今回は公務員や労働組合などとの関係性が深いため2017年1月にルールが変わってからの個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)のシェアがかなり大きいとの噂のろうきんで個人型確定拠出年金(iDeCo)をはじめるとしたら私ならどの運用商品を購入するかを考えてみたいと思います。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)で高シェアのろうきん
もちろん投資は自己責任なのでどこに投資するのはご自身でよく考えてくださいね。
私の選んだ運用商品で損がでたとしても保証はいたしかねます。
他の証券会社で私が運用商品を選ぶ場合はこちらからどうぞ
シリーズものとして定期的に投稿してきました「私ならこれを選ぶ◯◯の個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)おすすめ配分。運用商品を比較してみた」ですがかなりのページ数になり、わかりにくくなってしまいましたのでここら辺でまとめ[…]
ろうきんの個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の運用商品
まずはろうきんの個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)運用商品を見てみましょう。
かなりシンプルな品揃えとなっています。4つの基本カテゴリーとバランス型3種のみです。
新興国株式やリート(不動産)がないのは選択の幅が狭くなりますのでもうちょっとがんばってほしいなって思います。
初心者にはわかりやすくてよいのかもしれませんが・・・
ただし、DCダイワ日本株式インデックス、DCダイワ日本債権インデックス、DCダイワ外国債券インデックスの3つのカテゴリーはインデックスファンドでありながら信託報酬が高すぎますね・・・個人的にこの3つはなしです。もし、ろうきんで iDeCoをやる場合でもこれらのカテゴリーには投資をせずNISAやつみたてNISAなどで運用するのが良いかと思われます。
カテゴリー | 商品名 | 信託報酬 |
---|---|---|
国内株式 | DCダイワ日本株式インデックス | 0.6696% |
国内債券 | DCダイワ日本債権インデックス | 0.486% |
外国株式 | 野村DC外国株式インデックスファンド | 0.27% |
外国債券 | DCダイワ外国債券インデックス | 0.702% |
つぎにバランス型です。こちらは株式の比率に応じて3つの商品が用意されています。
これもそこまで魅力的な運用商品ではありません。しかし、他の運用商品と比較すると信託報酬がそこまで高くないので・・・といったところでしょうか。
バランス型(株式40%) | DIAMバランスファンド<DC年金>1安定型 | 0.2808% |
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バランス型(株式60%) | DIAMバランスファンド<DC年金>2安定・成長型 | 0.3132% |
バランス型(株式80%) | DIAMバランスファンド<DC年金>3成長型 | 0.3456% |
私ならこれを選ぶ運用商品。リスク高めを許容できる人
iDeCoにかぎらずリスクを高めればそれだけリターンの金額もあがると予想されます。
つまり、ハイリスクハイリターンを考える方です。
リスクを取る場合私ならこういう運用商品を選択します。
バランス型:100% DIAMバランスファンド<DC年金>3成長型
バランス型で1番リスクの高いDIAMバランスファンド<DC年金>3成長型1本です。
本来、インデックスファンドを買いたい所ですが、ろうきんのインデックスファンドは信託報酬が高い運用商品ばかりです。
それらを買うならバランス型のDIAMバランスファンド<DC年金>3成長型の方が信託報酬が割安なのでこれを選択します。
外国株式の野村DC外国株式インデックスファンドはまだましな方なので少額を積み立てる方はこれ1本でもいいかもしれません。
私ならこれを選ぶ運用商品。リスク低めにしか許容できない人
次にリスクをあまり取りたくない場合は私ならこうします。
こちらもバランス型のDIAMバランスファンドの安定・成長型か安定型です。
自分のとれるリスクに応じてどちらなのかを選択すればよいでしょう。
どちらもそこまで魅力的ではありませんが、相対的にみるとろうきんの運用商品の中では比較的ましなので消去法での選択となりました。
バランス型:100% DIAMバランスファンド<DC年金>1安定型
バランス型:100% DIAMバランスファンド<DC年金>2安定・成長型
ろうきんの場合、どの運用商品も信託報酬が高いです。
そのため比較的ましな、バランス型を選択するか、少額な掛金ならば野村DC外国株式インデックスファンドだけを運用してあとはNISAや積立NISAで運用するのも1つの選択肢としてありだと思います。
また、この選択肢なら節税目的と割り切り定期預金を選択するのもありかもしれませんね・・・
定期預金を選択してしまうと基本的に目減りしていきますのでオススメはしませんが。
ちなみに国民年金や厚生年金を運用するGPIFはの基本ポートフォリオは国内債券35%、国内株式25%、海外債権15%、海外株式25%です。
詳しくはこちらの記事をご覧ください。
突然ですが、日本最大の投資機関をご存知でしょうか?投資機関といってよいのかはわかりませんが、最も大きいのは国民年金や厚生年金を運用しているGPIF(年金積立管理運用独立行政法人)という団体です。テレビのニュースや新聞などでは[…]
まとめ
今回は私がもしろうきんでiDeCoをはじめるならこの運用商品を選択するという記事でした。
いかがでしたでしょうか?
ろうきんは積極的に営業をかけているようでシェアは高いようですが、他と比較し運用商品の信託報酬は高めですし、手数料も安くはありません。
ろうきんもiDeCoにかなり力をいれているようですので今後に期待したいところですが、現状のままの条件あらばiDeCoでろうきんを使うのはやめておいたほうがよいです。
iDeCoの場合は長期投資となります。
運用に関係なく信託報酬、手数料は掛かってきますので少しでも信託報酬、手数料がやすいところを選択するのがセオリーとなります。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行、大和証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料はが無料です。(国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。)
また、運用商品もインデックスファンドを中心に低信託報酬の商品が充実しています。順番に見ていきましょう。
SBI証券
イチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小、ジェイリバイブといった特徴ある商品をたくさんそろえているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金の分野を長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれています。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoで唯一iFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いがあるところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
1番人気のひふみ年金の取扱もあるのもポイント高いです。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
イオン銀行
イオン銀行iDeCoは全国各地に窓口があるのが魅力です。
また、銀行として珍しく良心的な投資信託を用意してくれてるんですよ。
イオン銀行は実質信託報酬の安いたわら先進国株の取り扱いがあるのが魅力です。ひふみ年金の取扱があります。このあたりに興味持つ方は選択肢として全然ありです。また、イオン銀行だけ他へ移るときの手数料が無料なのも個人的にポイント高いです。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
総合して考えるとこの5つの金融機関ならどれかに加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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