つみたてNISA(積立NISA)はiDeCoと違って買うタイミングの自由度がかなり高いです。
そのためどのタイミングで買えば良いかわかりにくいところもあります。
今回はつみたてNISAでどういうタイミングで買うのが良いのか考えてみたいと思います。
※加筆修正を加えました。
毎日買う
まず1つ目は毎日買うという方法です。
いつ買えばよいのかわからない方にはおすすめです。
ただし、この方法が使える証券会社は限られていますのでお気をつけください。
現状だと、SBI証券、楽天証券、松井証券あたりはこの方法が使えます。
ちなみに私はこの方法をつかっています。
この方法のメリットはSBI証券あたりは究極の時間分散とうたっていますが
ドルコスト平均法による時間的分散効果が期待です。
ドルコスト平均法とは毎回決まった金額を買うことで上がったときは少しの購入、下がった時はたくさんの購入となることで取得価額に分散効果を与えることです。
ドルコスト平均法は評価が分かれますがつみたてNISAのように購入手数料がかからない買い方の場合メリットも大きいと思います。
ちなみに私は2年間毎日つみたてをしましたが、そこで感じたメリットデメリットはこちらの記事を御覧ください。
年初に買う
もう一つが年初に枠一杯に買ってしまう方法です。
例えばSBI証券の場合、賞与購入で購入日を決めれますので1月4日とかにすればすぐに買うことができます。
これは期待値を考えた場合には1番利益がでそうな方法となります。
例えば期待値が+5%の投資商品があったとしてその商品を年初に買えば+5%がまるまる享受できる可能性があります。
しかし、分散して買ってれば購入日が遅くなるためまるまる5%は期待しにくくなります。
もちろん逆に動くこともありますが長期な目で見て期待値が高い商品を購入するならありですね。
資金的には先にお金が出ていきますので余裕があればってところにはなりますが・・・
縁起の良い日に買う
次は縁起の良い日に投資をする方法です。
2018年の縁起のよい日は下記記事をご覧ください。
縁起のよい日と言えば大安を思い浮かべる方も多いと思います。しかし、実は大安以外にも縁起が良いとされる日があるのです。今回はそんな大安以外の縁起の良い日も含めて2023年の縁起の良い日をまとめてみました。また、2024[…]
SBI証券の場合には毎日つみたて、毎週つみたて(曜日指定)、毎月つみたて(購入日指定)の3種類の買い方があります。
このうち毎月つみたて(購入日指定)で購入します。
例えば2018年の1月で言えば8日、11日、13日、20日、23日、25日あたりが縁起の良さそうです。
ですのでこの日に指定します。
購入するファンド毎に購入日を指定できますのである程度分散したい方は複数のファンドを買えばよいでしょう。
(1つのファンドで指定できる購入日は1日のみです)
例えば
楽天全米株式インデックスファンド 13日
EXE-iつみたてグローバル(中小型含む)株式ファンド 23日
のような感じです。
毎月指定日は変えられますから2月は◯日とか指定を変えれば毎月縁起の良い日に買うことができます。
私もSBI証券で毎日つみたてがはじまるまではこの購入方法を使っていました
(今は毎日つみたて)
過去の実績から安い日に買う
同じように過去の実績から購入日(毎月つみたての指定日)を変える方法もあります。
ファンドによって上下があります。
そのファンドの過去データを見て安い日を探してそのあたりに買うのも1つでしょう。
例えば毎月月初は安くて月末が高いとか
15日前後が高いなどファンド毎に特徴がありますのでそこを見極めるのです。
例えば日経平均でも1月は弱いので月末に買うと得という結果がでていたり
12月は強いので月初に買うと得だったり過去実績では言われています。
給料日に買う
資金の余裕を考えれば給料日の入金日に買うのも選択肢の1つでしょう。
給料で引かれて入金されるみたいな感じになるので無理なく続けやすい方法かと思います。
つみたてNISAは長期的な投資となりますので無理がなというのはかなり大きなウエイトとなりますしね。
金曜日に買う
もう一つが金曜日に買うなど曜日を決めてしまう方法です。
(今のところSBI証券のみができます)
過去の統計から見ると金曜日は投資家が手仕舞う事が多いため株価は安くなる傾向にあります。
(週末になにか事件が起こるリスクを避けるため)
それを逆手にとって金曜日に買うのです。
海外の株式だとそうならない傾向もありますんで投資しようとしている投資信託の値動きをまずはチェックをしてみてくださいね。
バリュー平均法
もう一つインデックス投資家の間で人気のあるバリュー平均法という投資法があります。
過去データから見るとドルコスト平均法よりも実績が高くなることから人気なのです。
バリュー平均法では、相場の状況によって買い付け額を変動させていくというやり方です。
毎回同じ金額で買い付けていくのではなく、マーケットの変動に合わせて買付金額を変動させていきます。
価格が下がった時は買付金額を増額し、価格が上がった時には買付金額を減額するのです
ただしこの方法途中で売りがはいるためつみたてNISA枠が一杯に使えなくなるってデメリットもありますのでそのあたりは考える必要がありそうです。
バリュー平均法について詳しく知りたい方は下記の本がおすすめです。
実はいつ買ってもリターンに大差はない
いろいろな買い方を見てきましたが、長期投資なら実はいつ買ってもリターンにそれほど差がないというデータもあります。
例えば米国株の代表指標であるS&P500のリターン最大は26日で104.7%でした。
リターン最小は19日で104%でした。
差が0.7%しかないんですよね。
また、毎日買うバイト毎月買う場合でもそれほど差がありません。
例えば日経平均を20年毎日買った場合と20年毎月買った場合だと
毎月のリターンが51.7%
毎日のリターンが52.1%
でした。こちらも0.4%しか差がありません。長期で見るとそのくらいの差となってしまうんです。
あまり深く考えなくてもよいのかもしれませんね
まとめ
今回はつみたてNISAで投資信託を買うタイミングを考えてみました。
どの方法も一長一短がありますのでどれが正解という訳ではありません。
どの投資信託を買うかも大事ですがどのタイミングで買うかも大事です。
自分にあった投資方法を考えて見てくださいね。
それを考えるのもつみたてNISAの面白さの1つな気がします。
つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力
つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。
選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。
SBI証券
SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、(※6月30日から三井住友カードで購入できるようになります)商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう
SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。
利便性で考えるならSBI証券でしょう。
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。
楽天証券
楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。
楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。
楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。
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楽天証券はなによりも楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。
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