なにこれ安い!!つみたてNISAで投資信託を自分のタイミングでたくさん買う方法

読者様からご質問がありましたので今回はこの件を考えてみます。

ご質問を要約すると以下のような内容でした。

SBI証券でつみたてNISAを先日からはじめました。新型コロナの影響があり投資信託が安くなっています。今がチャンスだと思ったので一気にたくさん買いたいのですがどうしたらよいのでしょうか?

今回はつみたてNISAで投資信託を自分のタイミングでたくさん買う方法をご紹介します。

また、このやり方の是非についても考えてみましょう。

※最近、在宅勤務の人が増えている影響なのかありがたいことに読者様からの質問が大幅に増えています。少しずつ記事内にて回答していきますのでご了解ください。

なお、そもそもつみたてNISAってなに?どうやって始めたらいいの?って方はこちらの記事も合わせて御覧ください。

つみたてNISAで一気に買う方法

基本的につみたてNISAは分散投資の仕組みとなっています。

ですから毎月、毎週、毎日などで注文されている方が多いでしょう。

しかし、今回のような大きく相場が動いているときには今回ご質問いただいた読者様のように一気に自分のタイミングで購入したい方もみえるでしょう。

やり方は簡単なんですよ。

ボーナス設定を使おう

今回ご質問いただいた、SBI証券は当然できますし、その他の楽天証券など多くの注文が充実しているネット証券ではつみたてNISAでもボーナス設定をすることができます。

これを利用することで一気に大きな金額の注文をいれることができます。

ただし、やり方にちょっとしたコツがあります。

つみたて額を減らす

まず、ボーナス設定で一気に注文をいれるためには毎月、毎週、毎日で設定している金額を減らす必要があります。

多くの証券会社では毎月の積立設定額などに上限を設けているケースが多いです。

多くはつみたてNISAの年間積立額の40万円を月割りした33,333円ですね。

これに設定している場合はボーナス設定ができないケースが多いです。

ですからまずは毎月、毎週、毎日を少なくします。

ほとんどの証券会社では0円にはできないでしょうから100円とか1000とかその証券会社の最低積立金額とします。

ボーナス設定

次にボーナス設定をします。

ボーナス設定では金額と購入日を設定できますので買いたい金額とタイミングを入力します。

もちろん投資信託の種類もそこで設定しましょう。

これでご質問いただいた内容は達成できるはずです。

簡単ですね。

つみたてNISAで一気に買う場合のデメリット

ただし、つみたてNISAは毎月、毎週、毎日など時期的分散投資をする仕組みで設計されていますし、投資信託を購入することになりますのでデメリットもあります。

そちらも合わせて押さえておきましょう。

どこが底かなんて誰にも分からない

まず大前提として知っておいていただきたいのが相場の底がどこかなんてことは誰にもわからないということです。

今回の新型コロナウィルスでの暴落も多くの専門家は予想できていませんでした。

また、これだけ早くに切り返すことを予想している専門家もかなり少なかったです。

(わかればそれだけで大金持ちになれます)

ここが底だろうと一気に投資信託を買ったとしても、そこからさらに底が深い可能性もあります。

さらに大きな2番底が来る場合も・・・

そうなれば大きな損失を被ることになるでしょう。

下記記事にも書きましたが、そのような場合には本当の暴落時の買い場に資金がなくて残念な思いすることもありえます。

当然、私も底の予想はしたりしますが、つみたてNISAとiDeCoは特に弄ることなく暴落時も淡々と決めた金額を積立投資をしていますね。

投資信託はタイミング投資にあまり向かない

また、もう一つこのやり方で気をつけなければならないことがあります。

投資信託には機動性がないことです。

多くの投資信託が注文してから約定まで数日掛かるんですよ。

例えば米国株を投資信託ならご注文日の翌営業日が約定日です。

商品によっては翌々営業日なんてものもあります。

さらに国内・海外の休場により遅れます。

つまり、安い!!!買い場きた!!!とおもっても2〜3日ずれてしまうんですよね。

ですから投資信託はなかなか思ったようなタイミングでは買えないということは認識しておく必要があるでしょう。

つみたてNISAとタイミング投資は分けて考えるのも手

個人的にはつみたてNISAは当初の想定どうりの毎月、毎週、毎日のような時間的分散投資が一番おすすめです。

理論上は年初一括投資が有利

理論上は期待値が高い商品に投資をするならば年初に一括投資をするほうが有利です。

これは単純な話です。

例えば100円投資をした際の1年後の平均収益が10円の投資商品があったとします。

その商品を年初に投資をすれば理論的には110円となるのを期待できます。

しかし、毎日投資や毎月投資で少しずつ投資をした場合には少し期待できる収益は落ちてしまいます。

それは投資が後にずれ込むことによる部分の差です。投資をしている期間や投資している資産が少ないですからね。

つまり、機会損失が生じているのです。

ですからあくまで理屈の上での話ではありますが、年初一括投資の方が少し有利であるということです。

しかし、多くの場合は心理面を考えるとそうとも言い切れないのです。

多くの人は損失に耐えられずに挫折してしまうんですよ。

これと同じことが一気に購入する場合には起こりやすいのです。

それを回避するためには毎月、毎週、毎日のように定期的な買付を自動で行うのが一番簡単です。

相場の上げ下げでの心理的な負担はかなり少なくなります。

タイミング投資は特定口座で

個人的なおすすめは読者様のようなタイミング投資したいならつみたてNISAを使わず、それとは別の特定口座を使うことです。

つみたてNISAのデメリットに損失を出してもその他投資と損益通算できないというものがあります。

損益通算と一定期間内の利益と損失を相殺することです。例え株で利益が利益を出した、つみたてNISAで損失が出ていたというケースでもそれらを合算して計算することはできません。

ですからつみたてNISAはそういったタイミングで投資をするのではなく期待値を意識した20年の投資と考えるのがベストだと考えられます。

特定口座でタイミング投資をすればもし損失を出しても損益通算できますから大きなメリットですね。(その分、利益には課税されますが・・・)

まとめ

今回は「なにこれ安い!!つみたてNISAで投資信託を自分のタイミングでたくさん買う方法」と題してつみたてNISA口座内でタイミング投資をする方法をみてきました。

ご質問の回答としては以下のとおりです。

ボーナス設定を使えば実現は可能です。

ただし、どうしてもつみたてNISAのデメリット部分が目立ってしまう可能性もありますので、個人的にはタイミング投資をするならつみたてNISAとは別に特定口座でやるのがおすすめですね。

つみたてNISA・NISAに加入するならSBI証券が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券が有力となります。

SBI証券

SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

利便性で考えるならSBI証券でしょう。

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