IPOは個人投資家への配分状況を見れば応募しても無駄な証券会社や狙い目が見えてくる

ここ最近の株式投資人気もあるのか、個人投資家のIPOの競争が激しくなっています。

最近IPOを始めた方にぜひ知ってほしいのが日本証券業協会の「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」です。

毎月個人投資家にどれだけ配分しているのかを発表しているんですよ。

これをみればどの証券会社が狙い目であるのかわかります。

また、IPOの応募してもかなり確率が悪い無駄な証券会社も見えてくるのです。

応募者数がわかりませんので当選確率まではわかりませんけどね。

私は一度もあたったことない証券会社がいくつかありますが、こちらのデータをみれば納得の結果なんですよ。

抽選に回った枚数がほとんどない証券会社もあるんです。

このデータをみるとネット上にあるIPOの当選報告の嘘もなんとなく見えてきますね・・・

今回は「新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況」で12月のIPOで最も?注目されたウェルスナビの配分を例に見てみます。

ウェルスナビの実際の配分状況を確認してみた

12月のIPOで配分も多く大きな話題となったウェルスナビの配分を例にみてみましょう。

ちなみに私が2020年に当選した数少ない銘柄となります。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券で当選、SBI証券、大和証券で補欠(繰り上げなし)でしたね。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

SBI証券の配分

ウェルスナビの主幹事はSBI証券でした。

個人投資家への配分総数は35,566単元とかなり多かったですね。

そのうち、抽選で配分されたのは8,653単元

抽選によらない配分は26,913単元でした。

24%くらいが抽選に回っていたということですね。

ただし、SBI証券は他と違って資金比例抽選となります。

たくさん申し込んでいる方の当選確率があがる形ですね。

そのため、資金が少ない一般の個人投資家にはちょっと厳しいルールとなっています。

最近は銘柄によっては億単位で申し込んでもなかなか当たらないくらいインフレを起こしています。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1.9単元でした。

つまり、当選した方は複数枚配分の方が多かったようですね

私も補欠当選(繰り上げなし)でしたが、300株でした。

大和証券の配分

ウェルスナビの大和証券の個人投資家への配分総数は18,585単元でした。

そのうち、規約に基づく抽選で配分されたのは2,037単元

それ以外の抽選配分も2,037単元でした。(チャンス当選分かと)

つまり、4,074単元が抽選で当選していたということです。

抽選によらない配分は14,511単元でした。

21%くらいが抽選に回っていたということですね。

私もチャンス当選で補欠でしたが繰り上げなしでしたね。補欠何人いたとかも公表してほしいところです。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

抽選の方は1単元しか当たらない様になっているようですね。

ただし、抽選によらない場合は5.4単元が平均となっています。

上得意様にはかなり多くのIPOを配分しているのがわかります。

なお、大和証券のIPO抽選は4月からは一般の個人投資家にとってはちょっと厳しい改悪があります。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

みずほ証券の配分

ウェルスナビのみずほ証券の個人投資家への配分総数は2,987単元でした。

そのうち、抽選で配分されたのは309単元

抽選によらない配分は2,678単元でした。

こちらも10%くらいが抽選に回っていたということですね。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

抽選の方は1単元しか当たらない様になっているようですね。

ただし、抽選によらない場合は6.5単元が平均となっています。

みずほ証券も上得意様にはかなり多くのIPOを配分しているのがわかります。

三菱UFJモルガン・スタンレー証券の配分

次は三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。

私はこちらでウェルスナビで当選しました。

ウェルスナビの三菱UFJモルガン・スタンレー証券の個人投資家への配分総数は2,606単元でした。

そのうち、抽選で配分されたのは300単元

抽選によらない配分は2,306単元でした。

こちらも11%くらいが抽選に回っていたということですね。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

こちらも抽選の方は1単元しか当たらない様になっているようですね。

抽選によらない場合は2.5単元が平均となっています。

こちらはみずほ証券や大和証券と違って抽選によらない場合もそこまで多くの配分はしていないようですね。

広く配る感じなのでしょう。

野村證券の配分

次は対面証券会社最大の野村證券です。

ウェルスナビの野村證券の個人投資家への配分総数は779単元でした。

そのうち、抽選で配分されたのは103単元

抽選によらない配分は676単元でした。

こちらは13%くらいが抽選に回っていたということですね。

意外と多かったですね。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

こちらも抽選の方は1単元しか当たらない様になっているようですね。

抽選によらない場合は2.6単元が平均となっています。

こちらも枚数が少なかったこともあるのでしょうが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券と同じく一人に対してそこまで多くの配分はしていないようですね。

岡三証券の配分

次は岡三証券です。

ウェルスナビの岡三証券の個人投資家への配分総数は206単元でした。

そのうち、規約に基づく抽選で配分されたのは21単元

それ以外が185単元でした。(委託販売分)

こちらは10%くらいが抽選に回っていたということですね。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

1単元しか当たらない様になっているようですね。

それ以外の方も枚数が少ないこともあるのでしょう1単元となっています。

auカブコム証券

次はauカブコム証券です。

ウェルスナビのauカブコム証券の個人投資家への配分総数は103単元でした。

そのうち、抽選で配分されたのは103単元

抽選によらない配分はありません。

つまり、auカブコム証券は100%抽選に回しているということになります。

auカブコム証券は元の配分は少ないですが、野村證券と同数が個人投資家に抽選で配分されれていることになります。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

こちらも1単元しか当たらない様になっているようですね。

岡三オンライン証券の配分

次は岡三オンライン証券です。

ウェルスナビの岡三オンライン証券の個人投資家への配分総数は5単元でした。

そのうち、規約に基づく抽選で配分されたのは1単元。

それ以外の方法での抽選配分が4単元でした。(ステージ制での抽選)

すべて抽選に回っているということになります。

ちなみに岡三オンライン証券12月取り扱いのIPOは9銘柄ありますが、一番多いものでも抽選で配分(通常分)での当選は4単元となっています・・・

そもそもの枚数が少ないこともありますが、ステージを高くしておかないと当選はかなり厳しいものであるのがわかります。

岡三オンライン証券でのIPOは一度も当選したことありませんでしたが、この結果を見れば納得かもしれませんね。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

こちらも抽選の方は1単元しか当たらない様になっているようですね。

それ以外も1単元となっています。

CONNECTの配分

今回最も驚いたのがCONNECTです。

CONNECTは大和証券のスマホ証券ですが、かなり配分が多かったんですよ。

ウェルスナビのCONNECTの個人投資家への配分総数は429単元でした。

そのうち、規約に基づく抽選で配分されたのは305単元

それ以外の抽選が124単元となっています。

CONNECTは若者優遇措置などがありますからそれ以外の抽選はその部分だと思われます。

なんとみずほ証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券、野村證券、auカブコム証券等への配分よりも多い結果となっているんですよ。

当時はCONNECTはまだできて間もないですから口座数も多くありませんでした。

当選確率が高かったことも納得ですね。

当選者一人あたりの配分

なお、一人あたりの平均単元数は1単元でした。

こちらも1単元しか当たらない様になっているようですね。

まとめ

今回は「IPOは個人投資家への配分状況を見れば応募しても無駄な証券会社や狙い目が見えてくる」と題してウェルスナビの配分を例にIPOの各社の個人投資家への配分状況をみてきました。

意外な証券会社が狙い目だったり、応募する手間暇考えて費用対効果どうなの?という証券会社が見えてきますね。

なお、元資料はこちらから閲覧が可能です。

エクセルなのでご注意ください。

>>新規公開に際して行う株券の個人顧客への配分状況

なお、IPOを始めるなら解説しておきたい証券口座はこちらの記事を参考にしてみてください。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

「シェア」、「いいね」、「フォロー」してくれるとうれしいです

応募しても無駄なIPO
最新情報をチェックしよう!