しばらくダウがずっと高値を更新していましたし、日経平均も上がり続けてきましたのでちょっと一服してる感がありますね。
こんな時、特に投資がはじめての方は不安になってしまう方もおおいかもしれません。
また、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)やつみたてNISAは基本的に長期投資となります。
長期投資ですからその間にリーマンショックやライブドア・マネックス・ショック、石油ショックのような大きな下げ相場が来る可能性もあります。
このような状況下で個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)やつみたてNISAで投資していいる場合どうしたらよいのでしょうか?
下げ相場が来た時、長期投資の資産はどうすればよいか
今回はそんなことを考えてみたいと思います。
2つのやり方がある
大きく分ければ2つのやり方があると考えられます。
順番にみていきましょう。
リスクが低い資産へ移す
まず、考えられるのがリスクの低い資産へ移す事が考えられます。
たとえば個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ならば定期預金や債権、金などです。
また、つみたてNISAはいつでも辞められますから一旦売却して休むことも考えられますね。
定期預金はそこまで気にしなくてもよいでしょうが債権や金の場合には下記の記事にも書きましたが
株式との相関係数を意識するとよいでしょう。
たとえば債権といっても先進国債券や新興国債権だと結構株と連動してしまいます。
(為替の影響も大きい)
そのためそこまでのリスク回避とならないことも覚えておきましょう。
下げ相場が終わったら
そして下げ相場が終わったら株なりリスク資産へ戻すのです。
定期預金のままでは全然増えませんからね。
ただし・・・理屈はそれでよいのですが実際はそうも行かないのが相場なのです。
いつまで下げ相場なのかは誰もわからないということなのです。
ですからこのような方法を取る場合、この投資格言をしっかり胸に刻んでおいてください。
頭としっぽはくれてやれ
これは昔から相場の世界でよく言われる言葉で天井と底を取ろうと思っても無理ってことです。
ですから1番おいしいお腹とかだけ食べようよってことです。
下落相場のもうそろそろ底だろうというのは1番危険ですからお気をつけくださいね。
何もしない
もう一つの方法は何もしないということです。
いつもどうりそのまま積み立てていくって方法です。
個人的にはこれがオススメです。
なぜならば先程書いたようにいつまでが上げ相場でいつからが下げ相場なんてなかなかプロでも予想できません。
例えば下落相場だからとリスク資産から定期預金に移したらそこから上げ相場となってしまう可能性もあるのです。
だったらそのまま何もせずひたすら積み立てていくのも1つの方法なのです。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)やつみたてNISAは長期投資で分散投資をしているわけです。
もし、下落すれば安い値段でたくさん積み立てをできるわけですからナンピンと同じ効果が得られます。
こんな感じで考えるとわかりやすいかもしれません。
10000円を毎月積み立ててるとします。
上げているときは10000円で1口しか買えませんでした。
そこから相場が大きく崩れて半分になりました。
ってことは5000円で2口買えるようになります。
10000円の時期が5ヶ月、5000円の時期が5ヶ月続いたとします。
(ちょっと極端な例ですが)
ってことは10000円の時期は1口ずつですから5口で50000円買っています。
5000円の時期は2口ずつで10口で50000円分買っています。
合計15口100,000円投資をしたことになります。
ってことは1口当たり66,666円です
つまり50000円から反転して66666円以上になれば利益が出るようになるわけです。
通常の株式取引で「下手なナンピン、スカンピン」といってあまりいい言葉として使われませんが長期投資ではこのような効果が得られるのです。
ですからあえてわからないなら動かいないっての1つの方法なのです。
例えばリーマンショックでも大きく下がっていますが長期的で見ればちょっと下がった程度でまた上昇しているのです。
分散投資で長期投資ならではですね。
60歳近い人は気をつけて・・・
ただし、長期投資となれないもう少しで60歳となってしまう方は気をつけましょう。
下落相場と予想されるならばできるだけ早めにリスク低めの資産に動かすのをおすすめします。
まとめ
今回は下落相場になった場合の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)やつみたてNISAの立ち居振る舞い方をみてきました。
どちらにしても正解は後にしかわかりません。
自分が取れるリスクをしっかり考えた上でアセットアロケーションを組んでおけば下げ相場になっても怖くはないと思います。
(逆に安く買えてわくわくするかもしれません)
ぜひ自分にあったアセットアロケーション考えるところからはじめてみてくださいね。
アセットアロケーションの考え方は下記記事を御覧ください。
アセットアロケーションをどうするかで投資結果の9割が決まると現代ポートフォリオ理論では言われています。デイトレードやIPO投資などの短期的な投資の場合はそうでもないと思いますが、個人型確定拠出年金(iDeCo)やつみたてNISAは長[…]
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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