Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) 爆誕。オルカン超えで一気に最安値の信託報酬率に

新しいNISAが始まる来年に向けて各社が囲い込みなのか信託報酬率引き下げ合戦を繰り広げていますね。
今回は最近人気となっている全世界株(オールカントリー)にもその流れがきています。
先日、たわらノーロードシリーズの信託報酬率引き下げのニュースをお伝えしたと思ったら、eMAXIS Slim シリーズも対抗した引き下げを発表したばかりです。
今回はTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)について解説していきましょう。

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の概要

まずは「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」との概要から見てみましょう。

なお、下記情報は日興アセットマネジメント株式会社から提出された有価証券届出書及び公式サイトの発表がソースとなっています。

元資料が見たい方は有価証券報告書等の開示資料を閲覧するサイトであるEDINETから「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」と検索してみてください。

ファンドの名称Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)
運用会社日興アセットマネジメント株式会社
ベンチマークMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)
設定日 2023年4月26日

ちなみに同じ日に日興アセットマネジメント株式会社から「インデックスファンドMSCIオール・カントリー(全世界株式)」なる同じMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(税引後配当込み、円換算ベース)をベンチマークとした投資信託も新規設定されます。

こちらは信託報酬率0.4785%と高く、販売手数料も3.3%までかけられることから銀行などようかもしれません。。。

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の手数料

次に手数料を見ていきましょう

信託報酬率

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の信託報酬率は

年率0.05775%程度(税込)
となっています。
これは現時点の全世界株を対象とした投資信託の中で最安値となります。

購入時手数料

購入時手数料は

ありません

となっています。

信託財産留保額

信託財産留保額は

なし
となっています。
ただし、信託財産留保額はなしが得とは一概には言えない部分もあります。

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の取り扱い金融機関

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の取り扱い金融機関で今の所判明しているのは下記の証券会社です

今の時点では1社のみです。

ただし、日興アセットマネジメント株式会社の商品は証券会社や銀行で多く扱っていますので、今後扱いは増えてくるものと思われます。

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の設定日

Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)の設定日は

2023年4月26日

となっています。




全世界株を投資対象としたのライバル投資信託との比較

次に全世界株を投資対象としたライバル投資信託との比較を見てみましょう。

先に結論を言っておけば圧倒的なんですよ。

ファンド名ベンチマーク信託報酬率
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)0.05775%
SBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス(円換算ベース)0.1102%
たわらノーロード全世界株式MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)0.1133%以内
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)0.1133%以内
Smart-i Select 全世界株式インデックスMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(配当込み、円換算ベース)0.1144%以内

今まで圧倒的に人気のあった「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」ですが、それと比較しても半分近くなっています。

また、今までベンチマークが違うため他社が追随してこなかったSBI・全世界株式インデックス・ファンド(愛称:雪だるま(全世界株式))よりも低い信託報酬率となっています。

SBI・V・全世界株式インデックス・ファンドというバンガード・トータル・ストック・マーケットETF (VTI)を買うファンドの信託報酬率は0.0638%程度ですが、VTIの経費が必要になり実質的な信託報酬率は0.1438%程度です。

同じくバンガード・トータル・ワールド・ストックETF (VT)へ投資をする「楽天・全世界株式インデックス・ファンド」の実質的な信託報酬率は0.212%です。

ここまで差があると乗り換えも検討したくなるレベルですね。

だだし、実質コストがどうなるかはまだわかりませんが・・・



まとめ

今回は「Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) 爆誕。オルカン超えで一気に最安値の信託報酬率に」と題してTracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)についてみてきました。

結論としては以下のとおりです。

全世界株投資信託の本命?
投資と猫
koge

評価:5
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式) は全世界株に投資をするを投資信託としては今の時点で最安値となります。ですから全世界に投資信託で投資をしたい方には最有力の投資信託となりそうです。ただし、まだ新規設定もされていませんので実質コストがでるまで少し様子見してもよいかもしれませんね。個人的には入れ替えも面倒なのでeMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー)が対抗してくるのを期待しています。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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