ニッセイNASDAQ100インデックスファンドが爆誕。NASDAQ100に最安で投資が可能

新しいNISAが2024年から始まることを見越してなのか、最近投資信託界隈が再び信託報酬率で争いが激化してきました。

最近でもたわらノーロードシリーズが信託報酬の引き下げを発表すれば、すぐにeMAXIS Slim シリーズが対抗するなんてこともありました。

そんな中、今まであまり争いが起きてなかった「NASDAQ100」をベンチマークとした投資信託の分野に最安の信託報酬率の商品が爆誕しました。

「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」です。

他社も追随するのか注目です。

今回はニッセイNASDAQ100インデックスファンドについて詳しく見ていきましょう。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの概要

まずは「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」の概要から見ていきましょう。

ファンドの名称ニッセイNASDAQ100インデックスファンド
運用会社ニッセイアセットマネジメント株式会社
ベンチマークNASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)
設定日 2023年3月31日

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドはNASDAQ100指数(配当込み、円換算ベース)をベンチマークとした投資信託です。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの手数料

次に手数料を見ていきましょう

信託報酬率

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの信託報酬率は

年率0.2035%程度(税込)
となっています。
これは後述しますが、今の時点でNASDAQ100をベンチマークとした投資信託で最も低い信託報酬率となっています。
また、東京証券取引所上場のETFよりも低い数字となっています。
投資信託の利便性の高さを考えるとこの商品がNASDAQ100に投資をするなら最有力候補となってくるしょう。

購入時手数料

購入時手数料は

ありません

となっています。

信託財産留保額

信託財産留保額は

なし
となっています。
ただし、信託財産留保額はなしが得とは一概には言えない部分もあります。

競合投資信託などとの比較

ライバルとなる投資信託と比較してみましょう。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください

ファンド名ベンチマーク信託報酬率(年率、税込)
ニッセイNASDAQ100インデックスファンドNASDAQ1000.2035%程度
PayPay投信NASDAQ100インデックスNASDAQ1000.418%
eMAXIS NASDAQ100インデックスNASDAQ1000.44%
NZAM・ベータNASDAQ100NASDAQ1000.44%
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスNASDAQ1000.495%

かなり差を開いて最安値となりました。

これは東証上場のETFを意識したものと思われます。

ETFでは以下の商品があります。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください

ファンド名ベンチマーク信託報酬率(年率、税込)
NEXT FUNDS NASDAQ100NASDAQ1000.22%
MAXISナスダック100上場投信NASDAQ1000.22%
iFreeETF NASDAQ100(為替ヘッジなし)NASDAQ1000.22%

信託報酬率はETFの方が低いけど、1円単位で注文できたり、積立できる利便性で投資信託を選択する方も多いでしょうが、これで迷う必要も無くなりそうですね。

他社の投資信託がニッセイNASDAQ100インデックスファンドに対抗した商品を出してくるかが注目です。

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの取り扱い金融機関

ニッセイNASDAQ100インデックスファンドの取り扱い金融機関で今の時点では下記です

SBI証券
楽天証券
SBI新生銀行

ニッセイアセットマネジメント株式会社の商品は証券会社や銀行で多く扱っていますので、今後扱いは増えてくるものと思われます。



NASDAQ100指数とは

「ニッセイNASDAQ100インデックスファンド」がベンチマークとする「NASDAQ100指数」について解説もしておきましょう。

NASDAQ100指数は名前のとおり、NASDAQ(ナスダック)を対象とした指数です。

NASDAQはアメリカの新興企業向けの株式市場で、IT系など比較的若い企業が多く上場しています。

ただし、NASDAQ100はNASDAQの全ての銘柄が対象ではなくNASDAQの中の時価総額が大きい非金融業100社の株式で構成される株価指数です。

少し古い資料ですが、こんなイメージですね。

ナスダック100構成銘柄

出典:大和アセットマネジメント「iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス」より

NASDAQ100の過去成績

NASDAQ100過去成績

出典:ニッセイNASDAQ100インデックスファンド 目論見書より

上記はNASDAQ100の過去成績(年間騰落率)と他の資産クラスとの比較です。

ここしばらくはマイナスとなってしまっているNASDAQ100ですが、それまではかなりの成績だったのがわかります。

他の資産クラスと比較すると最大値も最小値も低いつまり、ハイリスク・ハイリターンのベンチマークであることもわかりますね。

NASDAQ100をベンチマークとした投資信託の成績

参考までにNASDAQ100をベンチマークとした投資信託の成績はどうなっているのでしょう?

2023年2月28日時点は以下のとおりです。

※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください

ファンド名トータルリターン(1ヶ月)トータルリターン(1年)トータルリターン(設定来)
PayPay投信NASDAQ100インデックス5.76%-0.05%-0.65%
eMAXIS NASDAQ100インデックス5.85%0.58%21.81%
NZAM・ベータNASDAQ1005.82%0.46%111.59%
iFreeNEXT NASDAQ100 インデックス5.84%0.54%95.16%

同じベンチマークですが、多少成績に差がでています。

PayPay投信NASDAQ100インデックスは信託報酬率は低いですが、微妙に成績が他よりも悪くなっていますね。

運用期間の長いiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの成績を見ると過去からNASDAQ100の成績はかなり良かったというのがわかります。

NASDAQ100の組入上位銘柄

参考までに同じNASDAQ100をベンチマークとしたeMAXIS NASDAQ100インデックスの2023年2月28日の月次レポートによる組入銘柄上位10銘柄をみてみましょう。

銘柄名組入比率
Apple12.0%
MICROSOFT11.8%
Amazon6.1%
NVIDIA4,7%
TESLA4.2%
ALPHABET INC-CL C(Google)3.5%
ALPHABET INC-CL A(Google)3.5%
META3.1%
PEPSICC2.0%
BROADCOM1.9%

アメリカを代表する企業ばかりです。

これらの企業に投資をしたいと考えるならありな選択肢でしょう。



まとめ

今回は「ニッセイNASDAQ100インデックスファンドが爆誕。NASDAQ100に最安で投資が可能」と題してニッセイNASDAQ100インデックスファンドのレビューを見てきました。

結論としては以下のとおりです。

NASDAQ100のインデックスの本命?
投資と猫
koge

評価:5米国株(NASDAQ100)をベンチマークとした投資信託の本命となりえる商品が登場しました。すでに純資産が多く集めている老舗のiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスや今まで最安値の信託報酬だったPayPay投信NASDAQ100インデックスにどこまで迫れるかが注目ですね。
他社が対抗してくるのかも注目です。

なおニッセイNASDAQ100インデックスファンドの取り扱いはSBI証券、楽天証券証券とSBI新生銀行です。

利便性を考えるとSBI証券がおすすめですね。

CHECK!   SBI証券

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最後まで読んでいただきありがとうございました。
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