先日、発表された楽天カードで公共料金や税金などを支払った場合のポイント改悪。
かなり大きな反響となっています。楽天カードの改悪の詳細はこちらの記事を御覧ください。
そこで今回は公共料金、税金などをクレジットカードで払った場合のポイントが各社のクレジットカードの状況がどうなっているのかを比較してみたいと思います。
なお、今回の数字は3月5日時点のものとなります。
楽天カードと同様に改悪される可能性もありますのでご注意ください。
楽天カード
まずは先日、改悪が発表された楽天カードから見ておきましょう。
日本で一番発行枚数が多いと言われるクレジットカードですね。
楽天カードは年会費永年無料でかつ還元率1%のカードとなっています。
今までは公共料金(電気、ガス、水道)、税金(国税、都道府県税など)、国民年金保険料などの支払いも
でした。
つまり還元率1%です。
6月1日から改悪
- 公共料金(電気、ガス、水道)
- 税金(国税、都道府県税など)
- 国民年金保険料
- Yahoo!公金支払い
については6月1日から以下に変更となります。
■変更後
500円ご利用につき1ポイント出典:楽天カード 「公共料金等の楽天カード利用獲得ポイントに関するご案内」より
なんと1%だった還元率が0.2%の付与となります。
後述する他のクレジットカードと比較してかなり条件が悪くなりますね。
リクルートカード
次はリクルートカードです。
リクルートカードは年会費永年無料でかつ還元率1.2%のカードとなっています。
つまり、今までの楽天カードと比較してもポイントが貯まるカードなのです。
公共料金や税金も当然対象となっていますし、還元率も変わりません。
ちなみにリクルートポイントはポイントに交換が可能です。
ポイントの使いみちに困るということはよほどないかと。
なお、リクルートカードのポイント対象外となっているのは以下のとおりです、
【ポイント加算対象とならない場合】
・年会費
・カード発行手数料
・ショッピングリボ払い手数料
・分割払い手数料
・キャッシング1回払い(国内・海外)ご利用分
・キャッシングリボご利用分
・カード再発行手数料
・遅延損害金
・電子マネーチャージご利用分出典:リクルートカード リクルートID規約 ポイント加算・利用条件一覧より
最近多くのクレジットカードが同様になってきましたが、電子マネーチャージは対象外ですからお気をつけください。
ヤフーカード
次は楽天のライバルヤフーのヤフーカードです。
yahooカードは年会費永年無料でかつ還元率1%のカードとなっています。
こちらは公共料金でポイントが貯まるというのを下記のように強調したページまであります。
出典:yahooカード 公共料金などをクレジットカードで支払う
公共料金や国民年金保険料などでもポイントが減らされることなく1%のポイントが貯まりますね。
また、税金も以下のように1%のポイントが貯まることを明記してありますね。
定期的に必ず支払いが生じる税金も、ヤフーカードで支払うとTポイントが100円につき1ポイントたまります
出典:yahooカード 税金をクレジットカードで支払う
yahooカードは貯まるポイントが利用しやすいTポイントであることも嬉しいところ。
dカード
最近急激にシェアを伸ばしているとい言われるドコモのdカードはどうでしょう?
dカードも年会費永年無料でかつ還元率1%のカードとなっています。
こちらは公共料金でポイントが貯まるというのを下記のように強調したページまであります。
出典:dカード WEBサイトより
1%還元ですね。
税金については明記されていませんが、後述するdカードポイントサービスに関するご注意事項に記載がありませんので他の支払いと同様にポイントが貯まると思われます。
国民年金保険料はポイント付与対象外
ただし、dカードは「dカードポイントサービスに関するご注意事項」に国民年金保険料についてはポイント対象外と明記されていますのでご注意ください。
出典:dカード dカードポイントサービスに関するご注意事項より
特に2年前払いで利用すると大きな金額となるでしょうからお気をつけください。
使うクレジットカードの変更は日本年金機構の年金事務所で書類をもらってきて提出すればできます。
au Payカード
こちらも最近シェアを伸ばしていると言われるauのauPayカードです。
こちらも年会費永年無料でかつ還元率1%のカードとなっています。
毎月の支払額に応じて1%Pontaポイントが貯まる!公共料金の支払いはau PAY カードでまとめてお支払いがオススメ♪
出典:au payカード 公共料金の支払い
と公共料金も1%の還元となっていますね。
また、auでんきならPontaポイントが最大5%が貯まります。
なお、税金及び国民年金保険料については触れられていませんでした・・・(対象外とも明記されていませんのでおそらく対象だと思われますが)
au経済圏に入るならありな選択肢でしょう。
Visa LINE Payクレジットカード
公共料金、税金については還元対象の上限が50,000円までとなっていますが、還元率が高い「Visa LINE Payクレジットカード」も候補となります。
「Visa LINE Payクレジットカード」は2021年4月30日までの1年間はサービス初年度特典として還元率が3%(LINEポイント付与)です。
2022年4月30日までは2%の還元となりますのでその間だけでも利用価値はあるでしょう。
上限が低いのだけが少し残念ですが。。
また、国民年金保険料は還元対象外なので注意が必要です。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
三井住友カード
最後は先日、SBI証券で投資信託等の購入ができるようになることを発表して話題となった三井住友カードです。
三井住友カードは種類がいくつかありますが、それにより付与ポイント、年会費等が異なります。
例えば、最近話題の三井住友カード(NL)は年会費永年無料でポイント付与は0.5%です。
また、年会費33,000円(税込)掛かりますが、毎年、前年100万円のご利用ごとに10,000ポイントプレゼント(最大40,000ポイント)されるのでよくクレジットカードを使う人からすると年会費実質無料以下の三井住友カード プラチナプリファードは付与率2.0%ですね。
ちなみにAmazonMasterCardも三井住友カードのクレジットカードですからルールは同じとなっています。AmazonMasterCardは年会費1,375円〜11,000円でAmazonでの購入が1.5%〜2.5%。それ以外1.0%の付与です。
三井住友カードも公共料金や税金は対象(還元率はクレジットカードの種類により異なる)となります。
国民年金保険料はポイント付与対象外
ただし、dカードと同じく国民年金保険料の支払いは対象外となります。
出典:三井住友カード ポイントの貯め方より
一例ってなってるので対象外が他にある可能性もあります。
利用する前に確認するのをおすすめします。
まとめ
今回は「公共料金、税金などをクレジットカードで払った場合のポイントを比較してみた」と題して各種クレジットカードの公共料金、税金の対応を比較してみました。
今回紹介した多くのクレジットカードは公共料金、税金でいまのところポイント付与のパーセンテージが違うということはないようです。(楽天カードに追随しないとよいですが・・・)
しかし、国民年金保険料はdカードや三井住友カードなどが対象外となっています。
2年前払いならかなり大きな金額となりますのでお気をつけください。
なお、今回他のクレジットカードも調査したのですが、公共料金、税金の対応が一切明記していない会社が多くありましたので載せていません。
明記していないのでおそらく対象なんだとは思いますが・・・
公共料金、税金、国民年金保険料をクレジットカードを使って支払う前には予めポイント対象なのかをクレジットカード会社に確認しておきたいですね。
現状の条件ならば還元率1.2%のリクルートカードがおすすめかな。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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