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SBI証券が個人型拠出年金(iDeCo)の35本制限での除外対象のファンドを発表

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35本制限SBI

このサイトでも何度か記事にしました個人型拠出年金(iDeCo)の取扱商品を35本にする制限。該当するSBI証券がとうとう除外対象のファンドを発表をしました。今後はこれに基づいて掛けている方の3分の2以上の同意を得る作業に入ります。

今回は35本制限に伴う除外対象のファンドを発表についてみていきます。

目次

SBI証券イデコの35本制限の除外対象のファンド


2018年5月1日に施行された確定拠出年金法等の一部を改正する法律(平成 28 年法律第 66 号)。その中に運用関連運営管理機関が選定・提示する運用商品の上限数を35本以下とすることが規定されました。それに伴いSBI証券は現在67ある運用商品を猶予期間である5年間(2023年まで)に、上限数以下となるよう運用商品から除外し、新規掛金による購入を停止する、いわゆる閉鎖型とする手続きを順次行うことが必要となります。今回はその除外対象29本が発表されました。

確定拠出年金の運用商品提供数35本制限とは

確定拠出年金の運用商品数35本制限とはその言葉の通り、運用商品として提供できる数を35本までに抑制するということです。

確定拠出年金における運用の改善(

出所:厚生労働省 確定拠出年金制度等の一部を改正する法律の主な概要(平成30年5月1日施行)

なぜ??と思われる方も多いでしょうが厚生労働省は運用に詳しくない加入者が商品が多すぎると選択しづらいためと言っています。

確かに心理学的にこのような考え方があります。

行動回避・先送りに関連する行動バイアス

消費者は情報や選択肢が多すぎると判断に迷ってしまう。また選択をしないと言う判断をしやすくなる。お店でたくさんの魅力的な商品があると迷って結局買わずに出てきてしまうときが誰にでもあると思いますがそれと同じです。そのためこのような制限がついたのです。

個人的には半強制的に加入する企業型確定拠出年金ではある程度あってもよい制度だと思いますが、自分で加入する個人型確定拠出年金には全くいらないルールだと思いますが・・・。たくさん商品のある方が選べて楽しいと思えるある程度知識のある方はSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」を選べばよいと思いますし、たくさんあったら選べないって方は松井証券iDeCoのように選別した商品しか置いてない証券会社を選べばよいだけだと思うのですが・・・運用に詳しくない加入者によりすぎなルールを決めてしまいましたね。

また、35本という数字の決め方も会議の内容を見ている限りひどいものでした・・・

興味ある方はこの記事をご覧ください。
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除外対象のファンド

除外対象となるファンドは全部で29本です。これでちょうど35本となりました(ターゲットイヤーは1つと数えるようです)個人的にはもっと思い切って減らしてemaxis slimシリーズやexe-iつみたてシリーズなどをいれてほしいなって思っていましたがそこまではなかなか難しいのかもしれませんね。

今回除外を選択されたファンドを見ると商品の内容や人気以外にも今後の取引とかを優先したような気がするファンドもあります。どれとは言いませんが(笑)そういうのも絡んでいますのでなかなか減らすのは大変だったんでしょうね。

分類 ファンド名 運用会社

国内株式

日経225ノーロードオープン アセットマネジメントOne
朝日ライフ 日経平均ファンド(愛称:にぃにぃ Go) 朝日ライフアセットマネジメント
ニッセイ日経225インデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
MHAM TOPIXオープン アセットマネジメントOne
DCグッドカンパニー(社会的責任投資) 三井住友トラスト・アセットマネジメント
三井住友・バリュー株式年金ファンド 三井住友アセットマネジメント

国際株式

インデックスファンド海外株式ヘッジあり(DC専用) 日興アセットマネジメント
ハーベストアジアフロンティア株式ファンド SBIアセットマネジメント
シュローダーBRICs株式ファンド シュローダー・インベストメント・マネジメント

国内債券

野村日本債券ファンド(確定拠出年金向け) 野村アセットマネジメント

国際債券

EXE-i 先進国債券ファンド SBIアセットマネジメント
三井住友・DC外国債券インデックスファンド 三井住友アセットマネジメント
インデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用) 日興アセットマネジメント
グローバル・ソブリン・オープン(DC年金) 三菱UFJ国際投信
SB I- PIMCO ジャパン・ベターインカム・ファンド(愛称:ベタイン) SBIボンド・インベストメント・マネジメント

国内REIT

DCニッセイJ-REITインデックスファンド ニッセイアセットマネジメント
MHAM J-REITアクティブファンド<DC年金> アセットマネジメントOne

国際REIT

野村世界REITインデックスファンド(確定拠出年金向け) 野村アセットマネジメント
EXE-i グローバルREITファンド SBIアセットマネジメント

バランス

DCニッセイ/パトナム・グローバルバランス(債券重視型) ニッセイアセットマネジメント
eMAXIS 最適化バランス(マイストライカー) 三菱UFJ国際投信
eMAXIS 最適化バランス(マイミッドフィルダー) 三菱UFJ国際投信
eMAXIS 最適化バランス(マイフォワード) 三菱UFJ国際投信
eMAXIS 最適化バランス(マイディフェンダー) 三菱UFJ国際投信
eMAXIS 最適化バランス(マイゴールキーパー) 三菱UFJ国際投信

コモディティ

ダイワ/“RICI”コモディティ・ファンド 大和証券投資信託委託
分類 商品名 運用会社

定期預金

スルガ確定拠出年金スーパー定期(1年) スルガ銀行

年金保険

スミセイの積立年金(利率保証型) 住友生命保険相互会社
第一のつみたて年金(5年) 第一生命保険株式会社

今回除外となったものは同じベンチマークのインデックスファンドがある商品や人気の低いものが中心でした。1年以上前に私が予想したのと2つのファンドだけ外れましたがあとはあたっていました。過去の35本制限で残る商品予想はこちらをどうぞ

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私の予想が外れたのはEXE-i グローバルREITファンドインデックスファンド海外債券ヘッジあり(DC専用)です。ちなみにEXE-i グローバルREITファンドは私も少額ですが買っていましたので今回の同意を得る必要がある対象となります。

除外対象とならなかった商品

除外対象とならなかったのは以下の商品です。今後はここの中から選択する必要があります。

インデックス/
アクティブ
カテゴリ 運用会社 商品名
元本変動型 インデックス 国内株式 ニッセイアセットマネジメント DCニッセイ日経225インデックスファンドA
三井住友アセットマネジメント 三井住友・DCつみたてNISA・日本株インデックスファンド
SBIアセットマネジメント SBI TOPIX100・インデックスファンド<DC年金>
野村アセットマネジメント 野村DC・JPX日経400ファンド
先進国株式 ニッセイアセットマネジメント DCニッセイ外国株式インデックス
三井住友トラスト・アセットマネジメント DC外国株式インデックスファンド
SBIアセットマネジメント EXE-i先進国株式ファンド
SBIアセットマネジメント EXE-iグローバル中小型株式ファンド
大和証券投資信託委託 iFree NYダウ・インデックス
新興国株式 SBIアセットマネジメント EXE-i新興国株式ファンド
三菱UFJ国際投信 三菱UFJ DC新興国株式インデックスファンド
国内REIT ニッセイアセットマネジメント DCニッセイJ-REITインデックスファンドA
先進国REIT 三井住友アセットマネジメント 三井住友・DC外国リートインデックスファンド
国内債券 三菱UFJ国際投信 三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金)
先進国債券 野村アセットマネジメント 野村外国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)
新興国債券 三菱UFJ国際投信 三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド
バランス 大和証券投資信託委託 iFree 8資産バランス
日興アセットマネジメント DCインデックスバランス(株式60)
日興アセットマネジメント DCインデックスバランス(株式40)
日興アセットマネジメント DCインデックスバランス(株式20)
日興アセットマネジメント DCインデックスバランス(株式80)
アクティブ 国内株式 レオス・キャピタルワークス ひふみ年金
SBIアセットマネジメント SBI中小型割安成長株ファンド ジェイリバイブ<DC年金>(愛称:jrevive<DC年金>)
フィデリティ投信 フィデリティ・日本成長株・ファンド
ポートフォリア みのりの投信(確定拠出年金専用)
スパークス・アセット・マネジメント スパークス・日本株式スチュワードシップ・ファンド (愛称:対話の力)
先進国株式 キャピタル・インターナショナル キャピタル世界株式ファンド(DC年金用)
ラッセル・インベストメント ラッセル・インベストメント外国株式ファンド(DC向け)
朝日ライフアセットマネジメント 朝日Nvestグローバル バリュー株オープン (愛称:Avest-E)
農林中金全共連アセットマネジメント 農林中金<パートナーズ>米国株式長期厳選ファンド
バランス 三井住友トラスト・アセットマネジメント SBI資産設計オープン(資産成長型) (愛称:スゴ6)
野村アセットマネジメント 野村DC運用戦略ファンド (愛称:ネクスト10)
コモディティ 三菱UFJ国際投信 三菱UFJ 純金ファンド (愛称:ファインゴールド)
ターゲットイヤー SBIアセットマネジメント セレブライフ・ストーリー2025
SBIアセットマネジメント セレブライフ・ストーリー2035
SBIアセットマネジメント セレブライフ・ストーリー2045
SBIアセットマネジメント セレブライフ・ストーリー2055
元本確保型 定期預金 あおぞら銀行 あおぞらDC定期(1年)

ちなみに私ならこれを選ぶ配分に入っている銘柄はすべて残りました。EXE-i グローバルREITファンドは候補の一つとして紹介していましたが・・・
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今後の流れ

今後は以下の流れで処理されることになるようです。

該当の除外対象商品を購入している方

同意取得のご案内を郵送にて該当のお客さまへお送りいたします。 通知の内容をご確認いただき、異議がある場合には期限までに、書面にてご連絡ください。出所:SBI証券WEBページ

除外には除外対象の運用商品を保有もしくは掛金配分設定している人の3分の2以上の同意が必要となります。同意が集まらなかったら除外の対象を他の商品に変えるのでしょうかね?よほどあつまらないということはないでしょうが。

該当除外対象商品の2018年4月30日時点の数量を超えた場合

2018年4月30日時点の数量までは除外が決定した後もそのまま保有し、運用を続けることができます。

それを超える数量については2018年5月1日以降に購入されたとみなされ→除外決定後、除外時にこれに該当する数量は現金化されます。

つまり、2018年4月30日時点の数量を超えている部分については購入時期の問題ではなく強制的に現金化されます。

おそらくこの処理は上記の同意が確定してからの話だとは思いますが、該当する商品の運用している方は配分変更及びスイッチングを検討したほうがよいでしょう。

まとめ

今回は「SBI証券が個人型拠出年金(iDeCo)の35本制限での除外対象のファンドを発表」と題して35本制限での除外対象商品をみてきました。

私も1本該当していますし、4月以降も購入していますので今後の動きも記事にしていきます。

すでに決まった話ですが35本制限はほんといらないルールですね。選べないというなら教育なりなんなり他にやることあるだろうと思うのですが偉い方の考えることはよくわかりません。現状のルールだとSBI証券は今後商品を増やそうとしても残った商品を削らないと入れることはできません。今後どうしてもいれたい新しい商品が出たときにどういう対応を取るのか見守っていきたいですね。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。

(※私が加入しているのはSBI証券です)

この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。

また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。

順番に見ていきましょう。

SBI証券

まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

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マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。

iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。

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松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。

こちらも有力候補の一つですね。

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大和証券

大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。

他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。

また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。

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楽天証券

楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。

この2つのファンドは人気ですね。

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総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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