2024年からNISAに向けて証券各社が手数料無料化やキャンペーンなどかなり活発な動きとなってきました。
そんな中、今度はソフトバンク系のPayPay証券で新たな動きがありましたのでご紹介しましょう。
クレジットカードでの投信積立が始まるんですよ。
PayPay証券のクレカ積立の概要
それでは具体的に見ていきましょう。
各社が実施しているクレカ積立と基本的に同じような仕組みです。
主な内容をまとめると以下のとおり。
- 積立額の0.7%分のポイント付与
- 貯まるポイントはPayPayポイント
- 最低100円から上限は月額5万円
- PayPay資産運用で取扱いの投資信託が対象
- 積立日は28日
- 対象となるのはPayPayにてクレジット(旧あと払い)のご登録がお済のお客様
なお、NISAは現在PayPay証券では利用できませんが、2024年からの新しいNISAでは利用可能となり、こちらのサービスも対象となるようです。
ポイント還元率
まず、ポイントはクレジットカードでの積立投資での還元率は0.7%となります。
上限が月額5万円ですから、MAX350ポイントの付与ですね。
なお、他社と違いPayPayカードゴールドもPayPayカード(ノーマルカードで)も還元率は同じです。
PayPay証券のクレカ積立は他社よりかなり後発ですが、その割にちょっと渋い条件となっています。
なお、PayPay残高でのつみたて投資も可能でその場合の還元率は0.5%となります。
利用方法
利用方法はかなり簡単そうです。
PayPayアプリでクレジット(旧あと払い)を登録してPayPay資産運用でクレジットを選択して投資信託のつみたて設定して買付すれば完了。
PayPayを普段使っている方ならかなり敷居は低めですね。
他社のクレカ積立との比較
他社のクレカ積立との比較を見てみましょう。
・SBI証券+三井住友カード プラチナプリファード:5.0%
・SBI証券+三井住友カード プラチナカード:2.0%
・マネックス証券+マネックスカード:1.1%(一部対象外ファンド有り)
・SBI証券+三井住友カード ゴールド(NL):1.0%
・auカブコム証券+auPayカード :1.0%
・SBI証券+新生アプラスゴールドカード:1.0%
・楽天証券+楽天プレミアムカード:1.0%(2023年6月買付分から)
・楽天証券+楽天ゴールドカード:1%or0.75%(2023年6月買付分から)
・SBI証券+三井住友カード(NL):0.5%
・SBI証券+東急カード:0.5%〜3%(東急グループのサービス利用状況等に応じる)
・SBI証券+APLUS CARD with:0.5%
・楽天証券+楽天カード:1%or0.5%(2023年6月買付分から)
・tsumiki証券+エポスカード:0.5%
・セゾンポケット+セゾンカード:最大0.5%
・イオンカード+WealthNavi(ウェルスナビ):0.5%
・高島屋ファイナンシャルパートナーズ+高島屋カード:1年目0.1%、3年目以降0.2%、5年目以降0.3%
正直、今の時点では他社よりも良い条件とは言えずPayPay証券のクレカ積立をするメリットはまったく感じられません。
PayPayカードしか持っていない方で他のクレジットカードを作りたくない。。。。っていうかなり限定的なパターンのみ推奨って感じでしょうか。
新しいNISAも始まりますし、クレカ積立も含めて優先度を考えていく必要がありそうですね。
個人的な優先度としてはまず、新しいNISAの枠(年間360万円)まではそちらを優先すべきと考えますので、新しいNISAが始まって以降は複数の証券会社でクレカ積立をするというのはかなり優先度が低くなると考えます。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
まとめ
今回は「PayPay証券でもクレジットカードでの投信積立が始まる」と題してPayPay証券のクレカ積立が始まるという話をみてきました。
正直、かなり後発なのに他社のクレカ積立より条件が悪いという残念なサービスとなっています。
しかし、先日マネックス証券がNTTドコモと資本業務提携したこともありますし、auカブコム証券+KDDI、楽天証券+楽天モバイル、PayPay証券+ソフトバンク、の通信キャリアを絡めた戦いに発展してくのでしょうか。
ネット証券最大手のSBI証券はどこと組むのかどうするのかも注目ですね。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。