レベレッジ型バランスファンドの下げ耐性

レベレッジ型バランスファンドの下げ耐性はどれくらいあったのか?比較してみた

カチカチなアセットアロケーションにレバレッジ(借金)を掛けるというコンセプトが受けたのか日興アセットマネジメントの「グローバル3倍3分法ファンド」(通称:グロ3)という投資信託が大変人気となっています。

私自身も楽天ポイントとTポイントが貯まると買い付けていますね。

詳しくはこちらの記事をどうぞ。

その人気を受けて各社から様々なレバレッジ型のバランスファンドが発売されています。

どれも投資先はかなり違いますが、カチカチなアセットロケーションにレバレッジを掛けるというコンセプトは同じです。

今回は実際にこのカチカチなアセットロケーションにレバレッジを掛けるというコンセプトは下げ局面でどれくらい効果があったのかを通常のバランスファンドや人気投資信託などと合わせて比較してみたいと思います。

レベレッジ型バランスファンドは下げ局面で実際の成績はどうなったのか

今回比較するのは下記の5つのレベレッジ型バランスファンドです。

期間は大きな下げとなった2020年2月21日から28日かけての下げとします。(実際の売買は25日から)

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グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)グローバル5.5倍バランスファンド楽天米国レバレッジバランスウルトラバランス世界株式米国3倍4資産リスク分散ファンド(年2回決算型)
アセットアロケーション世界株式60%、世界REIT40%、先進国債券200%世界株式100%、世界REIT25%、先進国債券400%、金25%米国株式90%、米国債券270%世界株式80%、世界債券175%、金35%米国株式51%、米国債券159%、金56%
信託報酬率(税込)0.484%1.089%0.4675%+0.027%0.743%1.1275%
純資産額(2/28)414,811百万円3,851百万円3,607百万円505百万円262百万円

一番人気はグローバル5.5倍バランスファンド

この中でSBI証券のランキング(2月28日時点)によると最も人気が高いのはグローバル5.5倍バランスファンドです。

取り扱いが開始されたばかりということも大きいでしょう。

バランスファンド部門で1番人気、投資信託全体でも8番人気となっています。

次点はグローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)です。

バランスファンド部門で2番人気、投資信託全体でも13番人気となっています。

ウルトラバランス世界株式や米国3倍4資産リスク分散ファンドは純資産額を見てもいまのところあまり人気がありませんね・・・


ウルトラバランス世界株式が最も下げ耐性があった

それでは実際の1週間の下げ幅を確認してみましょう。

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グローバル3倍3分法ファンド(1年決算型)グローバル5.5倍バランスファンド楽天米国レバレッジバランスウルトラバランス世界株式米国3倍4資産リスク分散ファンド(年2回決算型)
2021年2月21日基準価格10,249円13,604円11,626円11,100円11,762円
2021年2月28日基準価格9,357円12,503円10,542円10,473円10,787円
下げ幅892円1,101円1,084円627円975円
1週間騰落率-9.10%-8,09%-9.32%-5.65%-8.29%

1週間での下げ(率)がもっとも少なかったのはウルトラバランス世界株式です。騰落率は-5.65%

次点はグローバル5.5倍バランスファンドで-8,09%、3番目は米国3倍4資産リスク分散ファンド(年2回決算型)で-8.29%でした。

逆にもっとも下げたのが楽天米国レバレッジバランスで-9.32%

どの投資信託のかなり大きな下げとなっています。

下げが比較的少なかった3つの投資信託には共通点があります。

それはアセットアロケーションに金が含まれていることですね。金は「有事の金」と言われるくらい他の資産と動きが異なりますのでその辺りを狙ったのがあたった形となっています。

人気投資信託との比較

それでは他の人気投資信託と比較してみましょう。(SBI証券の販売ランキング上位からベンチマークが違うものをピックアップ)

同じ条件で比較することでレベレッジ型バランスファンドの下げ相場での耐性を検討してみます。

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SBI・バンガード・S&P500インデックス・ファンドニッセイ日経225インデックスファンド<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドひふみプラスeMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
ベンチマークS&P500株価指数日経225MSCI コクサイ インデックスなしMSCIオール・カントリー・ワールド・インデックス
2021年2月21日基準価格11,824円26,761円18,612円39,025円12,241円
2021年2月28日基準価格10,196円24,261円16,274円35,804円10,793円
下げ幅1,628円2,545円2,338円3,221円1,448円
1週間騰落率-13.77%-9,51%-12.56%-8.25%-11.83%

株式だけを投資対象とした投資信託ですからどれも下げが厳しいですね。

特にアメリカ株、先進国株、全世界株が1週間で10%を超える下げとなっています。

レベレッジ型バランスファンドはレバレッジを掛けていますからリスクが高いと考えられがちですが、この結果を見る限り株オンリーのタイプよりは下げ耐性はありそうです。(あくまでも1週間の結果ですが)

また、アクティブファンドのひふみプラスがこの5本の中ではもっとも下げ(率)が少ないのが面白いところですね。

ひふみは下げ局面になると現金比率を高める仕組みがあるのが効いているのでしょう。


バランスファンドとの比較

次はレバレッジを掛けていないバランスファンドと比較してみましょう。こちらもSBI証券の販売ランキング上位からみていきます。

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eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)世界経済インデックス野村インデックスファンド・内外7資産バランス・為替ヘッジ型SBI資産設計オープンピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド
アセットアロケーション国内株式12.5%、国内債券12.5%、先進国株式12.5%、先進国債券12.5%、新興国株式12.5%、新興国債券12.5%、国内REIT12.5%、先進国REIT12.5%国内、先進国、新興国の公社債および株式をGDP総額の比率国内株1/6、外国株1/6、国内債券1/9、外国債券1/9、新興国債券1/9、国内REIT1/6、外国REIT1/6株式40%、債券40%、REIT20%世界中の株式や公社債など様々な資産を投資対象
2021年2月21日基準価格11,983円24,609円15,609円16,729円11,625円
2021年2月28日基準価格11,155円23,008円14,589円15,562円11,433円
下げ幅828円1,601円1,020円1,167円192円
1週間騰落率-6.91%-6,51%-6.53%-6.98%-1.65%

バランス型は債券などに債券などに分散投資をしていることもあり、株式のみの投資信託と比較して下げ幅は少なくなっています。

ウルトラバランス世界株式以外のレバレッジ型と比較しても下げ幅は少なめですね。

この5本の中では「ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンド」というアクティブ型のバランスファンドが今回の下げではもっともマイナスが少なくなっていますね。

ピクテ・マルチアセット・アロケーション・ファンドは市場環境に応じて各資産の収益とそのリスク見通しを分析して指定投資信託証券の中から選択し、その配分比率を決定。オルタナティブ戦略も取り入れているというかなりアクティブなタイプとなります。

信託報酬2%+成功報酬となっておりなかなか手を出しにくい投資信託ではありますが・・・

レベレッジ型バランスファンドの下げ耐性まとめ

今回は「レベレッジ型バランスファンドは下げ耐性がどれくらいあったのか?比較してみた」と題してレベレッジ型バランスファンドの下げ局面での成績を比較してみました。

1週間だけの話ですが、レベレッジ型バランスファンドはカチカチなアセットアロケーションを組んでいることもあり、株式のみの投資信託と比較するとそこまで下げ耐性がないわけでもないことがわかっていただけたと思います。

レバレッジを掛けていないバランスファンドと比較するとどうしても下げが多くなっている部分もありましたけどね。

レバレッジ型バランスファンドを購入するならこの2社がおすすめですよ。

なによりもポイント投資で投資信託が買えるのが嬉しいですね。

CHECK!   SBI証券

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