2020年のIPO抽選が終了しました。
そこで今回は2020年のIPOに実際どれだけ当選できたのか。
また、実際に当選した銘柄、当選した証券会社、当選確率、どれだけ儲かったのか等を大公開していきます。
これからIPOを始めようと思っている方、どこ証券会社を開設すればよいのか迷っている方などの参考になれば幸いです。
ちなみに2019年、2018年はこちらの記事を御覧ください。
2020年IPO当選銘柄と証券会社
それでは2020年のIPO当選結果を見ていきましょう。
ちなみに応募はよほど目に見える地雷でない限り口座を持っている証券会社すべてから応募しています。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
銘柄 | 当選結果 | 最終結果 | 証券会社 |
カーブスホールディングス | 当選 | 購入 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
フォーラムエンジニアリング | 補欠当選 | 辞退 | SBI証券 |
ヴィス | 当選 | 辞退 | 大和証券 |
アディッシュ | 補欠当選 300株 | 繰り上げならず | SBI証券 |
MacbeePlanet | 補欠当選 300株 | 繰り上げならず | SBI証券 |
雪国まいたけ | 補欠当選 | 辞退 | SBI証券 |
ココペリ | 当選 | 購入 | 大和証券 |
ウェルスナビ | 当選 | 購入 | 三菱UFJモルガン・スタンレー証券 |
補欠当選 300株 | 繰り上げならず | SBI証券 | |
補欠当選 | 繰り上げならず | 大和証券 | |
交換できるくん | 補欠当選 200株 | 繰り上げならず | SBI証券 |
※補欠当選は抽選に外れるとすべて補欠や次点となるSMBC日興証券や三菱UFJモルガン・スタンレー証券は除外。
新型コロナ前とコロナ後では大きな違いが・・・
2020年は新型コロナでの暴落真っ只中はIPO銘柄も軒並み公開価格割れと厳しい状況でした。
そのため、当選、補欠確率がかなり高くなっています。
SBI証券の補欠当選も多くなっていますね。
また、多くの銘柄が上場延期となっています。
当初当選は4銘柄(1銘柄辞退)
2020年の当初当選銘柄は4銘柄(1銘柄辞退)でした。
2019年は4銘柄+補欠繰り上げ1銘柄、2018年4銘柄当選(1銘柄辞退)でしたから結果としては例年と同じくらいの当選確率となっています。
前半のカーブスホールディングスとヴィスは新型コロナでの暴落時の上場でしたから当選確率がかなり高くなっていたものと思われます。
ヴィスは前職で接点があった会社でしたし、買いたかったのですが新型コロナウィルスで暴落真っ只中というタイミングが悪すぎて辞退してしまいました・・・
ちなみに安易な辞退はその後に悪影響がある可能性もありますのでお気をつけください。
補欠当選は7。繰り上げなし
補欠となったのは7銘柄(のべ)。辞退が2銘柄で他は繰り上げなしでした。
ウェルスナビは1つの証券会社で当選、2つの証券会社で補欠となりましたが繰り上げなりませんでした。
ちなみにフォーラムエンジニアリングと雪国まいたけは100株だけSBIポイント狙いで申込み。補欠当選、辞退した銘柄となります。
ちなみにSBI証券のIPOポイント目当てに100株だけ応募して当選したり、補欠になった銘柄は初値がマイナススタートが多いんですよ。
当たりやすいってことはそういうことなのでしょうね
証券会社ごとのIPO抽選結果
証券会社ごとの当選数は以下のとおりです。
大和証券:当選2(辞退1)、補欠1(繰り上げならず1)
三菱UFJモルガン・スタンレー証券:当選2
他の証券会社はかすりもしていないということです・・・
枚数の多かったウェルスナビを除くと当選、補欠当選は主幹事ばかりです。
手間暇を考えると主幹事のところだけ応募しておけばOKかもしれませんね。
ちなみにマネックス証券や岡三証券、いちよし証券などはIPOに力を入れているようですが、応募も多いのか一度も当選したことがありません。
応募しても意味ないのでは・・・って思い始めています(笑)
なお、大和証券の当選は2銘柄ともチャンス当選(10倍)によるものです。
また、当選証券会社がバラバラなのはちょっと痛いですよね。
同じ証券会社ならばNISAで節税も可能ですがこれだけバラバラだと難しいものがあります。
SBI証券でIPOポイントがかなり貯まって今年は絶対当選できるぜ・・・って年はSBI証券でNISAが良いかも知れません(笑)
2020年のIPO当選確率
それではどれくらいの確率で当選するのかも考えて見ましょう。
2020年に新規上場した銘柄は94あります。(上場延期分を除く)
私はSBI証券のIPOポイントもありますのでそのほとんどに参加しました。そして当選は4銘柄です。つまり、銘柄ごとで考えれば当選確率は4/94でだいたい4%くらいですね。
2019年も5%くらいでしたからこんなもんでしょう。
また、銘柄にもよりますが、多くは複数の証券会社でエントリーをしていますので、証券会社を分母にすると当選確率はもっと下がります。
前述のように主幹事以外の当選確率はかなり低いですからね・・・
それこそ宝くじみたいな感覚で応募が正解でしょうね。
2020年IPOでの利益
それでは2020年のIPOでどれだけ利益が出たのかも見てみましょう。
私が2020年に当選した銘柄のうちに実際に購入したカーブスホールディングス、ココペリ、ウェルスナビを初値で売った場合の利益は以下のとおりです。
※初値ではあまり売りませんので実際とは違いますが、IPOでの利益をわかりやすくするために初値で計算します。
カーブスホールディングス
まずはカーブスホールディングスです。
こちらは新型コロナウィルスが騒がれはじめたころにBB。暴落時に上場するというタイミングの悪い銘柄となります。
しかもスポーツジムというクラスターが多く営業自粛していた業種・・・
そのため、かなり厳しい結果に。
公開価格750円で当選枚数が100枚です。
ですから購入価格75,000円となります。
そして初値が670円でした。
100枚だと67,000円となりました。
初値で売った場合、マイナス8,000円となります。
日本初のスピンオフ上場とかなり注目されていた銘柄だったのですが・・・上場のタイミングがほんと悪かったですね。
ココペリ
次はココペリです。
こちらは年末の上場ラッシュ時に当選した銘柄となります。
IPOに資金がかなり回っていますので良いタイミングでの上場銘柄となります。
公開価格1,600円で当選枚数が100枚です。
ですから購入価格160,000円となります。
そして初値が3,610円でした。
100枚だと361,000円となりました。
初値で売った場合、201,000円プラスとなります。
ちなみにココペリは初値がついたあとさらに高騰していますね。
ウェルスナビ
最後はウェルスナビです。
こちらもココペリとほぼ同じタイミングでの上場。
資金がIPOに集まっている良いタイミングでの上場となります。
公開価格1,150円で当選枚数が100枚です。
ですから購入価格115,000円となります。
そして初値が1,725円でした。
100枚だと172,500円となりました。
初値で売った場合、57,500円プラスとなります。
IPO当選購入の3銘柄の合計利益
私の2020年IPOによる利益は250,500円(売却手数料が多少掛かるのと所得税・住民税がかかります)です。
ちなみに2019年は520,400円でした。
今年はIPOの利益としては半分程度と少々厳しかったですね。
IPOで購入した銘柄がマイナスという失態もしてしまったのが残念です。(どうしようもない上場タイミングでしたが・・・)
ちなみにココペリとウェルスナビはまだ売却していません。
2社とも将来性をかっていますので、IPOは初値で売ってしまうよりもしばらくそのまま持ち続けるというのもありかなって思い始めています。
ただし、株式市場全体からちょっと不穏な雰囲気も最近感じますので、そんなこと言っててもすぐに売っちゃうかもしれませんが(笑)
まとめ
今回は「2020年どれだけIPOに当選したのか?当選銘柄、当選確率、利益等を大公開」と題して2020年のIPOについて見てきました。
IPO投資は手間暇は掛かりますが、それなりに利益が確保できていることがわかっていただけたと思います。また、IPO投資は銘柄さえ選別できればローリスク・ハイリターンですから投資が初めての方にもオススメですよ。
同じくIDeCoやつみたてNISAについてもリアルな数字を公開していますので参考にどうぞ。
IPO投資を始めるには・・・
IPO投資を始めるにはまず証券会社に口座を開く必要があります。
IPOの場合に抽選に参加できる証券会社がその銘柄によりバラバラですのでできれば複数の証券会社で口座を開いておきたいところですね。
特に今回の結果を見てもわかるように主幹事と呼ばれる上場を取り仕切る証券会社は取扱の株数も多く当選確率がかなり高くなります。
主幹事だけでも口座を作っておくと良いでしょう。
詳しくは下記の記事をご覧ください。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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