新しいNISAが2024年から始まることを見越してなのか、最近投資信託界隈が再び信託報酬率で争いが激化してきました。
続々、新たな信託報酬が安い投資信託が登場していますが、既存の投資信託の値下げも目立ってきましたね。
今度は2021年6月に誕生した「PayPay投信NASDAQ100インデックス 」がNASDAQ100の信託報酬率の最安値を更新する値下げを実施を発表しました。
今回は「PayPay投信NASDAQ100インデックス 」の信託報酬引き下げについてみていきましょう。
PayPay投信NASDAQ100インデックスの信託報酬引き下げ
それではPayPay投信NASDAQ100インデックスの信託報酬率引き下げについて詳しく見ていきましょう。
引き下げ前後の信託報酬率の比較
まずは引き下げ前と引き下げ後の信託報酬を比較してみましょう。
変更前の信託報酬率(税込) | 変更後の信託報酬率(税込) | |
PayPay投信NASDAQ100インデックス | 0.418% | 0.2024% |
もともとかなり低い水準でしたが、他社対抗でさらに低くなりました。
今までと比較すると半分程度とかなり思い切った引き下げですね。
信託報酬引き下げ日
信託報酬引き下げ日は以下のとおり
ライバル投資信託との比較
次にライバル投資信託との比較を見ていきましょう。
まずは全世界株を対象としたライバル投資信託との比較を見てみましょう。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください
ファンド名 | ベンチマーク | 信託報酬率(年率、税込) |
PayPay投信NASDAQ100インデックス | NASDAQ100 | 0.2024% |
ニッセイNASDAQ100インデックスファンド | NASDAQ100 | 0.2035%程度 |
SBI・インベスコQQQ・NASDAQ100インデックス・ファンド | NASDAQ100 | 0.2388%(ETF含む) |
eMAXIS NASDAQ100インデックス | NASDAQ100 | 0.44% |
NZAM・ベータNASDAQ100 | NASDAQ100 | 0.44% |
インデックスファンドNASDAQ100(アメリカ株式) | NASDAQ100 | 0.484% |
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス | NASDAQ100 | 0.495% |
今までナスダック100のファンドで最も信託報酬が低かったニッセイNASDAQ100インデックスファンドを超えてPayPay投信NASDAQ100インデックスが最も信託報酬率が低いファンドとなりました。
ニッセイや雪だるまシリーズなどが対抗してくるのか注目です。
eMAXIS SLIMシリーズの登場も期待したいところ。
NASDAQ100指数とは
「PayPay投信NASDAQ100インデックス」がベンチマークとする「NASDAQ100指数」について解説もしておきましょう。
NASDAQ100指数は名前のとおり、NASDAQ(ナスダック)を対象とした指数です。
NASDAQはアメリカの新興企業向けの株式市場で、IT系など比較的若い企業が多く上場しています。
ただし、NASDAQ100はNASDAQの全ての銘柄が対象ではなくNASDAQの中の時価総額が大きい非金融業100社の株式で構成される株価指数です。
少し古い資料ですが、こんなイメージですね。
出典:大和アセットマネジメント「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」より
NASDAQ100の過去成績
出典:ニッセイNASDAQ100インデックスファンド 目論見書より
上記はNASDAQ100の過去成績(年間騰落率)と他の資産クラスとの比較です。
ここしばらくはマイナスとなってしまっているNASDAQ100ですが、それまではかなりの成績だったのがわかります。
他の資産クラスと比較すると最大値も最小値も低いつまり、ハイリスク・ハイリターンのベンチマークであることもわかりますね。
NASDAQ100の組入上位銘柄
参考までに同じNASDAQ100をベンチマークとしたeMAXIS NASDAQ100インデックスの2023年7月31日の月次レポートによる組入銘柄上位10銘柄をみてみましょう。
銘柄名 | 組入比率 |
Apple | 11.3% |
MICROSOFT | 9.2% |
Amazon | 5.0% |
NVIDIA | 4,2% |
META | 3.7% |
TESLA | 3.1% |
BR0ADCOME | 2.9% |
ALPHABET INC-CL C(Google) | 2.9% |
ALPHABET INC-CL C(Google) | 2.9% |
PEPSICO | 2.1% |
アメリカを代表する企業ばかりです。
これらの企業に投資をしたいと考えるならありな選択肢でしょう。
まとめ
今回は「PayPay投信NASDAQ100インデックスが信託報酬引き下げ。ナスダック100最安値に」と題してPayPay投信NASDAQ100インデックスの信託報酬率引き下げの報道についてみてきました。
かなり嬉しい話ですね。
ここまで信託報酬が引き下げられるとあえて米国のETFを買う必要はほとんどなくなってきますね。
新しいNISAでNASDAQ100へ投資する場合の本命の投資信託となりそうです。
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