年金だけでは2000万円足りない問題でiDeCo(イデコ)の加入者は増えたのか?

年金だけでは2000万円足りない問題でiDeCo(イデコ)の加入者は増えたのか?

6月くらいから大きな話題となった年金だけでは2000万円足りない問題

この問題は「年金を株に回したことによって年金資産を溶かしたことが年金が足りない原因だ」など嘘八百をマスコミが報道したこともあり、年金返せデモが起こるなどおかしな話になっていました。

経済ジャーナリストを名乗ってよくテレビに出ている方がこの発言をしていたのにはびっくりしましたね・・・

また、こんな演説をしていた政党もありましたからね。

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イデコは詐欺?

しかし、金融庁が発表した資料に書いてあることはぜんぜんおかしな事はないんですよ。

至極まっとうなことが書いてあります。

金融庁の言いたかったことは少子高齢化が進むから年金だけでは老後資金は心許ないぞ。個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)やつみたてNISAなどで早めに準備しようぜってことなのです。

それでは年金だけでは2000万円足りない問題が話題になったことで実際に個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)やつみたてNISAの加入者は増えたのでしょうか?

つみたてNISAは今日現在では6月までの加入者数しか発表されていませんので、今回は個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)で年金だけでは2000万円足りない問題が起こったことで加入者がどれだけ増えたのかを検証してみたいと思います。

iDeCo(イデコ)の加入者は今回の問題で大幅に増加

それでは実際のiDeCo加入者の推移を確認してみましょう。

結論から言えば

年金問題によりiDeCoの加入者は大幅増

と言えるでしょう。

なお、iDeCo(個人型確定拠出年金)ってなに?って方はまずはこちらの記事から御覧ください。

この記事をみれば「iDeCo(個人型確定拠出年金)制度」から「つみたてNISAとの違い」、「おすすめ金融機関」、「おすすめ商品」、「いくら積み立てればよいのか」などを網羅的に確認することができますよ。

>>個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)完全ガイド

月別のイデコ加入者数推移

最新発表されている8月までで実際にどれだけの方がiDeCoに新規加入しているのかを見てみましょう。

なお、1号加入者とは第1号被保険者のことで主に自営業者、フリーランス、無職の人が該当します。

2号加入者数は第2号被保険者で会社員の方、3号加入者数は第3号被保険者で会社員の妻(専業主婦)です。

登録事業所数はiDeCo加入者がいる事業所の数です。

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

2019年新規加入者推移 5月 6月 7月 8月
1号新規加入者数 2,508人 3,544人 4,024人 3,945人
2号新規加入者数 17,162人 26,230人 31,352人 35,059人
3号新規加入者数 793人 1,227人 1,402人 1,429人
新規加入者合計 20,463人 31,001人 36,778人 40,433人
登録事業所増加数 4,644事業所 6,007事業所 7,000事業所 7,560事業所

出所:国民年金基金連合会「iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者等についてより著者作成

なお、新規加入者は前月21日から当月20日までの間に国民年金基金連合会で加入申出書を受付け、当月末までに入力手続きが 完了した人数とのことですから問題になった6月の翌月7月くらいから反映されていると思われます。

5月はゴールデンウィークの影響があると思われますので、6月と7月で比較してみましょう。

6月と7月の比較

1号加入者数約13%増
2号加入者数約19%増
3号加入者数約14%増
合計 約18%増

トータルで見ると約18%増加しています。

特に会社員の方などが該当する2号加入者が大幅に増えていますね。

登録事業所増加数も約16%増と大きく増えています。

6月と8月の比較

8月と6月も比較してみましょう

1号加入者数約11%増
2号加入者数約33%増
3号加入者数約16%増
合計 約30%増

トータルで見ると約30%増加しています。

こちらも会社員の方などが該当する2号加入者が大幅に増えていますね。

登録事業所増加数も約25%増と大きく増えています。

イデコ加入者数を前年と比較

季節要因が絡んでいる可能性もありますので前年の同じタイミングで比較してみましょう。

※スマホの方は横にスクロールしてご覧ください

2018年新規加入者推移 5月 6月 7月 8月
1号新規加入者数 3,035人 3,753人 3,587人 3,319人
2号新規加入者数 21,532人 28,329人 29,006人 30,839人
3号新規加入者数 1,064人 1,394人 1,305人 1,126人
新規加入者合計 25,662人 33,476人 33,898人 35,284人
登録事業所増加数 8,833事業所 7,164事業所 7,096事業所 2,695事業所

出所:国民年金基金連合会「iDeCo(個人型確定拠出年金)の加入者等についてより著者作成

2018年のデータで見ると5月はゴールデンウィークの影響で少し少なめですが6月、7月はほぼ同じです。

8月は多少多めとなっています。

ですから6月から7月、8月に大幅に増えている今回の結果は季節要因は影響していない可能性が高いです。

2018年、2019年の7月の比較

それでは2018年と2019年7月の新規加入者数を比較してみましょう。

1号加入者数約12%増
2号加入者数約8%増
3号加入者数約7%増
合計 約8%増

トータルで見ると約8%増加しています。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)が会社員に解禁されたのが2017年4月である程度興味を持つ方には一巡している状況となっていますが、それでも前年と比較して増えていますね。

登録事業所増加数はほぼ同じ伸びですね。

2018年、2019年の8月の比較

次に2018年と2019年8月の新規加入者数を比較してみましょう。

1号加入者数約18%増
2号加入者数約13%増
3号加入者数約26%増
合計 約14%増

トータルで見ると約14%増加しています。

特に自営業者、フリーランス、無職の人が該当する1号加入者数の数が大幅に増えていますね。

特に年金問題は厚生年金に加入していない第一号被保険者の方には大きな影響があるのが大きいのでしょうか。

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自営業者の老後資金は2000万円では足りない

まとめ

今回は「年金だけでは2000万円足りない問題でiDeCo(イデコ)の加入者は増えたのか?」と題して年金問題が露呈したことでiDeCoの加入者が実際に伸びているのかを確認してみました。

資料がでた6月と比較して7月で18%増、8月で30%増、昨年と比較しても7月8%増、8月14%増と大きく伸びていることが分かりました。

データがあるのはここまでですが、年金問題は夏以降も騒がれていましたのでそれ以降も大きく伸びている可能性が高そうです。

実際にに個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)だけでなく証券会社や銀行に相談に行く人も増えているという報道もありましたしね。

ただし、下記記事のように勉強もせずイキナリ証券会社や銀行に行くとカモネギとなりますからお気をつけくださいね。

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カモネギ

また、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)は老後資金対策としてかなり有効だとは思いますが、証券会社や銀行によってかなり差がある制度です。

どこで始めるのかはかなり重要ですよ。

基本的には下記6社がおすすめです。

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの6社から選ぼう

個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。

しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。

簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。

私が今もし、新たに加入するならSBI証券、楽天証券、マネックス証券、松井証券、イオン銀行、大和証券の6択の中から決めます。

(※私が加入しているのはSBI証券です)

この6つの金融機関は運営管理機関手数料はが無料です。(国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。)

また、運用商品もインデックスファンドを中心に低信託報酬の商品が充実しています。順番に見ていきましょう。

SBI証券

イチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。

SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小、ジェイリバイブといった特徴ある商品をたくさんそろえているところが最大の魅力です。

選択の楽しさがありますよね。

また、確定拠出年金の分野を長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。

SBI証券iDeCo
5

SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。

マネックス証券

次点はマネックス証券 iDeCoです。

こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれています。

マネックス証券iDeCo
5

マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoで唯一eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の取り扱いがあるところも大きなポイントになりますね。

松井証券

松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。

1番人気のひふみ年金の取扱もあるのもポイント高いです。

松井証券iDeCo
5

取扱商品が12本と少ないですが、SBI証券やマネックス証券と同様にeMAXIS Slimシリーズを取り揃え信託報酬が最安値水準となっています。
抑えるところは抑えた感じがありますね。逆に本数が少ないことにより選びやすさは増しており初心者向けの筆頭候補といってもよいかもしれません。

楽天証券

楽天証券もiDeCoにかなり力をいれています。

元々運営管理機関手数料が無条件で無料となったのは楽天証券が仕掛けたことが大きいんですよ。

今後は楽天SPUの対象になったり、つみたてNISAのように楽天カードでポイントが貯まるようになるようでしたらかなり面白い存在ですね。

楽天証券iDeCo
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楽天証券は人気のセゾン投信なんかにも加入できます。また、実質信託報酬の低いたわら先進国株、楽天・全世界株式インデックス・ファンドと楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が魅力です。今後は楽天SPUの対象になったり、つみたてNISAのように楽天カードでポイントが貯まるようになるようでしたらかなり面白いです存在ですね。

イオン銀行

イオン銀行iDeCoは全国各地に窓口があるのが魅力です。

また、銀行として珍しく良心的な投資信託を用意してくれてるんですよ。

イオン銀行iDeCo
4.5

イオン銀行iDeCo

イオン銀行は実質信託報酬の安いたわら先進国株の取り扱いがあるのが魅力です。ひふみ年金の取扱があります。このあたりに興味持つ方は選択肢として全然ありです。また、イオン銀行だけ他へ移るときの手数料が無料なのも個人的にポイント高いです。

大和証券

大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。

他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。

また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。

大和証券iDeCo
4.5

大和証券 iDeCo

運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。

総合して考えるとこの6つの金融機関ならどれかに加入すれば大きな後悔はないかなと思います。

他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですね。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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