楽天証券がつみたてNISA最有力候補に。楽天カードでの投資信託購入で1%のポイント還元

次々と新しい制度・サービスを展開している楽天グループですが今度は楽天証券である意味画期的な制度がはじまります。

それが投資信託を「楽天カード」でのクレジットカード払いが可能になることです。

これは便利である上にかなりお得になることを意味します。

先日、楽天スーパーポイントでの投信積立が可能となったばかりですが最近の楽天証券はすごいですね。

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楽天スーパーポイント積立投資
今回は楽天証券で投資信託の楽天カード払いが可能になった件を詳しくみていきます。

楽天証券の投資信託が楽天カード利用で1%のポイント還元

楽天証券で2018年10月27日から、投資信託を購入する際に楽天カード払いを選択することが可能となります。クレジットカードで投資信託を購入できるというサービスは、ファッションビルなどを運営している丸井グループのtsumiki証券がエポスカードとの組み合わせで9月から開始することを先日発表したばかりです。

それに対抗した措置なのかな?このあたりは楽天証券のフットワークのよさを感じますし、楽天カードという日本最大のクレジットカードで実施されることでインパクトは大ですね。今後は他の証券会社も対抗してくるかもしれません。


楽天カードで購入できる投資信託

今回楽天カードで購入できる投資信託は楽天証券で積立投資が可能なすべての投資信託です。

約2,500種類あります。

楽天証券は他の証券会社と比較してもかなり充実した投資信託ラインナップを誇っていますのでその点でも魅力が高いです。

また、対象となる口座も特定口座、一般口座、NISA、つみたてNISAと幅広く設定されました。iDeCoジュニアNISAは今の所使えないようですが・・・

購入の条件

今回のクレジットカード払いで購入できるのは任意の好きなタイミングで購入できるわけではなく、毎月決まった金額、決まった日に購入する積立投資に限定されます。

つまり、積立投資ですね。

とくにつみたてNISAは積立投資の仕組みですからつみたてNISAをやっている人はすべてこの条件に合致します。

1%のポイントが付きますので他の証券会社と比較してかなりのアドバンテージとなってくるでしょう。

私はSBI証券でつみたてNISAをやっていますが、今回の発表で楽天証券に変更したくなりましたね。

つみたてNISAの変更は面倒そうですのでSBI証券が対抗してくれることを期待していますが・・・

楽天カードで投資信託を購入するとポイント還元は1%

今回の楽天カード払いの最大のメリットはポイント還元が1%あることです。

例えばつみたてNISAを満額加入している人は年額で40万円投資信託を買います。

銀行引き落としであればポイントは全く付きませんが、楽天カード払いにすれば年間4,000ポイントがつくことになります。つみたてNISAを20年やれば8万円分のポイントゲットとなります。

さらに楽天スーパーポイントは投資信託を100円単位で買うことが可能ですのでそのポイント還元分を投資に回せばさらに複利で増えていく可能性も大です。この差は大きいですね。

毎月の購入金額の上限は5万円

楽天カード決済での積立購入は月額5万円が上限となります。

つみたてNISAの上限は年間40万円ですから月にすると33,333円です。それは賄えますので上限としては十分でしょうね。つみたてNISAの支払いを楽天カード払いにするだけで月に333ポイントがゲットできる計算となります。

また、楽天証券は100円から購入が可能となっていますので単位とすると100円以上1円単位ということになります。

支払いの繰り延べ効果も大きい

通常のつみたてNISAの銀行引き落としやiDeCoの銀行引き落としは先払いとなります。

さきにお金が引き下ろされてそれで投資信託を買うのです。しかし、クレジットカードではあとから支払いをすることになります。

具体的には後述するように1日に買ったものの支払いは27日となりますので26日間実質的に後払いしていることと同じことなんですよね。間接金融といいますがこの効果は本当に大きいです。

本来なら利息を取られてもおかしくはありませんがクレジットカードの場合、逆にポイントを貰えるというボーナス付き。クレジットカード払いをしないわけにはいきませんね。

楽天カード払いでの利用にはデメリットも

かなりメリットが大きい楽天カード払いでの投資信託つみたてですがちょっとしたデメリットも発見しました。

毎日購入や毎週購入が不可に

それは毎日購入や毎週購入などの利用ができなくなることです。

楽天カードでの購入の場合には12日までに申込を行った積立設定分を翌月1日(休業日の場合はその翌営業日)に買付け、その後、27日(休業日の場合はその翌営業日)に楽天カードの引落先の銀行口座から引き落とされます。つまり、買付けは1日に限られることになります。

毎日購入や毎週購入も魅力的ですが、ポイント1%の魅力と比較すると微々たるものですけどね。ちなみに毎日購入や毎週購入、毎月購入は長い目でみるとそれほどリターンに影響はないという調査結果もあったりします。上下に大きく動くときなどは気持ち的に毎日購入が平穏な気がしますが。

詳しくはこちらの記事を御覧ください。

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つみたてNISAを買うタイミング

リボ払いの対象外

また、今回の楽天カードでの投資信託積立はリボ払いの対象外となります。ただし、リボ払いは利息がかなり高いのであまりおすすめではありませんのでできないのはデメリットとはいえないかもしれませんけどね。むしろリボ払いでお金がないのにどんどん投資してしまう人を防ぐにはリボ払いできなくしておくほうがよいでしょう。

まとめ

今回は「楽天証券がつみたてNISA最有力候補に。楽天カードでの投資信託購入で1%のポイント還元」と題して楽天証券が始める楽天カードでの投資信託積立について見てきました。

ポイント1%還元はかなりありがたいですね。

とくにつみたてNISAはiDeCoと違い各社取扱商品の違いと、購入パターン(毎日、毎週など)の違いくらいでそれほど差がありませんでした。しかし、今回の楽天カードの件で楽天証券が一気に最有力候補に浮上した感がありますね。

楽天カードを持っている方が今からつみたてNISAを始めるなら楽天証券一択といってもよいかもしれません。

楽天カードは使い勝手の良いクレジットカードですから持っていない方でもつみたてNISAをはじめるなら楽天カードを作ってもお得な制度になります。あとは他の証券会社がどう対抗してくるのか見ものですね。

また、iDeCoでも楽天カード払いができるようになると他の証券会社と比較してもかなり大きなメリットを持つことになりますので期待したいところです。(制度上難しいのかな?iDeCo会議の議案には出ていましたね)

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