どこでNISA(つみたてNISA)を開設したのかを忘れてしまった場合の対応策を解説

先日、読者様からご質問をいただきました。

同じ悩みの方も多いですからこちらで解説していきます。

質問内容は以下の通り。

「つみたてNISAを始めようと申し込んだら「NISA口座開設不可のお知らせ」が来てしまいました。どうやら他の銀行か証券会社ですでにNISA口座を開いてしまっているので一旦そちらを廃止する必要があるというのです。しかし、どこで開設したのか全く記憶にありません。こういう場合どうすればよいのでしょう?」

これ意外と多い悩みなんですよ。

ここで諦めてしまう方も多いとか。

特にNISA制度がスタートした頃は各社いろいろなキャンペーンをしたりして口座を集めてましたからね。その時、利用するつもりがなく開設してしまったのでしょう。

今回はどこでNISAを開設したのかを忘れてしまった場合の対応策を解説していきます。

税務署:NISA、つみたてNISAの口座開設先を調べる方法1

それではNISA、つみたてNISAの口座開設先を調べる方法を見ていきます。

まず一番確実な方法は所轄の税務署で確認する方法です。

所轄の税務署で確認可能

NISAやつみたてNISAは少額投資非課税制度です。

非課税とするため、税務署で手続きが行われています。

また、NISA、つみたてNISAは一人一口座しか持てませんのでそのチェックも行われているんですよ。

つまり、税務署は誰がどこの口座を持っているかの情報をもっているのです。

ですから税務署で情報を紹介することが可能となっています。

非課税口座の開設先金融機関に関する確認依頼書を提出

紹介方法は難しくありません。

窓口でしたら身分証明書と印鑑(不要になったかも)を持参の上、専用書類の「非課税口座の開設先金融機関に関する確認依頼書」を記入して提出するだけです。

専用用紙があるということはそれだけ同様の質問が多いんでしょうね。

なお、郵送でも可能です。

非課税口座の開設先金融機関に関する確認依頼書も返信用封筒(切手必要)添付で出せば送ってくれるようです。(2021年5月26日時点ではWEBでは公開していないようです)

郵送の場合は身分証明書と住民票を添付して出す必要があります。

なお。電話等での照会はできないとのことです。

照会にはかなり時間が掛かる

なお、照会にはかなり時間が掛かるようです。

知り合いが実行したときには1ヶ月位かかったとのこと。

所轄の税務署や時期によっても異なると思いますが、時間には余裕を持って請求してください。

可能性がある金融機関に聞く:NISA、つみたてNISAの口座開設先を調べる方法2

税務署は確実ですが、調べるのに時間が掛かります。

もし思い当たる金融機関があるならそこに直接聞いてみるのが早いかもしれません。

郵送物がないか?

NISAやつみたてNISA口座を作っていればその金融機関から何かしらの郵送物が届いているはずです。

ですからその手のものを探してみましょう。

見つかればラッキーですね。

なくても心当たりがある金融機関に聞いてみるのがおすすめです。

その際の手続方法等は金融機関によって異なりますので問い合わせてみてください。

最近は個人情報に厳しいですから、電話ではなかなか教えてもらえないと思いますので大変だと思いますが・・・

見つけ方はこちらの記事も参考になるかもしれません。


NISA開設の金融機関が見つかったら

税務署に問い合わせたり、金融機関に問い合わせてNISAやつみたてNISA口座を開設している金融機関が見つかったら選択が必要となります。

その金融機関でそのままNISA、つみたてNISAを利用

まず、考えられるのがその金融機関でそのままNISAやつみたてNISAを利用する方法です。

元々良い金融機関で開設してればわざわざ変える必要はないですからね。

なお。NISAにしてもつみたてNISAにしてもiDeCo程は金融機関の差はありません。

しかし、商品の取扱数やクレジットカードでの購入の有無などが違いますね。

個人的にはつみたてNISAやNISAはSBI証券と楽天証券をオススメしています。

特に楽天証券は楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できてポイントが貯まるのが他にないストロングポイントですね。

SBI証券も6月30日から三井住友カードの利用が可能となります。

金融機関を変更する

金融機関を変更するのは意外と大変です。

以下の手順で書類を揃えて行く必要があります。

(1)変更前の金融機関から「金融商品取引業者変更届出書」を取り寄せる
(2)新しい金融機関から口座の申込書類を資料請求
(3)変更前の金融機関に「金融商品取引業者変更届出書」を提出
(4)変更前の金融機関から「勘定廃止通知書」が届く
(5)新しい金融機関に申込書類に「勘定廃止通知書」を添付して提出
(6)新しい金融機関及び税務署での審査完了口座開設完了
なお、つみたてNISA口座、NISA口座は年単位の設置となっています。

そのため、一度でもNISAやつみたてNSIA枠を利用した注文が成立すると、翌年まで金融機関を変更いただけません

逆に言えばまだ売買が成立していない翌年部分ならば金融機関を変更することができます。

詳しくはこちらの記事でまとめてありますので合わせて御覧ください。


まとめ

今回は「どこでNISA(つみたてNISA)を開設したのかを忘れてしまった場合の対応策を解説」と題してどこでNISA口座等を開設したのか忘れたしまった場合の対応策について見てきました。

税務署で調べることはできますが、時間がかかるのでそのあたりも踏まえて普段からしっかり管理しておくことが大事ですね。

そうならないように家計簿ソフトなどで連携しておくのもおすすめですよ。

つみたてNISA・NISAに加入するなら2社が有力

つみたてNISA・NISAは個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ほど証券会社の差はありません。

選ぶ際のポイントは取扱商品と注文の仕方です。その点を加味すると下記のSBI証券、楽天証券が有力となります。

SBI証券

SBI証券はクレジットカードでの購入等は今の所できませんが、(※6月30日から三井住友カードで購入できるようになります)商品ラインナップや注文の仕方などは一番優れていますので楽天カードを使っていない、使わない方には筆頭候補となるでしょう

SBI証券はなにより注文の自由度がかなり高いのがいいですね。

利便性で考えるならSBI証券でしょう。

資料請求等はこちらから

SBI証券
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SBI証券は商品ラインナップや注文の仕方などが優れています。
また、三井住友カードとの連携で投資信託購入でのポイントが貯まるのも嬉しい。
ネット証券開設するなら持っておきたい口座の筆頭でしょう。

楽天証券

楽天証券最大のメリットは楽天カードでつみたてNISAの投資信託等を購入できることです。

楽天カードを利用することでポイントが付きますので他の証券会社には真似がしにくいかなりのストロングポイントとなっています。

楽天カードを利用しているなら楽天証券がおすすめですね。

資料請求等はこちらから

楽天証券
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楽天証券

楽天証券はなによりも楽天カードや楽天キャッシュで投資信託を購入すると楽天ポイントが付くのが大きなメリットです。さらにSPU(楽天スーパーポイントアップ)の対象になり、さらに楽天市場での買い物でポイントがつきやすくなります。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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