サッカーの勝敗により当選が決まるサッカーくじ「totoBIG(トトビック)」。
6億円という当選金額が魅力ですが、当然当選確率もかなり低くなっています。
ちなみに2020年からはMEGABIG(メガビック)という1等最高12億円のタイプも登場しています。
totoBIGは通常のtotoと違いサッカーの勝敗の予想を自分でするわけでもありません。
そのため、完全な運まかせの宝くじの一種です。
基本的に日本の宝くじは世界でもっとも割の悪いギャンブルと呼ばれているんですよ。
行動経済学などでは「愚か者に課せられた税金」などとも・・・
これはtotoBIGも同じで分が悪い勝負なので基本的には購入をおすすめしておりません。
しかし、ある条件を満たしたときはかなりチャンスです。
それは試合が中止の時です。
サッカーは野球などと違い雨天でも中止をしませんが、時たま中止が起こるのです。
その時は「ボーナスステージ」といってもよいんですよ。
今回は選手や関係者が新型コロナウィルスに感染した関係で試合が中止になったというニュースが流れていましたので、totoBIGの試合中止のボーナスステージについてご紹介しましょう。
しばらくはこの手の話がちょくちょく出そうな予感もありますからね。
試合中止だと当選確率が跳ね上がるtotoBIG、MEGABIG
それではなぜ試合中止だとボーナスステージなのでしょう?
これは簡単な理屈です。
天候の悪化その他やむを得ない事由により試合が開始される前に中止となった場合については、当該試合のくじ結果はいずれの数字に投票されていても的中扱いとなります。
なお、試合が開始された後に中止となった場合については、試合の主催者が決定する当該試合の取扱いを受けて、くじ結果を発表します。
totoBIGなどの仕組み
totoBIGは簡単に言えば、くじを買うとそのくじ毎にコンピュータがサッカーの試合結果を自動的(ランダム)に割り振ります。
それが実際の試合結果とあっているかどうかというものです。
具体的には指定された14試合を対象にホームチームの90 分間での勝ち=「1」、負け=「2」、その他(引き分け・延長)=「0」をコンピュータがランダムに選択。
その試合結果が実際の試合結果とすべて同じであれば1等。
1コハズレであれば2等、2コハズレであれば3等、3コハズレであれば4等、4コハズレであれば5等、5コハズレであれば6等となります。それ以上外れるとなにももらえません。
当選金は売上金額の50%が回さされ、そのうち1等が80%となります。
それを1等当選者で分ける形ですね(上限6億円)
ちなみに1等の当選確率は4,782,969分の1という途方もない確率となっています。
なお、1等12億円のMEGABIGは勝敗ではなく両チームの合計得点数となっており、より当選確率が低くなった商品です。(MEGABIGも試合中止時の扱いは同じですので、ボーナスステージですがそもそもの設定がさらに分が悪いためあまりおすすめはしません)
中止になるとどれだけ当選確率があがるのか?
totoBIGの1等当選確率は4,782,969分の1です。
勝ち、負け、引き分けの3パターンが14試合ですから3の14乗ってことです。
それでは中止になるとどう変わるのでしょう?
1試合中止
1試合中止となると3の13乗となりますから当選確率は1,594,323分の1です。
当選確率が3倍近く高くなったのがわかります。
2試合中止
2試合中止となると3の12乗となりますから当選確率は531,441分の1です。
さらに当選確率は跳ね上がりました。
3試合中止
3試合中止となると3の11乗となりますから当選確率は177,147分の1です。
さらに当選確率は跳ね上がりました。
4試合中止
4試合中止となると3の10乗となりますから当選確率は59,049分の1です。
中止が1試合もないときと比べると81倍の当選確率です。
5試合以上中止だとそのくじは不成立
なお、totoBIGは最低成立試合数は10試合(4試合中止まで)となっています。
ですから5試合以上中止の場合は不成立となります。
2019年10月には4試合中止
サッカーの場合は、雨天では中止しませんが台風など大きなことが起こると中止になることがあります。
直近では2019年の10月に台風19号が接近した影響で4試合が中止ということがありました。
4試合中止でしたからギリギリtotoBIGの当選確率が81倍になったということになります。
私は普段は絶対宝じを買わないのですし、サッカーにもまったく興味はありませんがtotoBIGは試合が中止でかつ後述するキャリーオーバー等で有利になったときだけ買うんですよ。(少額ですが)
その時は2等が当選しましたね。(当選者が多いため2等でも300円の当選金ですが・・・)
試合の中止が決まってからも間に合うケースも
totoBIGの購入は試合当日の昼まで可能となっています。
そのため、サッカーの試合が中止が決まってからでも購入が間に合うケースが大半です。
ちなみに前述の私が購入したケースも中止が決まってから購入しましたね。
なお、totoBIGやMEGABIGはネットで簡単に購入ができます。(クレジットカード可)
最近では楽天やヤフーでも買えますし、ネット銀行でも販売していますね。
私は楽天totoで買っています。(試合が中止しそうな時だけ)
キャリーオーバー時の中止が狙い目
前述のようにtotoBIGの当選金は売上金額の50%が回さされ、そのうち1等が80%となります。
それを1等当選者で分ける形となっています。(上限6億円)
ですから中止が多くて当選者が多ければ当然、もらえる金額も減る形となります。
前述した2019年10月(第1129回)は4試合中止で当選確率がかなり高くなった影響で1等の当選が96口でました。
そのため、1等の当選金は19,483,257円とかなり少なくなっているのです。
通常は1等の当選者がいないときも多いような確率ですからかなり当選が多かったのがわかりますね。
ちなみにその際の2等以降の当選金はすべて300円でした(笑)
つまり、当選確率は上がっているけど当選金も減るという状況なわけです。(それでも通常よりはかなり狙い目ですが)
キャリーオーバー時はさらにチャンス
totoBIGの特徴にキャリーオーバーというものがあります。
キャリーオーバーとは1等当選者がいなかった場合はその部分を繰越して次の当選金に当てるというものです。
それが次の1等当選者に配分されるため期待値がかなりあがるのです。
つまり、キャリーオーバーがたくさん発生している中止は当選確率も高くてリターンも高いという状況となり得るのです。
実際に先日の名古屋グランパスの選手が新型コロナに感染した影響で中止になった回も当選金は6億となっています。
1試合中止で通常よりも当選確率が3倍になっているにも関わらずです。
まとめ
今回は「【MEGABIG、totoBIG】試合中止はボーナスステージ。当選確率が3倍〜81倍に」と題してtotoBIGやMEGABIGの試合中止時の話をみてきました。
今年は大雨や地震など大きな話がたくさんあります。
試合中止もそれなりに発生しそうですから狙ってみてはいかがでしょうか?
特に試合中止の上にたくさんキャリーオーバーが発生しているときはボーナスステージですよ。
ただし、当然試合が中止になっても当選確率はかなり低いです。
多くの方は損をすることになりますのでそのあたりは承知の上でご購入ください。
それでも通常の宝くじを買うよりはおすすめできますね。試合が中止になったら狙ってみましょう。
IPOなんかも参入者が増えた影響もあり当選確率はどんどん低くなっていますしね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。