個人向け国債が9年ぶりの水準。まだ定期預金してるの??SBI証券で個人向け国債キャンペーン。

債券投資の一番メジャーな商品といえば個人向け国債です。

安全な投資先として大変人気がありますね。

しかし、昨今はマイナス金利の影響もありちょっとおかしな状況となっていました。

個人向け国債の金利よりもネット銀行の普通預金利子の方が高いという・・・・

キャンペーンで多少お得かな・・・って程度。

そんな状況でしたから下記のような記事を書いたこともありました。

しかし、最近ちょっと状況が変わってきました。
YCCのルール変更等があり、個人向け国債の金利があがってきたのです。
そんな中、SBI証券で個人向け国債キャンペーンが実施されています。
個人向け国債に興味ある人は大チャンスですよ。

個人向け国債とは

まず、今回の話の大前提となる個人向け国債について簡単に解説しておきましょう。

国債とは国の発行する債券のことで、簡単に言えば「国にお金を貸す」ということです。

貸した相手は日本国ですからよほどのことがない限り返ってきます。

当然ながら為替等の影響も受けません。

ですから安定した投資先として人気があるのです。

個人向け国債とはその個人向けのタイプのことを指します。

個人向け国債の概要

一概に個人向け国債といっても3つのタイプがあります。

満期が10年で金利が変動するタイプの「変動金利型10年満期」、満期が5年で固定金利の「固定金利型5年満期」、満期が3年で固定金利の「固定金利型3年満期」です。

それぞれ毎月発行されています。

発行日から原則、6ヵ月後に第1回目の支払いが、その後は、満期まで6ヵ月毎に支払われます。

なお、10年や5年、3年が満期となっていますが、1年経過すれば中途換金も可能です。(直前2階分の利子は差し引かれます)

国が発行しているものですから、元本や半年毎の利子の支払いは日本国政府が責任をもって行います。

そのため安全性はかなり高いですね。

その代わりに他の債券と比較して利率は低くなっています

なお、変動金利型10年満期は金利が半年ごとに見直しされます。

今後、金利が上昇すればその恩恵を受けられるのが変動金利型。

固定金利は今の時点の金利がそのままずっと維持される形です。

また、個人向け国債以外にも新窓販国債という商品もあります。(もともとは郵便局専用商品だったもの)

こちらも10年、5年、2年の固定タイプが発売されていますね。

国債の2023年8月の利率

個人が買える国債の利率は2023年8月で以下の通りです。(毎月多少変わってきます)

個人向け国債変動10(変動金利):年0.39%
個人向け国債固定5(固定金利):年0.14%
個人向け国債固定3:(固定金利)年0.05%
新窓販国債10年(固定金利):年0.5%※応募者利回り0.552%
新窓販国債5年(固定金利):8月16日発表予定
新窓販国債2年(固定金利):募集なし

かなり金利の状況が変わってきました。

長い期間、個人向け国債は金利下限の年利率0.05%で張り付いていました。

しかし、実質利上げ等で一気にあがってきたのです。

ちなみに令和4年12月5日(月)~12月30日(金)募集の個人向け国債変動10(変動金利)は0.17%、個人向け国債固定5(固定金利)は0.07%だったんですよ。

数ヶ月でこんなに変わったのです。

個人向け国債変動10(変動金利)が年0.39%になるのは2014年6月以来の約9年ぶりとか。



国債は途中解約も可能

ちなみに国債で○年とありますので途中解約等ができないと思われている方もおいでかと思いますが、実は可能。

発行から1年経過すれば
いつでも中途解約可能。
なのです。
ただし、途中解約は中途解約調整額として
直前2回分の利子(税引前)相当額×0.79685
が必要となります。
以下のようなイメージですね。
国債途中解約
出典:財務省 個人向け国債
国債は年2回利子がもらえますので1年以上持てば元本割れ無しで解約が可能となるってことです。
流動性も他の債券と違って高いのでその点も心配いりません。
ですから資金のプール先としてはありな選択でしょう。
変動なら今後の金利上昇の恩恵を受けることも可能ですしね。
なお、国の買取による中途換金(元本割れのリスクなし)が可能なのは個人向け国債変動10、個人向け国債固定5、個人向け国債固定3です。
新窓販国債は元本割れのリスクがあります

変動金利と固定金利とどっちがよいの?

国債には住宅ローンと同じように変動金利と固定金利があります。

変動金利と固定金利どちらの国債が良いのでしょう?

これは結論としては

考え方、予想次第
です。どちらが正解とは言えないんですよ。
例えば今後金利が上がることを予想するなら変動の方がお得になる可能性が高いでしょうし、金利は上がらない、もしくは下がると予想するなら今の時点で金利が高い分固定型の方が有利となります。
また、決まった金額を受け取りたいと考えるなら固定の方が良いでしょうし、とりあえず使わない資金の置き場とだけ考えているなら変動でも全然問題はないのです。
個人的には9月の国債も金利はまずあがるでしょうし、今後も金利はあがると予想していますので、個人型国債を選ぶなら変動型一択ですね。




SBI証券の個人向け国債キャンペーン

それではSBI証券の個人向け国債キャンペーンを見ていきましょう。

国債は基本的にどこで買っても同じです。

ただし、金融機関が実施するキャンペーンがあればその分お得なんですよ。

個人向け国債は金利が低めですので、キャンペーンがより有利なところを狙うと良いでしょう。

キャンペーン内容

キャンペーン内容は種類(変動10年、固定5年、固定3年)毎のご購入金額に応じて、下記金額をキャッシュバックするというもの。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。

ご購入合計金額変動10年固定5年固定3年
50万円以上100万円未満500円350円250円
100万円以上200万円未満1,000円700円500円
200万円以上300万円未満2,000円1,400円1,000円
300万円以上400万円未満3,000円2,100円1,500円
400万円以上500万円未満4,000円2,800円2,000円
500万円以上600万円未満5,000円3,500円2,500円
600万円以上700万円未満6,000円4,200円3,000円
700万円以上800万円未満7,000円4,900円3,500円
800万円以上900万円未満8,000円5,600円4,000円
900万円以上1,000万円未満9,000円6,300円4,500円
1,000万円以上1,100万円未満10,000円7,000円5,000円
以降100万円増える毎に(※ 上限25万円)+1,000円+700円+500円




キャンペーン条件

キャンペーンの条件は以下の通り。

対象期間中に、対象債券を合計50万円以上(約定金額)ご購入いただいた方
対象期間は

2023/8/3(木)16:00~2023/8/30(水)14:00(予定)

となっています。

SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

まとめ

今回は「個人向け国債が9年ぶりの水準。まだ定期預金してるの??SBI証券で個人向け国債キャンペーン。」と題して個人向け国債のキャンペーンについて見てきました。

今まで正直魅力はまったく感じなかった個人向け国債。

しかし、今回の金利上昇によりネット銀行の普通預金金利を超えたことで資金プール先としては魅力が出てきましたね。

お金のプール先に困っている方は少しでもお得なタイミングで国債にしておくのも良いでしょう。

為替リスクはありますが、外貨建MMFなんかも資金のプール先としてはおすすめです。

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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