米国株式は最近人気が急激に上がっています。
それもあり各社の競争が熾烈です。
まず、各社5米ドルで横並びだった米国株式の最低取引手数料をマネックス証券がが0.1米ドルへ一気に50分の1へと引き下げました。
それを受けて翌日にはライバルの楽天証券がマネックス証券の10分の1である0.01米ドルへ引き下げを行いました。
その翌日にはマネックス証券が楽天証券と同じく0.01米ドルへ引き下げを発表
それに対抗してSBI証券が米国株式の最低取引手数料を0ドル。
つまり無料としました。
マネックス証券と楽天証券はそれに対抗して米国株式の最低取引手数料を無料としました。
つまり、現在ではSBI証券、マネックス証券、楽天証券が米国株式の最低取引手数料を無料となっています。
売買手数料も0.45%とこの3社は同率ですから手数料はほぼ横並びです。
そんな状況でSBI証券は利便性の面で他の2社と差をつけようと米国株式・ETF定期買付サービスを導入していました。
さらに今回、逆指値注文、期間指定90営業日に延長と勝負にでてきました。
個人的には特に逆指値注文はありがたいですね。
今回はこのSBI証券が新しく導入する米国株式の逆指値注文、期間指定90営業日に延長について詳しくみていきます。
米国株おすすめの証券会社についてはこちらの記事を御覧ください。
日本でもSBI証券、マネックス証券、楽天証券による米国株式最低手数料の値下げ合戦が繰り広げられるなどアメリカへ投資する環境がかなり整ってきました。そのため、日本でもアメリカの会社の株やアメリカの証券取引所に上場するETFに投資する人[…]
米国株式の逆指値注文
まずは逆指値注文です。
国内株式の売買ではかなり前から当たり前となっている注文方法ですね。
この注文方法はかなりおすすめですが、最近ではこの注文をする人を狙った逆指値殺しなんて言葉もあるくらいです・・・
通常の指値注文とは株を注文するときは○○ドルまで上がったら売り、○○ドルまで下がったら買いという指示します。
しかし、逆指値注文は逆と名前がついているようにその逆です。
つまり、逆指値注文とは
「○○ドルまで上がったら売り」
といったように注文をするやり方です。
それではこの注文方法のなにがよいのでしょうか?
逆指値にはいろいろな使い方がありますが、代表的なものをご紹介しましょう。
損失の限定(ストップ・ロス)
まずは損失の限定をするストップロスです。
基本的な逆指値の利用方法となります。
保有する銘柄が相場が思惑と反対に動いた場合、損失の拡大を防ぎたい時に使われます。
出典:SBI証券「米国株式に「逆指値」を追加!期間指定も90営業日に延長!」より
通常の注文方法で売りを出すときはいくらで売ると少し上を指値をしておきます。
しかし、相場は急に動くことがあります。
なにか事件があったり、大きな発表されたりしたら急激に動くのです。
そういったときにずっと相場を見ていられる方ならば対応できるでしょうが、そうでもない方の場合は大きな損失が発生してしまうなんてことはよくある話です。
特に米国株の取引時間は月曜日~金曜日の23:30~翌6:00 (サマータイム期間中は1時間前倒し)です。
日本人の方の多くが寝ている時間ですからね・・・
しかし、逆指値注文は「参照価格を下回ったら売り」と事前に発注することにより、損失の拡大を防ぐことが期待できます。
つまり、この注文方法をとることで損失を限定することができるのです。
逆指値を指定したラインまで行かなければそのまま株を保有し続けることになります。
このサイトでも何度も書いていますが、株の最大の敵は人の心理です。
逆指値でストップロスを設定しておけば心理が入り込む間もなく自動的に損切りができるんですね。
損切りの重要性はこちらの記事を御覧ください。
最近、長期投資家が流行っているためなのか「損切は不要である」という主張をする投資家や専門家が増えてきました。有名なところで言えば世界一の投資家の「ウォーレンバフェット氏」なんかはそのタイプですね。逆に昔から「損切り」は株式投[…]
レンジ抜けの買い
次はレンジ抜けです。
チャートを見てボックス圏からの抜けや、以前の高値・安値の抜きを想定し、相場のトレンドが変わるタイミングを捉えて、投資機会を確保するやり方です。
つまり、上昇トレンドに変わるタイミングに買いを入れるやり方ですね。
出典:SBI証券「米国株式に「逆指値」を追加!期間指定も90営業日に延長!」より
通常の注文方法で買いを出すときはいくらで買うと少し下をしていしておきます。
しかし、その金額まで価格が下落せずそのまま上がってしまうなんてことはよくあります。
そこで逆指値注文です。
例えば以前の高値を超えたところで逆指値を指定しておきます。
そこを超えるということはトレンドが変わった可能性が高いからです。
SBI証券の米国株の逆指値サービス概要
今回のSBI証券の米国株式の逆指値サービスの概要は以下のとおりです。
注文種別 | 逆指値(指値指定)/逆指値(成行指定)
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---|---|
売買 | 売り・買いともに逆指値注文可能 |
注文可能時間 | 注文受付時間、取引時間に順次発注いたします。
|
注文期間 | 当日中、または90営業日後まで期間指定可能 |
注文取消 | 注文が約定するまでの間であれば取消可能 |
注文訂正 |
|
出典:SBI証券「米国株式に「逆指値」を追加!期間指定も90営業日に延長!」より
日本株で最近増えてきた逆指値通常注文(通常注文と逆指値注文の2つを発注することができる方法)はこれからに期待ですね。
SBI証券の米国株の逆指値サービス開始日
なお、今回の米国株の逆指値サービスは以下の日から利用が可能となっています。
期間指定90営業日
もう一つが米国株式の期間指定注文が90営業日まで可能になることです。
もちろん逆指値注文も期間指定が可能となっています。
ですから米国株を買ったらすぐにストップロスの逆指値をいれておくとか、ボックス圏を抜ける逆指値注文をいれて買うタイミングを待つなんてこともできるようになります。
なお、逆指値と同じく10/7(月)の現地取引より期間指定は90営業日が可能となります。
それまでは最長15営業日ですのでお気をつけください。
まとめ
今回は「【逆指値注文】SBI証券の「米国株」がさらに便利に【期間指定90営業日】」と題してSBI証券の米国株式の新たなるサービスについてご紹介しました。
特に逆指値はかなり待ちわびた方も多いサービスではないでしょうか。
これで手数料も含めて国内株とそれほど遜色のない注文ができるようになりましたね。
SBI証券の資料請求
現在米国株式を始めるなら最も便利と言って良いSBI証券の資料請求は以下からどうぞ。
CHECK! SBI証券
また、米国株式や海外ETFを始めるならば住信SBIネット銀行も合わせて開設しておくのがおすすめですよ。
詳しくはこちらを御覧ください。
日本でもSBI証券、マネックス証券、楽天証券による米国株式最低手数料の値下げ合戦が繰り広げられるなどアメリカへ投資する環境がかなり整ってきました。そのため、日本でもアメリカの会社の株やアメリカの証券取引所に上場するETFに投資する人[…]
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