お得なサービスが一つ消えることになりました。セブンイレブンなどで使える電子マネー「nanaco」の収納代行サービス支払いです。
改悪が発表されたのです。
今回はnanacoの改悪内容とその代替となる手段をご紹介したいと思います。
nanacoサービスの改悪内容
それではまずはnanacoの改悪内容から見ていきましょう。
nanacoサービス一部変更のお知らせ
平素は電子マネーnanacoをご愛顧いただき、誠にありがとうございます。
2019年12月20日(金)より、下記の商品・サービスについては「nanaco」でのお支払いが出来ませんのでご了承ください。
・セブン‐イレブンにおける収納代行サービスの一部(現金ではお支払いいただけます)
・寄付(ふるさと納税を含む)、募金、貸付金(ローン、融資等)の返済、クレジットカードご利用代金(ショッピング・キャッシング)の返済等なお、税金、公共料金(電気・ガス・電話など)については引き続き「nanaco」でのお支払いをご利用いただけます。
何卒ご理解賜りますようお願い申し上げます。出所:nanaco「nanacoサービス一部変更のお知らせ」
簡単に言えば2019年12月20日(金)以降は収納代行サービスの一部がnanacoで支払えなくなるってことです。
収納代行とはいろいろな会社の支払をバーコード(請求書払い)などでコンビニ支払いする方法のことです。今まではその支払い時にnanacoが利用できていたんですよ。
nanacoで収納代行を支払ってもポイントはつきませんが、クレジットカードで還元率が1.20%と高いリクルートカードなどの対象クレジットカードでnanacoにチャージすれば、そのチャージ分のポイントがつきますのでお得に支払うことができました。
現金で支払うのと比べてかなりお得になっていたのです。
収納代行での支払いは金額大きいです今回の改悪はショックな人も多いでしょう。
nanacoで使えなくなる収納代行の種類
使えなくなるのは以下の支払いです。
募金
貸付金(ローン、融資等)の返済
クレジットカードご利用代金(ショッピング・キャッシング)の返済 等
等とありますのでそれ以外の支払いも終了する可能性があります。
クレジットカードの利用代金の支払に使っている方も多かったと思われます。
nanacoでまだ使える収納代行
ただし、nanacoの収納代行すべてが使えなくなるわけではありません。
以下の支払いはまだ終了しません。
公共料金(電気・ガス・電話など)
税金とありますので住民税はまだいけそうな感じです。
こちらに直接の記載がない国民健康保険などが対象となるのかがちょっと気になりますね。
使える使えないの線引をもう少し明確にしてほしいところですね。
あまり使ってほしくないのでしょうかね・・・
ただし、これら支払いに使うにはnanacoはチャージの上限が5万円と低いですから微妙なところがありましたが・・・
6月にも同様の発表が・・・
6月頃にも以下のような案内がでて税金の支払いに使えなくなる等の噂(報道)も流れてnanaco側が慌てて否定をしたこともありました。
今後はその可能性も視野に入れておく必要があるでしょう。
2019年6月下旬より、順次セブン‐イレブン店舗において物品またはサービス以外は「nanaco」でお支払いいただけない場合がございますのでご了承ください。
このときも何が使えなくなって何が使えるのかの明確な発表もなく、ツイッターなどを見ているとかなりの混乱が生じてしまっていましたし、情報が錯綜していました。
もしかしたらこの時点ではnanacoを徐々に7月1日からスタートしたセブンペイに移行していくつもりだったのかもしれませんけどね・・・
nanaco収納代行の代替え手段を考える
それでは今回終了するnanacoの収納代行の代替え手段についてみていきたいと思います。
LINEPay
本命は「LINEPay」です。
LINEはヤフーと合併することになりましたので、PayPayとの合併もありそうなLINEPayですが、こちらも請求書払いの機能があります。
これはコンビニにいかなくてもスマホで収納代行の紙のバーコードを読み取ることで支払いを終えることができるサービスです。
PayB(ペイビー)と同じようなサービスですね。
ペイビーとの大きな違いはポイントが付くことですね。
いろいろな公共料金、税金、健康保険、通販会社の請求書が対象となっておりますのでnanacoの代替えになり得る本命でしょう。
なお、LINEPayの請求書払いはマイカラープログラムのランクにより0.5%〜2%分のLINEポイントが付与されます。
ただし、一部税金等の支払いはマイカラー還元の対象外となっていますのでご注意ください。
現状、LINEPayはチャージでポイントが付かないためこの辺りはnanacoと比べると不利ですね。
具体的にどの支払いが対象となっているのかは下記ページを御覧ください。
PayPay
次は「PayPay」です。
PayPayにはPayPay請求書払いという方法が用意されています。
仕組み的にはLINEPayやペイビーと同様にスマホでバーコードを読み取る方式ですね。
コンビニに行かなくてもできてしまいます。
PayPay請求書払いはクレジットカードでの直接の支払いはできず、チャージ済の残高からの支払いとなりますが、チャージする際にヤフーカードでポイントが1%付きますので実質1.5%のポイントが貯まることになります。
11/30日現在で東京電力などの公共料金の他に213地方公共団体等の税金や健康保険の支払いに対応しています。
ただし、まだ対象が限られています。
ちなみに私が住んでいる地域も今の所、対象外です・・・・
また、現状は公共料金や税金や健康保険などの支払いのみでnanacoが終了するクレジットカードなどの支払いは対象となっていませんね。
今後に対象が増えてこれば請求書払いの本命はPayPayでしょうね。
期待したいところですね。
具体的にどの支払いが対象となっているのかは下記ページを御覧ください。
使いたい請求書がリクエストできる
また、PayPayには「使いたい請求書をリクエスト」する機能がついています。
ここでリクエストすることでその企業や自治体に掛け合ってくれるんでしょう。
使いたい請求書等が対象となっていないならここでリクエストしてみるとよいことがあるかもしれません。
PayPayの登録はこちらからどうぞ。
現状のキャッシュレス決済の大本命はPayPayと言っても良い状況ですね。
まだ、キャッシュレス決済をなにも使ってない方は、とりあえずPayPayだけでも用意しておきましょう。
ダウンロードはこちらから
iPhone:paypay_IOS
アンドロイド:paypay_android
ファミペイ(FamiPay)
ファミリーマートが運営している「ファミペイ(FamiPay)」も収納代行の支払いに対応しています。
LINEPayやPayPayと違いファミペイはファミリーマートで支払いをする形式です。
ファミペイもnanacoと仕組みはほぼ同じでチャージした残高で支払う仕組みです。
ファミマTカードからチャージすれば0.5%のTポイントが貯まりますので少しお得に払えるのです。
また、ファミペイで支払うと都度、10FamiPayボーナス(10円)もらえますのでよりお得となっています。
つまり、0.5%+10円ってことですね。
(10FamiPayボーナス(10円)は税金等は対象外)
ただし、現状、ファミペイは対象となっている公共料金・各種料金が少ないのが大きな問題となっています。
まだ始まったばかりのサービスですから仕方ない部分はありますけどね。
苦情も多いのか下記のような案内もでています。
公共料金・各種料金お支払いでは、一部FamiPayでのお支払いができないものがございます。
出所:ファミペイ
ファミリーマートでお支払いできる公共料金・各種料金お支払いが確認する方法はこちらを御覧ください。
まとめ
今回は「nanacoが改悪。収納代行の支払いが不可に。代替え手段をご紹介」と題してnanacoの改悪内容の解説と代替手段をご紹介しました。
収納代行についてはnanacoだけでなく先月にはWAONも終了しています。
今後、この分野も再編が進むのでしょうかね・・・
現状で言えば代替えの本命は実質1.5%還元のPayPayと支払い対象が多いLINEPayですね。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
フェイスブックページ、ツイッターはじめました。
「シェア」、「いいね」、「フォロー」してくれるとうれしいです