全世界株のレバレッジ投資信託登場「グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)」

最近流行りのレバレッジを効かせたタイプで興味深い投資信託が登場しますのでご紹介しましょう。

「グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)」です。

グローバル5.5倍バランスファンドグローバル3倍3分法ファンドでおなじみの日興アセットマネジメントの新投資信託です。

今回はグローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)についてレビューしてみましょう。

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の概要

まずは「グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)」の概要からみていきましょう。

なお、下記情報は日興アセットマネジメントから提出された有価証券届出書がソースとなっています。

元資料が見たい方は有価証券報告書等の開示資料を閲覧するサイトであるEDINETから「グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)」と検索してみてください。

ファンドの名称グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)
運用会社日興アセットマネジメント
ベンチマークなし
投資対象日本を含む世界各国の株式(純資産総額の2倍相当額の投資を行う)
設定日 2021年12月15日

オールカントリー株の投資信託は人気となっていますが、それにレバレッジ2倍を掛けたというのが今までに無い形ですね。

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の手数料

次に手数料を見ていきましょう

信託報酬率

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の信託報酬率は

年率0.3993%(税込)
となっています。

オールカントリー株を対象とした投資信託ではeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)がメジャーです。

こちらの信託報酬は0.1144%以内です。

それと比較すると3倍以上と高くなっています。

しかし、グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)はレバレッジがかかったタイプです。

レバレッジが掛かったタイプの中で考えれば妥当な範囲です。

例えば同じ日興アセットマネジメントのグローバル5.5倍バランスファンドは1.089%、グローバル3倍3分法ファンドは0.484%となっています。

先日登場して人気となっている楽天レバレッジNASDAQ-100は0.77%ですし、レバレッジタイプの火付け役となったiFreeNEXTレバレッジはS&P500もNASDAQも0.99%からね。

購入時手数料

購入時手数料は

 上限3.30%

となっています。
上限なので各社がいくらの手数料と設定するのかはわかりませんが、ネット証券など多くは過去の例からも購入時手数料無料となるとは思われます。

信託財産留保額

信託財産留保額は

なし
となっています。
ただし、信託財産留保額はなしが得とは一概には言えない部分もあります。

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の取り扱い金融機関

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の取り扱い金融機関はEDINETの時点では未発表です。

グローバル5.5倍バランスファンドなどをすぐに扱ったSBI証券やマネックス証券などはすぐに取り扱いを開始しそうな予感。

また、数多くネット証券で取り扱われてきた日興アセットマネジメントの商品ですからネット証券なら時期は多少ずれると思いますが取り扱われる可能性が高いと思われます。



グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の投資先、運用方針

ここからはグローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の投資先、運用方針などについて見ていきましょう。

投資対象

投資対象は以下の通り世界各国の株となります。

日本も含まれるオールカントリーですね。市場規模に応じた投資が行われます。

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)投資先

出典:日興アセットマネジメント 有価証券届出書 グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート) より

ただし、一カ国への投資割合は純資産総額比で100%程度が上限となるとのこと。

これがこのルールが投資信託のポイントになりそうなんですよ。

eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の投資比率を見るとアメリカが56.6%があります。

つまり半分を超えています。

後述しますが、このファンドは純資産額合計200%を投資に回しますのでオールカントリーの比率そのままなら113.2%となってしまいます。

ですからアメリカへの投資比率が少し減るかもしれませんね。

運用方法

運用方法は以下の通り。

前述のように日本を含む世界各国の株式へ投資を行うのですが、株価指数先物取引を利用することで純資産総額の2倍相当額の投資を行うとのこと。

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)運用方針

出典:日興アセットマネジメント 有価証券届出書 グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート) より

ハイリスクハイリターンなレバレッジ型

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)ハイリスクハイリターン

出典:日興アセットマネジメント 有価証券届出書 グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート) より

当然レバレッジを掛けていますので上がったときは大きくリターンが得られる一方、下がったときはリスクも大きくなります。

完全にハイリスクハイリターンですね。

グローバル3倍3分法、グローバル5.5倍バランスとの違い

日興アセットマネジメントはレバレッジを掛けるタイプの投資信託としてグローバル5.5倍バランスファンドグローバル3倍3分法ファンドを販売しています。

これらとどう違うのでしょう?

比較すると投資対象がぜんぜん違うんですよ。以下の通り。

  • グローバル5.5倍バランスファンド:全世界株式18.2%、REIT4.5%、債券72.3%、金4.5%を5.5倍
  • グローバル3倍3分法ファンド:全世界株式20%、REIT13.3%、債券66.7%を3倍
  • グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート):全世界株100%を2倍

グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)はレバレッジこそ2倍と抑えめですが、投資対象が全世界株100%となっていますのでアセットアロケーションに債券が多く含まれるグローバル5.5倍バランスファンドやグローバル3倍3分法ファンドよりリスクが高い可能性がありますね。

100万円を投資した場合のイメージ

ちょっとわかりにくいので、例えば100万円投資をする場合だとこれだけ投資する「イメージ]でみるとこんな感じです。

  • グローバル5.5倍バランスファンド:全世界株100万、REIT25万、債券400万、金25万円の合計550万円分
  • グローバル3倍3分法ファンド:全世界株60万、REIT40万、債券200万の合計300万円分
  • グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート):全世界株200万の合計200万円分

金融庁は注意喚起

ちなみに金融庁はこの手のレバレッジ型の投資信託は長期投資に向かないぞと注意喚起を出しています。

レバレッジ型・インバース型のETF

出典:金融庁 レバレッジ型・インバース型 ETF 等への投資にあたってご注意ください より

日次ではなく2日以上の運用期間で見た場合には、上記の例に示すとおり、当該 ETF 等の価格は、参照する指数・指標の価格のレバレッジ倍にならない可能性があることに注意が必要なんですよ。

つまり、そもそも長期運用向けに設計されていないということです。

レバレッジ型の投資信託を買う場合はその辺りも認識しておいた方が良いかもしれませんね。

ただし、グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)の場合は値動きが2倍という触れ込みではなく純資産総額の2倍相当額の投資を行うということなので値動きも金融庁の指摘のケースと違うと思われますが・・・

詳しくはこちらの記事を御覧ください。




まとめ

今回は「全世界株のレバレッジ投資信託登場「グローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)」と題してグローバル2倍株ファンド(地球コンプリート)についてみてきました。

結論としては以下のとおりです。

オールカントリー株のレバの本命になるか?
投資と猫
koge

評価:4
最近NASDAQ100やS&P500にレバレッジを掛けるタイプが人気となっていますが、とうとうオールカントリー株にもでてきました。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)などオールカントリー型の投資信託は安定した人気となっていますのでこれもある程度の人気が出そうですね。今後も世界的に株があがり続けると考えるならアリな選択肢でしょう。しかし、指数全体が落ち込んだ時は当然大きなマイナスとなります。そのあたりをしっかり認識した上で投資しましょうね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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