つみたてNISAのトータルリターン(利回り)ランキングを資産クラス別で比較【2020年1月まで】

外国株式部門トータルリターンランキング

次は外国株式部門です。

外国株式は地域別でいくつかのカテゴリーに分かれています。

先進国株式部門(インデックス)ベスト5

まずは先進国株式部門(インデックス)です。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)
Smart-i 先進国株式インデックス9.11%MSCI コクサイ インデックス0.22%
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックス9.07%MSCIコクサイ・インデックス0.10989%(※0.1023%へ引き下げ予定)
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス9.06%MSCIコクサイ・インデックス0.10615%以内
ダイワインデックス外国株式9.02%MSCIコクサイ・インデックス0.154%
たわらノーロード先進国株式9.01%MSCIコクサイ・インデックス0.10989%

日本を除いた先進国株(MSCIコクサイ・インデックス)をベンチマークとした商品でもっとも成績が良かったのは意外な投資信託でした。

「Smart-i 先進国株式インデックス」です。信託報酬値下げ戦争には参加していませんのであまり目立たない存在でしたね。

ただし、1年のトータルリターンで見ると<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスやeMAXIS Slim 先進国株式インデックスに少し負けています。

もしかしたら「Smart-i 先進国株式インデックス」は他と比べて純資産も多くありませんのでブレが出てしまっている可能性もあります・・・

新興国株式部門(インデックス)ベスト5

次は新興国株式部門です。

半年前のデータだと新興国株式部門はすべてマイナスというかなり厳しい環境でしたね。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)
SBI・新興国株式インデックス・ファンド (愛称:雪だるま(新興国株式))4.04%FTSE・エマージング・インデックス0.196%
SMT 新興国株式インデックス(ノーロード)3.97%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.363%
たわらノーロード 新興国株式3.89%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.374%

eMAXIS Slim 新興国株式インデックス

3.87%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.2079%
SMT 新興国株式インデックス・オープン3.83%MSCIエマージング・マーケット・インデックス0.66%

2019年8月1日〜2020年1月31日で最も成績の良かったのは「SBI・新興国株式インデックス・ファンド」です。他の新興国株式の投資信託と違いベンチマークが「FTSE・エマージング・インデックスとなっています。

他との大きな違いは中国、台湾の比率が高く、韓国が含まれていない点なんですよ。

この差が大きかったのでしょうか。

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韓国を投資先から除外

全世界株式部門(インデックス)ベスト5

次は最近増えてきている全世界の株に投資をするタイプです。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)
楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))8.54%FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス0.222%程度
たわらノーロード 全世界株式8.52%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス0.132%
eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)インデックス8.45%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス0.1144%
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)インデックス8.39%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス(除く日本)0.1144%
全世界株式インデックス・ファンド8.32%MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス0.528%程度

最も成績が良かったのは「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全世界株式))」でした。

ベンチマークはFTSEグローバル・オールキャップ・インデックスでMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスとの大きな違いは小型株を含んでいることでしょう。

次点は「たわらノーロード 全世界株式」です。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスがベンチマークとなっています。

3位は投信ブロガーが選ぶ! Fund of the Year 2019でトップとなった人気の商品「eMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)インデックス」となっています。

それぞれのベンチマークの違い等はこちらの記事を御覧ください。

アメリカ株部門(インデックス)ベスト5

次は最近急激に人気となってきたアメリカ株です。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)
eMAXIS Slim 米国株式インデックス10.27%S&P5000.0968%
iFree S&P500インデックス10.20%S&P5000.2475%
米国株式インデックス・ファンド10.13%S&P5000.495%
楽天・全米株式インデックス・ファンド(楽天・バンガード・ファンド(全米株式))9.45%CRSP USトータル・マーケット・インデックス0.162%
eMAXIS NYダウインデックス7.29%ダウ工業株30種平均株価(NYダウ)0.66%

S&P500をベンチマークとしたeMAXIS Slim 米国株式インデックスが最も成績が良くなっていますね。

ベンチマークの差を簡単に説明するといかのとおりです。

NYダウ:アメリカを代表する30銘柄
S&P500:アメリカを代表する500銘柄
CRSP USトータル・マーケット・インデックス:中小規模の会社含むアメリカ株全般
投資対象が違いますので単純比較はできません。時期による違いが大きいんですよ。
この間はS&P500が最も成績が良かったということになります。

海外株(アクティブ)部門

海外株のアクティブはつみたてNISAではあまり採用されていません。

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ファンド名トータルリターン
(2019年8月1日〜2020年1月31日)
ベンチマーク信託報酬率(税込)
フィデリティ・欧州株・ファンド11.17%MSCIヨーロッパ・インデックス(円換算ベース)1.65%
フィデリティ・米国優良株・ファンド10.93%S&P5001.639%

EXE-iグローバル中小型株式ファンド

5.50%FTSEグローバル スモール・キャップ インデックス0.331%程度

どれも純粋なアクティブ型といえない商品ですが金融庁の選別だとアクテイブ型とされている商品です。

ここ半年は欧州株の成績がかなりよかったんですよ。

実はこの傾向は結構前から続いています。3年リターンで比較してもつみたてNISA対象商品で最も高くなっています。2位はeMAXIS NYダウインデックス、3位はフィデリティ・米国優良株・ファンドです。

>>次はバランス型部門

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