個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)やつみたてNISAは基本的に長期間に渡って定期的に積み立てを行う制度です。
(個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)なら60歳まで、つみたてNISAなら20年)
そのため掛けたのを忘れてそのまま放置をされる方も多いでしょう。
また、それを推奨されている方もみえます。
しかし、ほんとうにそれで良いのでしょうか?
iDeCo/つみたてNISAは加入後放置でよいの?
今回は個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)やつみたてNISAの加入後の話を見ていきたいと思います。
定期的なチェックが重要
個人的な意見を言わせていただくと毎日のチェックは必要ありませんが月1くらいはチェックをしたほうがよいと思われます。
その理由を見ていきましょう。
リバランスの重要性
個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)にしてもつみたてNISAにしてもあらかじめ資産配分(アセットアロケーション)を考える方がおおいでしょう。
しかし、そのまま積み立ててれば当初考えたアセットアロケーションとは少しずつずれてきてしまいます。
それぞれの資産の値上がり、値下がりによってアセットアロケーションが大きくブレてしまうのです。
たとえば先進国株式50%、国内株式50%というアセットアロケーションを組んだとしましょう。
それから先進国株式が大きく上げて国内株式が大きく下げたりすれば50%、50%ではなくなってしまいます。
これを修正することをリバランスというのです。
リバランスをしたほうが成績がよいとのデータもありますので、
当初想定していたアセットアロケーションとある程度のズレが生じた場合はリバランスをするとよいでしょう。
不正のログインのチェック
また、不正ログインのチェックが考えられます。
個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)もつみたてNISAも基本的にはIDとパスワードで加入者サイトに入ることができます。
もし、そのIDとパスワードが盗まれたり流出していれば・・・・
例えば個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)ならば勝手に配分を変えられたり売却されてたりする可能性があります。
(引き出しはできないですが・・・)
つみたてNISAならばこちらも勝手に売却したり、つみたて対象をかえられたりするいたずらをされる可能性があります。
これらのチェックのためにもある程度定期的に見ておく必要があります。
とくにIDやパスワードを他のサイトと同じにしているような場合にはそこから流出する可能性もあります。
できれば違うパスワードを設定されるのをおすすめします。
経済状況の大きな変化
また、大きな経済状況の変化が生じたときもチェックが必要です。
相場は基本的に行き過ぎてしまうのが常です。
相場の行き先が大きく変わったかな?ってときは長期投資といえどもそちらの方向にシフトしておく方が成績がよくなる可能性が高いでしょう。
私の場合は、週足をチェックして相場の大きな変化を捉えていたりします。
投資商品の変更もできる
個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)もつみたてNISAも投資する商品を変更は簡単にできます。
そのため、同じベンチマークのインデックスファンドで信託報酬がより安いものが出た場合などは思い切って乗り換えてしまうのも良いでしょう。
ただし、信託報酬だけでなく実質コストが重要ですからそちらを確認してくださいね。
とくにできたばかりのインデックスファンドは意外に信託報酬以外のコストが高く実は割高だったということもありえますので・・・、
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簡単に定期的なチェックをする方法
簡単に定期的なチェックをする方法としてオススメなのが家計簿ソフトをつかうことです。
私はマネーフォワードの家計簿ソフトを使っていますが、一覧で個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)の資産それぞれの金額、プラスマイナス、合計金額などが表示されます。
まだつみたてNISAははじまってませんのでどういう表示になるかはわかりませんが、
NISAと同じならば個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)と同じようにそれぞれで表示されます。
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まとめ
今回は個人型確定拠出年金(iDeCO/イデコ)やつみたてNISAに加入後のチェックが重要である話でした。
長い投資期間になりますので忘れてしまうくらいがちょうどよいという方も見えますが私は定期的なチェックをおすすめしますね。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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