楽天投信投資顧問株式会社から興味深い投資信託が登場します。
「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天・VXUS) 」です。
今まで米国株の調子が良かったこともありアメリカ株が中心の商品が多かったのですが、これは「除く米国」という大変めずらしい商品です。
つまり、全世界株のうち米国株以外に投資をするというかなり変わったコンセプト。
除く日本は結構ありましたが・・・
アセットアロケーションの中で米国株比率が高くなりすぎてしまっている方に向けての商品なんでしょうかね?
今回はそんな「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天・VXUS) 」を徹底レビューしてみます。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天・VXUS) の概要
まずは「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天・VXUS) 」の概要から見てみましょう。
なお、下記情報はauアセットマネジメント株式会社から提出された有価証券届出書及び公式サイトの発表がソースとなっています。
元資料が見たい方は有価証券報告書等の開示資料を閲覧するサイトであるEDINETから「楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド」と検索してみてください。
ファンドの名称 | 楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド |
運用会社 | 楽天投信投資顧問株式会社 |
ベンチマーク | FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)(FTSE Global All Cap ex US Index)との連動を目指す |
投資対象 | バンガード・トータルインターナショナル・ストックETF【VXUS】 バンガード・FTSE・デベロップドマーケットETF【VEA】 |
設定日 | 2022年12月22日 |
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天・VXUS)は米国を除く全世界株を対象としたETF「VXUS」と米国を除く先進国株を対象としたETF「VEA」に投資をする投資信託です。
投資比率は書いてありませんが、おそらくバンガード・トータルインターナショナル・ストックETF【VXUS】が中心の商品なのでしょう。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの手数料
次に手数料を見ていきましょう
信託報酬率
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの信託報酬率は
購入時手数料
販売会社が定める
信託財産留保額
信託財産留保額は
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの取り扱い金融機関
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの取り扱い金融機関で今の所判明しているのは下記の証券会社です
楽天投信投資顧問株式会社の投資信託はスタートは楽天証券のみ。
その後にネット証券などに範囲を広げるケースが多いですね。
スタートからほしい方は楽天証券のみの選択となる可能性が高そう。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの設定日
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの設定日は
となっています。
なお、当初申込期間:2022年12月14日より2022年12月21日です。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの投資先、成績
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは米国株式市場の値動きを享受する円建債券および米国の株価指数先物取引を主要投資先としています。
出典:楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド 有価証券届出書(内国投資信託受益証券)より
前述したようにバンガード・トータルインターナショナル・ストックETF【VXUS】とバンガード・FTSE・デベロップドマーケットETF【VEA】に投資をすることでアメリカを除いた全世界株に投資をする仕組みですね。
愛称が楽天・VXUSなので多くはバンガード・トータルインターナショナル・ストックETF【VXUS】に投資をするのでしょう。
FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)(FTSE Global All Cap ex US Index)とは
FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)(FTSE Global All Cap ex US Index)は名前のとおり米国株を除いた全世界株を対象とした株価指数です。
大型株から小型株まで網羅した時価総額加重平均型となっています。
アメリカを除いた北米、欧州、日本、中国、インドなどが中心となって来ますね。
過去成績
2017年10月〜2022年9月の過去成績は下記のとおりです。
出典:楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド 有価証券届出書(内国投資信託受益証券)より
2021年あたりはかなりプラスでしたが、2022年は苦労している感じですね。
騰落率を他の資産クラスと比較すると以下のとおりです
日本株よりはプラスも大きいが、マイナスも大きい感じですね。新興国株よりは幅は狭めという感じでしょう。
出典:楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド 有価証券届出書(内国投資信託受益証券)より
VXUSの過去成績
ちなみに楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドが主に投資をすると思われるETFのVXUSの2022年11月30日時点の成績は以下の通り。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
3ヶ月トータルリターン | 3年トータルリターン | 5年トータルリターン | |
トータルリターン | 0.82% | 1.34% | 1.21% |
VXUSの組入れ上位銘柄
なお、投資先(組入れ上位銘柄)は以下のとおり。
※スマートフォンの方はスクロールしてお読みください。
名称 | 数量 | 値 | ファンドの割合 |
---|---|---|---|
台湾積体電路製造 (TSMC) | 44.11 百万 | 584.75 百万 | 1.36 |
ネスレ | 4.96 百万 | 536.25 百万 | 1.25 |
ロシュ・ホールディング | 1.27 百万 | 413.68 百万 | 0.96 |
テンセント・ホールディングス | 11.02 百万 | 372.34 百万 | 0.86 |
シェル | 13.46 百万 | 333.80 百万 | 0.78 |
サムスン電子 | 8.69 百万 | 318.99 百万 | 0.74 |
ASMLホールディングス | 740.78 千 | 306.89 百万 | 0.71 |
アストラゼネカ | 2.72 百万 | 298.68 百万 | 0.69 |
トヨタ自動車 | 22.28 百万 | 291.24 百万 | 0.68 |
ノベルティス | 3.77 百万 | 287.25 百万 | 0.6 |
まとめ
今回は「除く米国!!楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天・VXUS) 爆誕。」と題して楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドについて見てきました。
結論としては以下のとおりです。
評価:3
米国株をあえて外すという珍しいコンセプトの投資信託です。アセットアロケーションの米国株比率が高くなってそれを修正したいと思ってた人にはちょうどよい商品かもしれませんね。信託報酬率も低いので投資しやすくなっています。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドは楽天証券で申し込みが可能となっています。
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