宝くじ(年末ジャンボ、サマージャンボ)は当選確率が異常に低く買わない方が良い

年末となると年末ジャンボ宝くじのCMの頻度がすごいですね。

夏はサマージャンボのCMがすごいです。

今年は10億円だとか・・・

すごいです。

夢がありますね。

宝くじは当選確率が異常に低い

しかし、実は年末ジャンボやサマージャンボ宝くじって買わない方がよい商品なんです。

今回はその話を見ていきましょう。

※加筆修正を加えました。

宝くじは期待値が低く、愚か者に課せられた税金

宝くじを買わないほうがよい理由それは割が悪いからです。

実は日本の宝くじは世界でもっとも割の悪いギャンブルと呼ばれていたりします(笑)

行動経済学などでは「愚か者に課せられた税金」と言われていたりもします。

今回の話を理解した上で税金を払うつもりで買うのならよいのでしょうが・・・。

それでは具体的に宝くじを買わないほうが良い理由を見ていきましょう。

宝くじを買わないほうがよい理由は期待値の低さにあります。

宝くじ1枚の収益の使われ方をみればそれは一目瞭然です。

下記は鳥取県が算出した1枚の宝くじの収益がどのように使われているかのグラフです。

宝くじのしくみ

出所:鳥取県総務部財務課「宝くじのしくみ23年度」

まず41.1%が税金、1%が社会貢献広報費、11.6%が印刷費や売りさばき手数料

そして残った46.3%が当たった方への当選金として使われるのです。

つまり宝くじの期待値は46.3となります。

これは今後も大きく変わることはないでしょう。

実は法律で50%以上還元しては駄目となっているのです。(キャリーオーバー除く)

初めから半分以上目減りする状況でギャンブルしているようなものなのです。

例えば宝くじに1万円ずつ何度も挑戦し続ければ最終的には1回辺り戻ってくる金額は平均4630円で落ち着くってことです。

買えば買うほど平均すればその数字に近づいていきます。

大数の法則ですね。

つまり、統計的に宝くじは買えば買うほど損をするということになります。

(もちろんほんの極一部に大儲けする人もいますけどね)

ちなみに他のギャンブル全般はこんな感じです。

(還元率から算出)

TOTO 49.6%
競艇 74.8%
競輪 75%
オートレース 74.8%
競馬 74.1%
パチンコ 85%(店による)

つまり、他のギャンブルもやればやるほどマイナスになる可能性が高いことがわかると思います。

宝くじよりもTOTOの方がマシってことがわかると思います。

また、ギャンブルのイメージが強い競馬やパチンコよりも宝くじは割に合わないのです。

宝くじの統計に騙されるな

宝くじの公式サイトには宝くじの高額当選者の統計データが載っています。

これによると「宝くじ当選者の約4割はA型」とか高額当選者のイニシャルで一番多いのが「K.M」や「M.K」だとか載っています。

コレ自体に嘘はないのですが、見せ方がどうかと思うのです。

日本人の人口割合もほぼ同じなんですよ。

宝くじの公式サイトには他にも性別、年齢別、星座やイニシャル、職業など様々な統計データがでていますが、購入を促すために載せているものでほとんどが人口割合と同じなんですよ。

わたしは当たりやすいのかも
とか騙されないようにしてくださいね。

宝くじの当選確率

それでは宝くじの当選確率はどれくらいなのでしょう?

ジャンボ宝くじの当選確率

ジャンボ宝くじの1等の当選確率は1,000万分の1です。

10万通りの番号と100組ですから単純計算ですね。

ロト7の当選確率

次はロト7です。

7つの数字を当てるものですね。

こちらは1〜37までの数字が全部当てれば1等です。

つまり、当選の確率は37の7乗ですから当選確率は約1,029万分の1です。

ジャンボ宝くじとほぼ同じですね。

ロト6の当選確率

6つの数字を当てるロト6はどうでしょう?

こちらは1〜43までの数字が全部当てれば1等です。

つまり、当選の確率は43の6乗ですから当選確率は約609万分の1です。

ロト7よりは多少当選確率が高いですね。

totoBIGの当選確率

サッカーくじのtotoBIGはどうでしょう?

こちらはサッカー14試合の「勝ち」、「負け」、「引き分け」をコンピュータが自動で付けたものが実際とあってればあたりとなります。

当選確率は約478万分の1となります。

他よりは多少当選確率が高いですね。

ちなみにtotoBIGは天候や新型コロナウィルスなどなにかしらの理由で試合が中止になると当選扱いとなります。

そのため、当選確率が一気に上がります。

そんなときは狙い目ですね。詳しくはこちらの記事を御覧ください。

落雷に当たって死亡する確率と同じ

当選確率1,000万分の1と言われてもいまいちピンと来ない人が多いでしょうから一般的に言われている運の良い、悪い現象の起こる確率と比較してみます。

落雷にあたる確率1,000万分の1
日本で落雷に当たる確率は年間10人〜15人程度とのこと。
人口で考えればだいたい宝くじと同じ確率です。



宝くじを買うくらないなら・・・

宝くじを買うくらいなら私なら株式投資や投資信託なんかをやります。

株式投資、投資信託

まず株式投資や投資信託は前述のギャンブルのように初めから取られる税金や胴元の取り分がありません。

(売買手数料くらいです)

儲かったときに税金が取られる仕組みのため他のギャンブルと比べてかなりぶがよいのです。

また、株式投資や投資信託は経済の成長というプラス面があります。

長期的に買うならば期待値がプラスになる取引が多いのです。

株や投資信託は敷居が高いと思われている方も多いかもしれません。

しかし最近では下記のような100円から買える投資信託などもありますので宝くじを買う金額分投資をするだけでもよいでしょう。

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100円投資法
宝くじならハズれれば0ですが投資信託で0になってしまうことは滅多にありません。

また、つみたてNISANISAのように利益の税金が免除になる制度があったり、

iDeCoのように所得控除ができ税金が安くなる制度まであります。

このあたりの制度を利用すればさらにオトクさが高いのです。

宝くじを買うお金があるならこのあたりを購入した方が得となる確率がかなり高いのでおすすめします。

IPO投資

また、こんな方法もあります。

IPO投資です。

IPO投資とは新しく上場する株を買うことで、新規に上場する株はかなり割安な価格で発行されるケースが多くかなり高い確率であがります。

そのためリスクが小さくリターンが大きいためおすすめなんですね。

当たれば大きく、参加にお金が掛からないというのも特徴です。

しかし、人気IPOは購入希望者も多いためなかなか買えないのが(抽選であたらない)のが問題点としてはありますが。

詳しくはこちらをご覧ください。

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宝くじとIPO投資

仮想通貨

仮想通貨も選択肢に入ります。

こちらは変動が大きいため前述の株式投資や投資信託よりリスクはかなりですが

宝くじを買うことを思えばよいと思います。

また、株式投資や投資信託と比較して当たった時のリターンは大きそうな気配があります。

例えば実際に有名なビットコインなどは昨年だけで21倍になっています。

はじめのころには1円にも満たなかった1ビットコインが今では200万円前後まであがりました。

もし、宝くじを買うつもりで1円のときに1万円くらいかっていれば今は220億ですからね・・・

オススメはBINANCEあたりの取引所ならかなり単価の安い仮想通貨がありますのでそれらをいくつか宝くじを買うつもりで購入することでしょう。

結構夢もありますし、宝くじよりは期待値は高そうな気もします。

当たったときはビットコインのように宝くじ以上のリターンが期待できます。

もし価値がなくなっても宝くじが外れたと思えが同じでしね(笑)

仮想通貨は株や投資信託よりも敷居は高そうですが実は結構簡単に買うことができます。

まとめ

今回は宝くじは期待値低いから買わないほうが得ですよってお話でした。

もちろん1等当たる方もいますし、夢があるのもわかりますが、

かなり確率の低い宝くじで夢を見るくらいなら株や投資信託、(特にIPO投資)、仮想通貨の単価の安いのを宝くじ買ったと思って買ったほうがよい気がしています。

読んでいただきありがとうございました。

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