのか。

この記事で、その根拠と具体的な始め方を最後までお伝えします。

なお、iDeCoってなんだ?って方はこちらの記事からご覧いただくのをお勧めします。

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目次

「40代は遅い」という呪いの正体

そもそも、なぜ「iDeCoは早く始めないと損」と言われるのでしょうか。

理由は1つ、複利効果です。

たとえば毎月2万円を年3%で運用した場合、運用期間が30年と20年では、最終的な資産額に大きな差が生まれます。

20代で始めた人と40代で始めた人を「運用益の総額」だけで比べれば、たしかに後者は不利に見えます。

しかし、ここに大きな見落としがあります。

iDeCoの本当の威力は、運用益の非課税だけではありません。

むしろ主役は、掛金が全額所得控除になるという「入口の節税」のほうなのです。

そして、この入口の節税が最も効くのは、20代でも30代でもなく、収入がピークに達する40代以降なのです。

考えてみてください。

所得控除による節税額は、あなたの所得税率と住民税率を掛け合わせて決まります。

年収300万円の20代と、年収700万円の40代では、同じ金額を拠出しても戻ってくる税金がまるで違います。

所得が高いほど、iDeCoのリターンは大きくなる。これが見過ごされてきた事実です。

つまり「40代は遅い」という言説は、iDeCoを「ただの長期投資の箱」としか見ていない人の発想なのです。

iDeCoは投資である前に、強力な節税制度である。

この視点に立った瞬間、40代という年齢は弱点から武器へと変わります。

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40代は「最後の追い風」を受けられる最初の世代

ここからが、この記事で一番お伝えしたいことです。

2026年、iDeCoは大きな制度改正を迎えます。

これが40代にとって、とてつもない追い風になります。

改正1:拠出限度額の引き上げ(2026年12月分から)

これまで会社員のiDeCo掛金上限は、企業年金の有無によって月1.2万円〜2.3万円とバラバラでした。

これが2026年12月分(2027年1月引落分)から、大きく変わります。

区分改正前改正後
第1号被保険者(自営業など)月6.8万円月7.5万円
第2号被保険者(会社員・公務員)月2.3万円など月6.2万円(企業年金と合算)

出所:厚生労働省「2025年の制度改正」をもとに作成

会社員の上限が、企業年金がある場合も含めて月6.2万円に一本化・引き上げられるのです。

これは劇的な変化です。掛金を増やせるということは、所得控除で取り戻せる税金もそれだけ増えるということ。

収入がピークの40代にとって、これほど都合のいい改正はありません。

改正2:加入可能年齢が70歳未満まで延長

そして、もう1つ。

これまで原則65歳までだった加入可能年齢が、条件付きで70歳未満まで引き上げられます。

40代で始めれば、運用できる期間は20年どころか、25年以上にもなり得ます。

「40代だと運用期間が短い」という前提そのものが、改正によって崩れたのです。

ここで気づいてほしいのです。

掛金上限が上がり、運用期間も延びる。

この2つの追い風を、人生で最初にフルに受けられる世代こそが、今の40代なのです。

20代の人は限度額の恩恵を受けるまで時間がかかりますし、すでに60代の人は運用期間を活かしきれません。

所得が高く、改正の恩恵を今まさに受けられる。

40代は、いわば「制度のスイートスポット」に立っているのです。

「遅すぎた」のではありません。

「ちょうどいいタイミングに居合わせた」のです。

2つの限界

とはいえ、「とにかく今すぐ満額やりましょう」とは言いません。

良いことばかり並べる記事を、私は信用しないからです。

40代がiDeCoを始める前に、必ず知っておくべき注意点が2つあります。

60歳まで引き出せない

iDeCoの掛金は、原則60歳まで1円も引き出せません。

これは強制的な老後資金の確保という意味では長所ですが、40代はまだ教育費や住宅ローンが重くのしかかる時期でもあります。

生活防衛資金(生活費の半年〜1年分)を確保せず、目先の節税に釣られて拠出額を上げすぎると、いざという時に身動きが取れなくなります。

引き出せないお金だからこそ、無理のない金額から始めることが鉄則です。

退職金がある人を直撃する「10年ルール」

ここは40代の会社員にとって、最重要の注意点です。

2026年1月以降にiDeCoの一時金を受け取る場合、いわゆる「10年ルール」が適用されるようになりました。

簡単に言えば、iDeCoを一時金で受け取り、その後10年以内に会社の退職金を受け取ると、退職所得控除が重複して使えず、税金が想定より増えてしまう可能性があるのです。

「iDeCoは節税になる」とだけ覚えていると、出口でこの落とし穴にはまります。

会社の退職金が見込まれる方は、入口だけでなく「いつ、どうやって受け取るか」という出口戦略まで含めて設計する必要があります。

節税は、入口・運用・出口の3つがそろって初めて完成するのです。

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iDeCoとNISAはどちらを優先すべきか

40代でよくある悩みが、iDeCoとNISAの優先順位です。

私は、次のように考えるのがわかりやすいと思います。

制度向いているお金
NISA途中で使う可能性があるお金、自由度を残したいお金
iDeCo60歳以降まで使わない老後資金

40代は、まだ教育費や住宅関連費が発生しやすい年代です。

そのため、老後資金だからといって全額をiDeCoに入れるのは危険です。

iDeCoは税制優遇が大きい一方、流動性が低い制度です。

つまり、iDeCoは「老後資金専用の金庫」です。

NISAは「自由度の高い資産形成口座」です。

この違いを無視して、節税効果だけでiDeCoを満額にすると、手元資金が足りなくなったときに困ります。

おすすめの順番はこうです。

  1. 生活防衛資金を確保する
  2. 近い将来使うお金を預金で分ける
  3. NISAで自由度のある長期投資を行う
  4. 60歳まで使わないお金をiDeCoに回す

ただし、自営業者や退職金が少ない方、会社の企業年金が薄い方は、iDeCoの優先度が高くなります。

会社員で退職金が厚い方は、iDeCoの受取時課税も含めて考える必要があります。

私は昨今の株高でiDeCoの残高が受取時の退職金控除を超えてしまっており、iDeCoの掛け金を減らしていますね。

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40代のiDeCo、掛金はいくらが正解か

では、具体的に掛金はいくらにすべきでしょうか。

ここで安心してほしいのは、iDeCoは満額である必要はまったくないということです。

掛金は月5,000円から1,000円単位で設定でき、年1回変更も可能です。

40代の現実的な目安として、考え方の優先順位はこうです。

まず、生活防衛資金を確保する。

次に、企業の財形や住宅ローンの返済計画と矛盾しない範囲を見極める。

その上で残った余力を、iDeCoとNISAに振り分けます。

住宅ローン控除で所得税・住民税がすでにほぼゼロになっている人は、入口の節税メリットが薄いため、いつでも引き出せるNISAを優先したほうが合理的なケースもあります。

逆に、所得税率が20%以上で、当面使う予定のない余裕資金があるなら、iDeCoの拠出額を引き上げる価値は十分にあります。

あなたの「税率」と「引き出せないことへの許容度」。この2つで掛金は決まります。

まとめるとこんな感じです。

家計状況掛金の考え方
生活防衛資金が少ないまず現預金を優先。iDeCoは月5,000円から
教育費のピークが近い満額にこだわらず、続けられる額にする
住宅ローン控除で税負担が少ないNISA優先も検討
退職金が少ない、自営業iDeCoの優先度は高い
所得が高く、余裕資金がある上限活用の検討価値あり

40代は、老後資金だけを見てはいけません。

40代におすすめのポートフォリオと銘柄の考え方

掛金が決まったら、次は中身です。

「40代 ポートフォリオ」で検索する方が本当に知りたいのは、結局どの銘柄をどんな比率で持てばいいのか、ということでしょう。

基本方針:40代はまだ「攻め」でいい

加入可能年齢が70歳未満まで延びた今、40代の運用期間は20年以上あります。

これだけの長期なら、リーマンショック級の暴落を経験しても回復を待つ時間があります。

だからこそ、基本は株式中心で問題ありません。

私が最もシンプルで再現性が高いと考えるのは、全世界株式インデックス1本という選択です。

これ1本で世界中の株式に分散投資ができ、自分で比率を調整する手間もいりません。「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」に代表される、信託報酬が最安値水準のインデックスファンドが各社で買えます。

値動きが不安なら、バランス型という選択肢

とはいえ、株式100%の値動きに耐えられない方もいるでしょう。

その場合は、株式と債券をあらかじめ混ぜたバランス型ファンドも有力です。

たとえば「日興-DCインデックスバランス(株式60)」のような商品は、株式6割・債券4割といった配分を自動で維持してくれます。

年齢が上がるにつれて、株式比率の低いタイプ(株式40、株式20など)へスイッチングしていく方法も、リスクを徐々に落とす王道のやり方です。

避けたいもの:元本確保型と高コスト商品

一方で、私が個人的におすすめしないのが、定期預金などの元本確保型だけで運用することです。

せっかく20年以上の運用期間と非課税メリットがあるのに、ほとんど増えない商品で固めてしまうのは、制度の長所を自ら捨てるようなものです。

同様に、信託報酬の高いアクティブファンドも、長期では複利でコストが効いてくるため慎重に選びたいところです。

ターゲットイヤー型ファンドのように、満期に向けて自動でリスクを下げてくれる商品は便利ですが、信託報酬がやや高めな傾向があります。

手間を惜しまないなら、低コストのインデックスファンドを自分でスイッチングしていくほうが、長い目で見れば有利になりやすいでしょう。

避けたいもの:流行の商品に飛びつく

iDeCoにもAI、半導体、FANG系、NASDAQ100など、魅力的なテーマはたくさんあります。

しかし、老後資金の中心にするには値動きが大きくなりがちです。

使うなら、全体の一部にとどめる方が無難です。

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40代から始める具体的な手順

40代でiDeCoを始めるなら、次の順番で進めるのがおすすめです。

手順1:勤務先の年金制度を確認する

会社員や公務員の方は、まず勤務先の企業年金制度を確認してください。

企業型DCがあるのか。DBがあるのか。マッチング拠出ができるのか。iDeCoの上限はいくらなのか。

ここを確認しないまま進めると、思っていた掛金が出せないことがあります。

手順2:生活防衛資金を確認する

最低でも生活費の6か月分程度は、普通預金などすぐ使える形で持っておきたいところです。

教育費や車の買い替え、住宅修繕費など、10年以内に使う予定のあるお金もiDeCoには向きません。

手順3:掛金を決める

最初から満額にこだわらなくて構いません。

迷うなら、月5,000円から1万円で始めるのもありです。慣れてから増やせばよいのです。

40代のiDeCoは、始めることより続けることの方が大事です。

手順4:金融機関を選ぶ

金融機関選びでは、次の点を見ます。

・運営管理手数料が低いか
・低コストのインデックスファンドがあるか
・全世界株式、米国株式、バランス型など選択肢があるか
・商品ラインナップの入れ替え情報が確認しやすいか
・サイトやアプリが使いやすいか

iDeCoは一度始めると長い付き合いになります。キャンペーンよりも、商品ラインナップと手数料、実績を重視しましょう。

手順5:ポートフォリオを決める

迷ったら、まずは次のどれかで十分です。

・積極型:全世界株式インデックス
・標準型:バランス型

これで始めて、年1回だけ見直す。

それくらいで十分です。

投資でよくある失敗は、考えすぎて何も始めないことです。

40代のiDeCoは、完璧な銘柄選びより、制度の中に老後資金を置くこと自体に価値があります。

まとめ:あなたは「手遅れ」ではなく「適齢期」にいる

最後に、もう一度だけお伝えします。

40代のiDeCoは遅くありません。

むしろ、所得のピークと制度改正の追い風が重なる、人生で最も合理的なタイミングです。

掛金上限の引き上げ、加入可能年齢の延長。この2つの恩恵を最初にフルで受けられるのが、今の40代です。

ただし、目先の節税だけを見てはいけません。

引き出せないという制約と、退職金との出口戦略。この2つを押さえてこそ、iDeCoは本当の味方になります。

私がこのブログを通じてずっとお伝えしてきたのは、「お金の知識は、知っているかどうかで人生の自由度が変わる」ということです。

制度は、知って使った人だけが得をするようにできています。

手遅れだと思って何もしなかった1年と、適齢期だと気づいて動き出した1年。10年後、20年後にその差は決定的になります。

申込みから加入完了までは1〜2ヶ月かかることもあります。思い立った今が、いちばん早いタイミングです。

まずは、ご自身の節税額がいくらになるか、各証券会社のシミュレーションで確かめてみてください。

数字を見れば、きっと一歩を踏み出したくなるはずです。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの3社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券の3択の中から決めます。

(※私が加入しているのはSBI証券です)

この3つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。

また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。

順番に見ていきましょう。

SBI証券

まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式といった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。

さらに2026年10月16日からSBI NASDAQ100インデックス・ファンド、iFreeNEXT FANG+インデックスなど新たな商品も追加されます。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

SBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」

マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。

マネックス証券 iDeCo

松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

こちらも有力候補の一つですね。

さらに2024年8月1日(木)より投資信託の保有でポイントが貯まるようになり、現在の条件なら本命といっても良いでしょう。

松井証券のiDeCo

総合して考えるとこの3つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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この記事を書いた人

豊かに生きていく上で必須なのがお金の知識です。
しかし、日本では「お金」が汚いものという認識が根強く、あまり勉強されてきませんでした。そのため今後は老後破産が増えてしまうなんて話もありますね。
そんな世の中を少しでも変えたいという強い信念を元に「お金に生きる」を立ち上げました。
投資歴15年以上、社会保険労務士、中小企業診断士、簿記1級、1級販売士、ファイナンシャルプランナー2級、年金アドバイザー3級持ちの私が「お金」についてどこよりもわかりやすくお伝えることを目指していきます。
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