8資産つみたてNISA

つみたてNISA対象の8指数バランス型ファンドを徹底比較。おすすめはこれだ!

つみたてNISA制度が始まってから1年少し経ちました。対象となる投資信託も徐々に増え始めインデックス投資信託142本、アクティブ投資信託17本とかなり増えてきました。

中でも複数の指数を組み合わせたバランス型と言われる商品が68本とかなりの比率を占めています。

個人型確定拠出年金(iDeCo)では選択肢がたくさんありすぎると選べなくなるからと、取扱投資信託の上限を35本に制限しています。つみたてNISAも基本的には同様ですから選択肢が多すぎて選べなくなってしまっている方も多いかもしれません。

そこで今回はつみたてNISAの対象となっているバランス型さらにその中でも最大数を誇る8資産型の投資信託を徹底比較してみました。個人型確定拠出年金(iDeCo)でも同様な商品を取り扱っている場合が多いのでそちらの参考にもなると思います。

そもそもつみたてNISAってなに?って方はこちらの記事から御覧ください。

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今さら聞けないつみたてNISAとは

つみたてNISA対象のバランスファンドを比較

一言でバランス型投資信託といってもかなり商品によりバラバラなコンセプトとなっています。

例えば8資産に均等に投資するものもあれば、日本株式とJリートの二つに投資をするものもあります。

特にいま人気なのが8指数に分散するものです。とは言ってもそれぞれ特徴があるのです。

それぞれについて見ていきましょう。


8資産均等型

まずは一番人気のある8資産均等型です。
8資産均等

基本的に上記のように名前の通り8資産(国内株式、国内債券、先進国株式、先進国債券、新興国株式、新興国債券、国内REIT、先進国REIT)に均等投資をする投資信託です。

どの資産が今後伸びるのかは予想でしかありません。予想もなかなか当たりませんからそれなら均等に投資してしまおうというコンセプトは非常に面白いと思います。

信託報酬

同じコンセプトの商品ですが信託報酬はそれなりに違います。一番低くなっているのがeMAXIS Slim バランス(8資産均等型)ですね。eMAXIS Slim シリーズは業界最低水準の運用コストを将来に渡って目指し続けるというコンセプトのしょうひんですから他が追随しにくいのかもしれません。

ファンド名信託報酬率(税込)/年信託財産留保額
iFree 8資産バランス0.2376%なし
たわらノーロード バランス(8資産均等型)0.2376%以内なし
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)0.17172%以内なし
eMAXIS バランス(8資産均等型)0.54%以内0.15%
つみたて8資産均等バランス0.2376%なし
SMT 8資産インデックスバランス・オープン0.54%0.1%

ベンチマーク

これら商品はコンセプトが同じですのでベンチマークも基本的には同じです。しかし、少しだけ違うベンチマークが入っている商品があります。

ファンド名新興国株式新興国債券
iFree 8資産バランスFTSE RAFI エマージング インデックスJPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
たわらノーロード バランス(8資産均等型)MSCIエマージングJPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)MSCIエマージングJPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
eMAXIS バランス(8資産均等型)MSCIエマージングJPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
つみたて8資産均等バランスMSCIエマージングJPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド
SMT 8資産インデックスバランス・オープンMSCIエマージングJPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド

違いは新興国株式と新興国債券のベンチマークです。

新興国株式

新興国株式は5つのファンドが「MSCIエマージング」をベンチマークとしてます。iFree 8資産バランスは「FTSE RAFI エマージング インデックス」をベンチマーク採用です。

FTSE RAFI エマージング インデックスはちょっと普通のインデックスとは違いスマートベータ方式が採用されています。具体的には流動性基準、時価総額基準、浮動株基準を満たした新興国の上場株式の中から、4つのファンダメンタル指標(株主資本、キャッシュフロー、売上、配当)に着目して構成銘柄の選出と組入比率が決定されています。

単純に指標についていくわけとかではないという点が違うんですね。過去の成績を見るとFTSE RAFI エマージング インデックスの方が少し良い感じになっています。

新興国債券

新興国債権はたわらノーロード バランス(8資産均等型)のみが「JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス」を採用しています。

この二つの違いは「JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド」は現地通貨なのに対して「JPモルガン・エマージング・マーケット・ボンド・インデックス・プラス」は米ドル建て債券であるということです。つまり、「JPモルガンGBI-EMグローバル・ディバーシファイド」は現地国通貨に対しての為替リスクを負うという違いですね。その分為替ヘッジがあると経費がかかりますからこのあたりは好みの部分が大きいでしょう。

成績(トータル・リターン)比較

それでは各ファンドの成績を比較してみましょう。なお、成績は2019年2月28日現在とします。8資産均等はできて間もない商品がほとんどですから1年リターンまでとしています。同じ8資産均等でも結構成績が違うのがわかるでしょう。

ファンド名1ヶ月6ヶ月1年
iFree 8資産バランス2.26%2.00%2.92%
たわらノーロード バランス(8資産均等型)2.51%0.76%3.46%
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)2.41%1.57%2.69%
eMAXIS バランス(8資産均等型)2.39%1.40%2.35%
つみたて8資産均等バランス2.39%1.56%2.64%
SMT 8資産インデックスバランス・オープン2.37%1.24%2.27%

時期によりリターンは異なっています。1ヶ月だと「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」6ヶ月だと「iFree 8資産バランス」、1年だと「たわらノーロード バランス(8資産均等型)」が最も成績が良くなっています。信託報酬率だと「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」が最も安いのですが、ベンチマークの差が大きく出た結果となりました。今回の結果は1年だけですから今後も要チェックですね。

そのほかの比率の8資産分散

次に均等以外の8資産分散ファンドを見てみましょう。

これは各ファンド特徴があります。

たわらノーロード 最適化バランスシリーズ

まずはたわらノーロード 最適化バランスシリーズです。こちらは5種類で8資産の比率が少しずつ変わっていく仕組みとなっています。リスクをどれだけとれるかで選択が変わってくる感じですね。

たわらノーロード 最適化バランス比較
出所:たわらノーロード 最適化バランス 「目論見書

たわらノーロード バランスシリーズ

たらわノーロードバランスシリーズも同様に下記のように予め比率が決まっています。8資産均等よりリスクを取りたいならば積極型、リスクを減らしたいならば堅実型を選べばよいでしょう。

たわらノーロード バランスシリーズ

出所:たわらノーロード バランス 「目論見書

三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド

次の三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドは以下の比率で投資されます。こちらは他と債券の投資先が少し違います。先進国債券と新興国債券がなく、世界債券と世界債券為替ヘッジありとなっていますね。

三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド

eMAXIS 最適化バランスシリーズ

eMAXIS 最適化バランスもたわらノーロード 最適化バランスシリーズと似た感じですね。どの程度リスクをとるかによってそれぞれの資産のバランスが変わっています。

eMAXIS 最適化バランス

出所:eMAXIS 最適化バランス「目論見書

eMAXIS マイマネージャーシリーズ

eMAXIS マイマネージャーシリーズは比率を時間の経過とともに少しずつ変えていくタイプです。若い頃はリスク高めに徐々にリスクを減らしていくイメージです。

eMAXIS マイマネージャー

出所:eMAXIS マイマネージャーシリーズ「目論見書

Smart-i 8資産バランスシリーズ

Smart-i 8資産バランスもたわらノーロード 最適化バランスシリーズと似た感じですね。どの程度リスクをとるかによってそれぞれの資産のバランスが変わっています。

Smart-i 8資産バランス

出所:Smart-i 8資産バランス「目論見書

つみたてバランスファンド

最後のつみたてバランスファンドはの三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンドに似た感じで予め決められた投資比率で投資をするタイプの投資信託です。他よりも日本株の割合が多くなっていますね。

つみたてバランスファンド

信託報酬

それではそれぞれの信託報酬等を比較してみましょう。

ファンド名信託報酬率(税込)/年信託財産留保額
たわらノーロード 最適化バランス(安定型)0.54%以内なし
たわらノーロード 最適化バランス(安定成長型)0.54%以内なし
たわらノーロード 最適化バランス(成長型)0.54%以内なし
たわらノーロード 最適化バランス(積極型)0.54%以内なし
たわらノーロード 最適化バランス(保守型)0.54%以内なし
たわらノーロード バランス(堅実型)0.2376%以内なし
たわらノーロード バランス(積極型)0.2376%以内なし
たわらノーロード バランス(標準型)0.2376%以内なし
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド0.2268%なし
eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)0.54%以内0.1%
eMAXIS 最適化バランス(マイ ディフェンダー)0.54%以内0.05%
eMAXIS 最適化バランス(マイ フォワード)0.54%以内0.1%
eMAXIS 最適化バランス(マイ ミッドフィルダー)0.54%以内0.05%
eMAXIS マイマネージャー 1970s0.54%以内なし
eMAXIS マイマネージャー 1980s0.54%以内なし
eMAXIS マイマネージャー 1990s0.54%以内なし
Smart-i 8資産バランス 安定型0.1728%なし
Smart-i 8資産バランス 安定成長型0.1944%なし
Smart-i 8資産バランス 成長型0.216%なし
つみたてバランスファンド0.23436%程度なし

成績(トータル・リターン)比較

それでは各ファンドの成績を比較してみましょう。なお、成績は2019年2月28日現在とします。

ファンド名1ヶ月6ヶ月1年
たわらノーロード 最適化バランス(安定型)1.07%1.17%2.66%
たわらノーロード 最適化バランス(安定成長型)1.48%1.02%3.66%
たわらノーロード 最適化バランス(成長型)2.11%0.56%4.6%
たわらノーロード 最適化バランス(積極型)2.8%0.02%5.61%
たわらノーロード 最適化バランス(保守型)0.45%0.98%0.77%
たわらノーロード バランス(堅実型)0.97%0.82%1.55%
たわらノーロード バランス(積極型)2.79%-0.48%4.25%
たわらノーロード バランス(標準型)1.85%0.44%3.17%
三井住友・DCつみたてNISA・世界分散ファンド2.42%-0.04%3.29%
eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)4.01%-2.47%-2.54%
eMAXIS 最適化バランス(マイ ディフェンダー)1.92%0.18%1.43%
eMAXIS 最適化バランス(マイ フォワード)3.20%-0.17%1.25%
eMAXIS 最適化バランス(マイ ミッドフィルダー)2.49%0.15%1.35%
eMAXIS マイマネージャー 1970s2.49%0.13%1.31%
eMAXIS マイマネージャー 1980s3.20%-0.06%1.36%
eMAXIS マイマネージャー 1990s4.01%-2.47%-2.53%
Smart-i 8資産バランス 安定型1.23%0.53%
Smart-i 8資産バランス 安定成長型2.33%-0.47%
Smart-i 8資産バランス 成長型3.06%-1.26%
つみたてバランスファンド2.5%-0.92%0.53%

時期によりリターンは異なっています。1ヶ月だと「eMAXIS 最適化バランス(マイ ストライカー)」、「eMAXIS マイマネージャー 1990s」が最も成績が良くなっています。ただし、二つのファンドとも6ヶ月、1年ともマイナスですから波が大きいタイプなのでしょう。6ヶ月だと「たわらノーロード 最適化バランス(安定型)」、1年だと「たわらノーロード 最適化バランス(積極型)」が最も成績が良くなっています。

まとめ

今回は「つみたてNISA対象の8指数バランス型ファンドを徹底比較。おすすめはこれだ!」と題して8資産型のバランスファンドを比較検討してみました。

8資産型はそれぞれどの比率に投資をするのが分かれていますから自分の考えにあった投資信託を選択するのがよいでしょう。

また、信託報酬率だけみるのではなく実際の成績、純資産なども考えるのがよいでしょうね、ただし、成績はまだ1年だけのものです。昨年は国内REITと新興国債券が良かった年となりました。そのためそれらの比率が多い投資信託は調子良かったんですよ。ですから成績はもう少し長い目でみたいこところですね。

以上を踏まえる個人的なおすすめはやっぱり信託報酬の安い「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」かな。だだし、ちょっと債券やリートの比率が多い気がします。私が考えるアセットアロケーション的にはリートと債券の比率を減らして株を増やしてほしいんですよね。各社ともリスクを増やすと株とREITの比率が増えていますが、REITはそんなにいらないな・・・って考えてしまいます。だったら8資産均等でいいやってなってしまいますね。

株6割、REIT1割、債券3割、国内比率は1割くらいの商品どこか作ってくれないかな?つみたてNISAは債券のみやREITのみの商品を扱ってませんから組み合わせても作れないんですよ。

つみたてNISAに加入するならこの2社が有力

つみたてNISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記の2社が有力となります。

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今、現状つみたてNISAの証券会社としてはベストはこちらでしょう。楽天証券。

理由としては楽天カードでつみたてNISA投資信託を購入できることにあります。楽天カードでつみたてNISAを購入すると1%の楽天スーパーポイントが付くのです。この差はかなり大きく他の証券会社にはないかなりのストロングポイントとなりえるでしょうね。この辺りはグループ企業にカード会社や銀行を持っているからできることでしょうから他は追随が難しいかもしれません。商品の取扱数もSBI証券に次いで多くなっています。

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