複利や利率が重要なことにピンとこないならエクセルで計算してみよう

先日、某公的機関で講師をしてきました。

このサイトのテーマでもあるお金の話が中心です。(事業者向けですが)

その際にお金を借りるときや運用するときの利率の重要性についても熱弁したのですが、どうもピンときてない人が多かった印象を受けました。

そこで今回は簡単に利率や複利の重要性が分かる方法をご紹介します。

エクセルなどの表計算ソフトがあれば簡単にできるんですよ。

複利は人類最大の発明である。

利率の重要性と複利は切っても切り離せないほど密着した内容です。

まずは複利について解説していきます。

複利について20世紀最大の天才と言われ相対性理論で有名なアインシュタインが「人類最大の発明」「宇宙で最も偉大な力」と言っていたことも有名な話ですね。

多くのお金持ちの方はこの複利の力を借りてお金にお金を稼いでいるんですよ。

日本人は複利を理解していない人が多い・・・

実は日本人はアメリカの方と比べて複利の理解が乏しい方が多いというデータがあります。

下記は知るスポットが行った「金融リテラシー調査2019」の結果です。

パーセンテージは正答率を示しています。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

日本 アメリカ
複利 44% 75%
インフレ 55% 59%
住宅ローン 70% 75%
分散投資 47% 46%
債券価格 24% 28%
72の法則 42% 33%

出所:金融広報中央委員会「知るすぽっと」金融リテラシー調査2019より

アメリカの方で複利を理解している方は75%、日本人は44%とかなり大きな開きがあるます。

その他の項目でも72の法則と分散投資以外はアメリカのほうが上となっており、アメリカと比べて日本はだいぶ金融知識が薄いと言えるでしょう。

特に複利を理解していないがために、消費者金融等で高い利息の借り入れをしてしまう人が多くなっているとも言えるのです・・・・

2022年度から高校の家庭科で「資産形成」が加えられるそうですが、ぜひ複利についても講義してほしいものです。

なんなら私が教えますよ(笑)

私ならこんなカリキュラムにしますね。

複利とは

複利とは元本だけでなく利息に金利が付くことをいいます。

この部分はかなり恐ろしい結果を生むのです。

逆に元本にしか利息がつかないことを単利といいます。

なお、一般的な借り入れは複利です。

また、投資も基本的に複利です。

ちなみに私があまり配当性向が高い銘柄を好まないのは複利効果を活かしにくいからです。

複利の効果は絶大

それでは実際に複利の力を数字を使ってみてみましょう。

100万円を5%の利率で投資をした場合に複利で増えていった場合と単利で増えていった場合の差は以下のとおりです。

複利 単利
1年 1,050,000 1,050,000
2年 1,102,500 1,100,000 2,500
3年 1,157,625 1,150,000 7,625
4年 1,215,506 1,200,000 15,506
5年 1,276,282 1,250,000 26,282
6年 1,340,096 1,300,000 40,096
7年 1,406,100 1,350,000 56,100
8年 1,477,455 1,400,000 77,455
9年 1,551,328 1,450,000 101,328
10年 1,628,895 1,500,000 128,895

10年間で複利と単利で12万8千円もの差が生じるんですよ。(単位円。円未満は四捨五入)

とくに時間の経過とともに、受け取る金額が増えていくことがわかると思います。

つまり、時間が経過するにつれ、単利との差は広がっていくのです。

また、利率が上がればそれだけより複利効果を増えることになりますので利率と複利は切っても切れない関係なわけです。

複利の力について詳しくはこちらの記事を御覧ください。


複利をエクセルで計算する方法

複利の効果を体感するのにエクセルが最適です。

自分で簡単に利率や期間を調整できますからね。

私もかなり若い頃、1億円達成するためにどれだけの利率や期間が必要なのかをエクセルでシュミレーションしてましたね(笑)

FV関数を使う

まず、FV関数を使う方法です。

FVとはフューチャーバリューのことで将来価値を求めることができる関数です。

関数自体はちょっと複雑ですが、決まったフォーマットに当てはめるだけですから難しくはないと思います。

=FV(利率,期間,定期支払額,現在価値,支払期日)
上記の式に数字を入れていくだけなんですよ。
ちょっとわかりにくいと思いますので解説していきます。

利率

利率とは額面金額に対して受け取る利子の割合のことです。

例えば100万円で50,000円の利子を受け取るなら利率は5%です。

なお、似た言葉で利回りというものもあります。

こちらは投資金額に対しての収益の割合のことです。

投資で複利を求めるなら利回りと読み替えていただければOKです。

%で入力してください。

期間

期間はどれだけの期間で返済するのか、投資するのかです。

10年なら10と入力してください。

定期支払額

借り入れを途中で返済したり、投資金額を増やす場合はこちらに入力します。

返済ならマイナスで、増やすならプラスですね。

なお、なければ省略することも出来ます。

その場合は0が指定された形となります。

現在価値

現在価値は借り入れなら借り入れ額。

投資ならはじめに入れる金額を指します。

なお、投資元金ならマイナスで入力します

こちらもなければ省略することも出来ます。

支払期日

支払期日は払込が期首に行われるか期末に行われるかを指定します。

0もしくは省略すると期末。

0以外の値が入ると期首となります。

通常は期末で良いでしょう。

100万円を5%で10年運用する場合

例えば先ほども例でみてきた100万円を5%で10年運用する場合は以下となります。

=FV(5%,10,,-1000000)

答えは先程見てきたものと同じく

1,627.895

となっています。

なお、定期支払額はありませんので未入力、支払期日は期末ですので省略しています。

関数を使わず簡単な計算式でもできる

ちょっと関数が苦手って方は関数を使わなくても簡単な計算式でも計算可能です。

セルに元本の1,000,000(A1のセルとします)を入力。

隣のセルで=A1*1.05 と入力。

さらにその隣で=B1*1.05 と入力

それを10年分ドラックしてあげれば上記のFV関数を使ったときと同じ計算が可能です。

利率や期間を変えてシュミレーション

FV関数を使う方法でも関数を使わない方法でも利率や期間は自由に変えられます。

  • 利率を上げてみたら
  • 利率を下げてみたら
  • 期間を長くしてみたら
  • 期間を短くじてみたら

どのくらい金額が変わるのかは簡単にわかります。

このシュミレーションをやってみると利率や複利の重要性がわかっていただけると思います。

ぜひ試してみてくださいね。

ただし、このシュミレーションでは税金などは反映させていません

もうちょっと本格的にシュミレーションしたい方は税金部分も加味して見てください。

まとめ

今回は「複利や利率が重要なことにピンとこないならエクセルで計算してみよう」と題して複利効果を簡単にシュミレーションをするエクセルの使い方をご紹介しました。

簡単にできて利率や複利の重要性がわかりますのでぜひ試してみてくださいね。

また、エクセルを使わなくても何年で何倍になるかの計算は以下の方法で簡単にできます。

合わせて知っておきたいところですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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