先日、久々にそれなりに評判の高いIPOに当選しました。
それなりに評判が高い銘柄ですから初値売りするかどうか迷うところではあります。
最近、IPO銘柄の高騰が目立ちますしね。
そこで過去私が当選した銘柄は初値売りが正解だったのか?
そのまま持ちづづけるのが正解だったのか?を検証してみたいと思います。
あくまでも私が当選した銘柄ではありますがある程度の参考にはなるでしょう。
ちなみに今年は例年と比べて当選確率が低かったですね。※今年の抽選がすべて出揃いましたら2020年の当選銘柄、当選確率などを公開します。
2019年のIPO当選銘柄とその後の株価
それでは2019年の当選銘柄とその後の株価を見ていきましょう。
2019年のIPO当選銘柄(補欠含む)
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銘柄 | 抽選結果 | 最終結果 | 証券会社 |
エスコンジャパンリート投資法人 | 当選 | 辞退 | SBI証券 |
スマレジ | 当選 | 購入 | 大和証券 |
フレアス | 当選 | 購入 | SMBC日興証券 |
ステムリム | 補欠 | 辞退 | SBI証券 |
新日本製薬 | 補欠 | 繰り上げ当選 | みずほ証券 |
Chatwork | 補欠 | 繰り上げなし | 大和証券 |
BASE | 補欠 | 辞退 | SBI証券 |
セルソース | 補欠 | 繰り上げなし | みずほ証券 |
マクアケ | 補欠 | 繰り上げなし | 大和証券 |
JMDC | 当選 | 購入 | 野村證券 |
スペースマーケット | 補欠 | 繰り上げなし | 大和証券 |
※抽選に外れるとすべて補欠や次点となるSMBC日興証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券は除外。
現在の株価と初値
私が2019年に当選した銘柄のうちで実際に購入した「スマレジ」、「フレアス」、「JMDC」、補欠で繰り上げ当選した「新日本製薬」の現在の株価と初値を比較してみましょう。
参考までに当選を辞退した「エスコンジャパンリート投資法人」や補欠を辞退「BASE」も見ておきます。
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公開価格 | 初値 | 12/11時点株価 | 初値との差額 | |
スマレジ | 1,370円 | 3,225円 | 4,745円 | 1,520円 |
フレアス | 1,850円 | 4,045円 | 851円 | -3,194円 |
新日本製薬 | 1,470円 | 1,664円 | 2,858円 | 1,194円 |
JMDC | 2.950円 | 3,910円 | 5,040円(2分割) | 6,170円 |
エスコンジャパンリート投資法人 | 101,000円 | 97,200円 | 112,300円 | 15,100円 |
BASE | 1,300円 | 1,210円 | 9,070円 | 7,860円 |
購入した4銘柄中、3銘柄が初値より現在の株価が上回っています。
特にJMDCはかなり初値からみてっも6,170円の上昇とかなりすごいことになっていますね。
逆にフレアスは大きくマイナスとなっています。
公開価格も下回っていますね。
トータルでみればそのまま持っておいた方が利益が多かったということになります。初値で売ったお金で他の銘柄を買うという手もありますので単純比較はできませんが。。。
ついでに辞退したエスコンジャパンリート投資法人は初値こそ公開価格を下回っていますが、現在の価格は公開価格、初値とも超えてますね。
補欠を辞退したBASEなんて初値こそ公開価格を下回っていますが、現在の価格は初値の7倍です。1年でここまで化けているんですよ。
なお、2019年の当選銘柄の詳細はこちらの記事を御覧ください。
2018年のIPO当選銘柄とその後の株価
次に2018年の当選銘柄とその後の株価を見ていきましょう。
2018年のIPO当選銘柄
2018年は補欠の繰り上げがありませんでしたので純粋な当選銘柄のみご紹介します。
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銘柄 | 抽選結果 | 最終結果 | 証券会社 |
共和コーポレーション | 当選 | 購入 | 野村證券 |
メルカリ | 当選 | 購入 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
スプリックス | 当選 | 購入 | 野村證券 |
ソフトバンク | 当選 | 辞退 | SBI証券 |
現在の株価と初値
私が2018年に当選した銘柄のうちで実際に購入した「共和コーポレーション」、「メルカリ」、「スプリックス」の現在の株価と初値を比較してみましょう。ついでに辞退したソフトバンクの株価も見ておきましょう。
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公開価格 | 初値 | 12/11時点株価 | 初値との差額 | |
共和コーポレーション | 1,590円 | 2,511円 | 369円(2分割) | -1,773円 |
メルカリ | 3,000円 | 5,000円 | 4,345円 | -655円 |
スプリックス | 2,400円 | 2,587円 | 787円 | -1,800円 |
ソフトバンク | 1,500円 | 1,463円 | 1,330円 | -133円 |
なんと2018年のIPOは当選した3銘柄+辞退したソフトバンクとも初値を今の時点で下回っています。
特に共和コーポレーションやスプリックスはかなり大きなマイナスとなっていますね。
なお、2018年の当選銘柄の詳細はこちらの記事を御覧ください。
まとめ
今回は「IPOは「初値売り」、「そのまま持ちづづける」どちらが正解?過去の当選銘柄で検証してみた」と題してIPOの初値売りとそのまま持ちづづけるのを比較してみました。
あくまでもサンプルは私が当選した銘柄ですが、勝率は2年間で当選購入した7銘柄中3銘柄が初値より上、4銘柄が初値を下回っているという微妙な結果となりました。トータルすると+1,452円と持ち続けた方がプラスにはなっていますが、JMDCが大きくプラスになっているのが大きいですね。
やはり当然のことながら初値売りしたほうが良いのか、持ち続けた方が良いのかは銘柄によってきます。
例えば私は応募もまともにしてませんし、SBI証券で100株申込みで補欠分を辞退しているBASEは約1年で初値の7倍になっています。公開価格を初値が下回ってもこのようなことが起きるのがIPOなんです。
IPOは銘柄の選別がとても重要になってきますね。
IPO投資を始めるには・・・
IPO投資を始めるにはまず証券会社に口座を開く必要があります。
IPOの場合に抽選に参加できる証券会社がその銘柄によりバラバラですのでできれば複数の証券会社で口座を開いておきたいところですね。
特に主幹事と呼ばれる上場を取り仕切る証券会社は取扱の株数も多く当選確率がかなり高くなりますので主幹事となる証券会社の口座は開いておくのが無難です。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
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