年利1.65%の楽天カードマン債は買い?キャンペーンも実施中

楽天カード株式会社が個人向けの社債を発売します。

総額500億円とそこそこ大きいですね。

今回は楽天カードの社債について解説していきます。

最近は株がイマイチなのもあり債券は人気が高いんですよ。

少し前に発売されたSBIホールディングスの社債などは発売日にはSBI証券のサイトのアクセスが困難になるほど人気となって即完売となっていましたね。

年利1.65%の楽天カードマン債は買い?

それでは今回の楽天カードの社債についてみていきましょう。

社債とは

まずは社債とはなにかという点から説明しておきましょう。

社債とは会社が資金調達を目的として、投資家からの金銭の払込みと引き替えに発行する債券のことをいいます。

簡単にいえば企業の「借金」です。

個人投資家からの借り入れと思えばよいでしょう。

社債は普通社債、転換社債などいろいろな発行方法があります。

その内容によってルールも違いますが、一般的には高めの利率が定められており、その利息をもらいつつ、満期や繰上償還時に額面で償還(買い取り)されます。

つまり、期日になれば元本が返ってくる上に利息がもらえるのでその分がプラスというわけです。

ただし、デメリットがあります。

企業が破綻した場合や経営が悪化した場合です。

その場合には、利息が滞ったり、元本が返ってこない可能性もあります。

また、社債は途中で換金したいと思っても株ほど売買が容易ではありません。

そのリスク分、利回りが高く設定されているんですね。

楽天カード株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)

それでは今回発行される楽天カードの社債概要を見ておきましょう。

銘柄楽天カード株式会社第9回無担保社債(社債間限定同順位特約付)
(愛称:楽天カードマン債)
社債総額500億円
各社債の金額10万円
年限5年
払込金額各社債の金額100円につき金100円
利率年1.65%
申込期間2022年12月5日(月)から2022年12月15日(木)まで
払込期日2022年12月16日(金)
償還期限2027年12月16日(木)
資金使途信用購入あっせんに係る立替代金等
引受会社みずほ証券株式会社
楽天証券株式会社
大和証券株式会社
三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社
取得債券格付A-(株式会社格付投資情報センター)、A(株式会社日本格付研究所)
社債管理者株式会社みずほ銀行
景品抽選で300名様に、30,000円相当の楽天ギフトカードを進呈。ご購入金額100万円につき1口として抽選。重複当選はなし。

全部で500億円分発行されます。投資格付はA-(株式会社格付投資情報センター)、A(株式会社日本格付研究所)ですね。

A-は債務履行の確実性は高いと評価された場合に付与されるものです。

全く懸念材料がないわけではありませんので-がついている感じです。

ただし、こういった格付はあまり当てにならない部分もあります。

例えばリーマンショックのきっかけとなり大きな問題になったサブプライムローンとかAAAがついてたりしましたしね・・・

社債間限定同順位特約とは

なお、この社債には「社債間限定同順位」というあまり聞き慣れない特約がついています。

社債間限定同順位特約とは同じ会社が発行した複数の無担保社債間において、利金や償還金の受取りに有利不利が生じないようにするための特約です。

もともと無担保社債には、利金や償還金を支払う為の担保は設定されていません。

しかし、同じ会社が担保のある社債を発行すると、無担保社債の購入者は債権者としての立場が弱くなってしまいますよね。

そうならないようにつけられるのがこちらの特約です。

これが付くことで他の社債に担保をつけれなくしたり、つけても「社債間限定同順位特約」がついてる債券は同等の担保の設定されることになります。

つまり、基本的には購入する側が不利にならないようについているものですね。

野村證券の解説だとこんな感じです。

無担保社債には、元利金や償還金を支払う為の担保は、元々設定されていない。「社債間限定同順位特約」とは、発行者が、当該社債の所有者の元利金や償還金を受け取る権利を保護する為に、当該社債以外の社債に対して担保を自由に設定しない約束をし、担保を設定する場合には、当該社債にも同等の担保を設定することを指す。

出典:野村證券 証券用語解説集 社債間限定同順位特約

楽天カードの社債のポイント

楽天カードの社債は利回りの条件は悪くありません。

楽天カードは日本でも有数の規模の企業です。

しかし、親会社の楽天グループが楽天モバイルに足を引っ張られてかなり業績が悪くなっています。

少し前にはツイッターで楽天証券がやばいのでは?という投稿が目立って話題になりましたね。

前述のように債券はそのあたりのリスクを背負うことになりますので、そこをどう考えるかというところですね。
ちなみに楽天カード自体は業績自体は良好です。
直近で発表している2022年1月1日〜9月30日のデータは以下のとおり。
第23期第3四半期
売上収益353,507百万円
税引前四半期利益58,061百万円
四半期利益44,063百万円




楽天カードマン債のキャンペーン

楽天カードマン債のキャンペーンも実施されますのでご紹介しましょう。

キャンペーン条件

100万円(1口)として抽選で300名に30,000円相当の楽天ギフトカードを進呈というものです。

たくさん買えば買うほど当選確率があがるということですね。

なお、重複当選は無いとのことです。

こちらのキャンペーンは楽天証券以外でも行っています。

なお、楽天カードマン債の取り扱いの証券会社は楽天証券以外にみずほ証券、大和証券株式会社、三菱UFJモルガン・スタンレー証券株式会社です。

楽天ギフトカード

なお、もらえるのは楽天ギフトカードで、楽天キャッシュが受け取れるものとなります。

詳しくはこちらの記事で解説しております。




まとめ

今回は「年利1.65%の楽天カードマン債は買い?キャンペーンも実施中」と題して楽天カードの発行する社債についてみてきました。

最近は社債人気が高いですのでほしい方は早めにどうぞ。

ちなみに利率が2.84%のソフトバンクの社債(福岡ソフトバンクホークスポンド)はまだ売れ残っているようですので、少し社債人気も落ち着いて来てるのかな・・・

社債がほしい方はこちらを狙うのも手かもしれません。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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