会社の大きさ(規模)を測る方法

会社の大きさ(規模)はどこで判断するのか?

先日、あるお偉い方が以下のようなことをおっしゃっていました。

セブンイレブンのような大きな会社が失敗(7Pay)するんだから、ソフトバンクなんかが上手く行くわけないだろ。PayPayなんて今だけだよ。

この発言を聞いた時、かなり違和感を感じたのです。

それはセブンイレブンよりもソフトバンクの方が大きい会社じゃね?ってことです。

そこで実際にこの2社のどちらが大きいのか調べましたので記事にしてみます。

結論からいえばソフトバンクの方がかなり大きい会社なんですよ。

また、会社の大きさを測る方法をご紹介しましょう。

7Pay撤退の話はこちらの記事をご覧ください。

関連記事

セブン&アイ・ホールディングスグループが鳴り物入りではじめた同社のスマホ決済の「7Pay(セブンペイ)」7月1日からサービス開始したものの、不正が相次いだこともあり、9月末で終了するとの発表がありました。不正の被害額[…]

7Payの撤退戦略がすばらしい

7PayとPayPayの会社概要

まずは7PayとPayPayの概要について確認しておきましょう。


PayPay

PayPayの株主はソフトバンクグループ、ソフトバンク(携帯電話)、ヤフー(比率は未発表)です。

ヤフーもソフトバンクグループです。

ですからPayPayはソフトバンクグループの会社ってことですね。

よく中国の会社だと勘違いしている方がいますが、違うんですよ。

名前が中国ぽいのとQR決済はこれまたソフトバンクが筆頭株主のアリババのアリペイなど中国で普及していますからの勘違いだと思われます。

設立は2018年6月15日です。

まだできて1年くらいの会社なんですよ。

PayPayの決算はこちらをご覧ください。

関連記事

キャッシュレス決済の覇権を巡っての争いがどんどん加熱しています。ゆうちょペイ、セブンペイ、ファミペイと参入企業もどんどん増えて札束での殴り合いがすごいです。10月からは消費税増税に伴う政府主導のキャッシュバックキャンペーンも[…]

PAYPAY決算内容

7Pay

7Payの株主はセブンイレブンの親会社のセブン&アイ・ホールディングス(出資比率40%)と株式会社セブン・フィナンシャルサービス(出資比率30%)、株式会社セブン銀行(出資比率30%)となっています。

セブン・フィナンシャルサービスの株主はセブン&アイ・ホールディングスのみ

セブン銀行の株主はセブン&アイ・ホールディングスが38.04%、イトーヨーカドーが3.93%となっています。

つまり、7Payもセブン&アイ系列の会社と考えれば良いでしょう。

設立は2018年6月14日

なんとPayPayと1日違いという偶然・・・

会社の大きさを測る方法

会社の大きさを測る基準は正式に決まっているわけではありません。

売上、利益、総資産、資本金、従業員数など色々見るところがあります。

ですからどの基準で測るのかの正解はありません

しかし、近年は会社の大きさといえば時価総額で測られるケースが多くなっていますね。


時価総額

まずは一番一般的な会社の大きさを測る方法である時価総額から見ていきましょう。

時価総額とは株価に発行済み株式数を掛けたものです。

これでその会社の評価されている価値の大きさがわかります。

ですからこれで会社の大きさと考えるの妥当だといえます。

ただし、時価総額は株価と連動しますから上限が激しいのがデメリットかもしれません。

時価総額:ソフトバンク、セブン&アイ・ホールディングスで比較

2019年8月8日時点の時価総額は以下の通りとなります。

10,547,293百万円

3,313,520百万円

比較するとソフトバンクグループの方が約3倍くらい時価総額が大きくなっています

つまり、ソフトバンクグループの方が大きい企業ということです。

ちなみにソフトバンクグループは日本でトヨタ自動車に次ぐ2位の時価総額となっています。

一方、セブン&アイホールディングスは36位とソフトバンクグループと比較するとだいぶ下なんですよね。36位でもかなり大きい会社であることに間違いはないのですが・・・

ちなみに携帯電話のソフトバンクも時価総額7,142,421百万円と日本9位となっています。セブン&アイホールディングスはそちらと比較しても負けてしまっているんですよ。

売上高

次に売上高で比較して見ましょう。

それぞれ2019年3月期の連結売上になります

9,602,236百万円
6,791,215百万円

売上高で見てもソフトバンクの方が大きくなっています。

ただし、時価総額ほどの差はありませんけどね。

ちなみにソフトバンクグループの売上は日本で9位、セブン&アイホールディングスは18位となっています。

営業利益

次に本業の利益を指す営業利益で比較して見ましょう。

こちらもそれぞれ2019年3月期の連結データになります。

2,353,931百万円
411,596百万円
営業利益で見てもソフトバンクの勝ちです。5倍くらい大きくなっていますね。

ちなみにソフトバンクグループは日本でトヨタ自動車に次ぐ2位の営業利益となっています。

一方、セブン&アイホールディングスは19位とソフトバンクグループと比較するとだいぶ下なんですよね

当期利益

次に最終の利益を指す当期利益で比較して見ましょう。

こちらもそれぞれ2019年3月期の連結データになります。

1,411,199百万円
203,004百万円

当期利益で見てもソフトバンクの勝ちです。7倍くらい大きくなっていますね。

ちなみにソフトバンクグループは日本でトヨタ自動車に次ぐ2位の当期利益となっています。

一方、セブン&アイホールディングスは42位とソフトバンクグループと比較するとだいぶ下なんですよね。

総資産

最後は総資産での比較です。

こちらもそれぞれ2019年3月期の連結データになります。

5,775,045百万円
5,795,302百万円

総資産はセブン&アイホールディングスがかろうじて勝ちとなっています。

ただし、日本全体で見るとセブン&アイホールディングスは71位、ソフトバンクグループが74位とそこまで高くないんですよね。

ちなみに総資産ではトヨタも11位となっています。

1位は三菱UFJフィナンシャル・グループ、2位はゆうちょ銀行、3位はみずほ銀行と上位は全て金融機関となっています。

まとめ

今回は「会社の大きさ(規模)はどこで判断するのか?」と題して会社の大きさを見る方法をご紹介しました。

どの指標を見るかによって結果は違ってきますが、ソフトバンクとセブンの比較だと基本的にソフトバンクが大きい会社であるってことがわかっていただけたと思います。

話の発端となった

セブンイレブンのような大きな会社が失敗(7Pay)するんだから、ソフトバンクなんかが上手く行くわけないだろ。PayPayなんて今だけだよ。

という発言はかなり間違った発言ということがわかると思います。

セブンイレブンなんかは身近にかなりありますから、大きく感じてしまっているんでしょう。

先入観は怖いですね。

まあ、そもそもビジネスの成否は会社の大きさだけで決まるわけでもありませんから大きな会社が失敗したからなんだってところもあります。

なお、決算書の見方はこちらの記事をご覧ください。

関連記事

このサイトでも時折、めぼしいIPO銘柄については財務分析を行っています。財務分析は貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)とキャッシュフロー計算書(CF)の財務3表及びビジネスモデルの分析が中心です。財務分析が自分でできるよう[…]

損益計算書の見方
関連記事

このサイトでも時折、めぼしいIPO銘柄については財務分析を行っています。財務分析は貸借対照表(BS)と損益計算書(PL)とキャッシュフロー計算書(CF)の財務3表及びビジネスモデルの分析が中心に行うのが普通です。財務分析が自[…]

損益計算書の読み方
関連記事

このサイトではIPOの銘柄について毎回財務分析を行なっています。キャッシュ・フロー計算書は最強の決算書類読者様からキャッシュ・フロー計算書の見方についてご質問をいただきましたので今回はキャッシュフロー決算書の読み方を解説したいと思い[…]

キャッシュ・フロー計算書の読み方

キャッシュレス決済の本命はPayPay?

私は各社のキャッシュレス決済を使ってきました。

キャンペーンにもとりあえず乗っています。

そこで感じたのはPayPayの強さですね。

現状はPayPayが本命かな?って考えています。

アプリが何より使いやすいですし、ヤフーBBと同様にかなりの人員で販促かけているのも大きいでしょう。

早い段階でシェアを取ってしまったところがかなり有利になります。

ですからとりあえずまだ使ってない方はPayPayがおすすめ

PayPayをこれから始める方はこちらからダウンロードをどうぞ

iPhone:paypay_IOS
アンドロイド:paypay_android

ただし、利用できる店舗がそれぞれ違ったり、キャンペーンの内容によっては他がお得というケースもあります。ですから他のキャッシュレス決済も合わせて併用するのがおすすめかもしれません。

イオンカードのキャンペーンとかかなり強烈ですしね。

関連記事

10月から実施される政府主導のキャッシュレス消費者還元事業を前に各社の覇権を巡っての争いが激しさを増しています。ソフトバンクやヤフーのPayPay、LINEのLINEPay、ドコモのd払い、メルカリのメルペイなど各社が当たり前のよう[…]

イオンカードキャンペーン

まだ導入していない店舗は?

まだキャッシュレス決済を何を導入していない店舗も国がキャッシュレスでの5%還元を始めますので対応しておくべきでしょう。

PayPayは初期導入費無料、決済手数料無料、入金手数料無料です。

更に提携銀行利用の場合には売上が翌日入金となります。

ユーザー側から見てもアプリの使い勝手がかなり良いのがありがたいところですからおすすめですね。
【店舗開拓】PayPay

また、リクルートのAirペイはクレジットカードから電子マネー、QR決済まで幅広く対応できるのが魅力ですね。

カード・電マネ・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス

最後まで読んでいただきありがとうございました。

フェイスブックページ、ツイッターはじめました。

「シェア」、「いいね」、「フォロー」してくれるとうれしいです

会社の大きさ(規模)を測る方法
最新情報をチェックしよう!