先日、下記の記事を書いてる最中に数字のマジックってすげえな・・・とあらためて感じました。
最大1,000万円と言われるとかなりすごい還元な気がしてきますよね。
ですがこのキャンペーン。
実際には0.5%還元なんですよ。
5億円×4回預けると1,000万円還元されるということ・・・
実際は同じ話でも言い方一つ、見せ方一つで全然印象が変わってしまうのです。
今回は数字のマジックの事例をご紹介します。
実際にキャンペーン、セール、ビジネスなど様々な場面で使われている手法なんですよ。
知っておくだけでマヤカされないで済むようになるでしょう。
今回はそんなテクニック的な話を5つご紹介します。
パーセンテージの使い方
例えば自分が医者から以下のことを言われたらどう感じるでしょう?
ネガティブな情報はパーセンテージで示す
ネガティブな情報はパーセンテージで示すとインパクトが薄れるんですよ。
ですから伝えなければならないネガティブ情報はパーセンテージで伝えられているケースが多いですね。
例えば当社の商品の不具合がでる確率は1%と言われる場合と、不具合が出る台数は100台に1台ですと言われる場合。
同じことを言っていますが、後者だとちょっとやめておこうって気になりませんか?
パーセンテージだとごまかされてしまうんですよ笑
ポジティブな情報は実数で示す
1日あたり・・・
次もよくあるパターンです。
端数価格
こちらはスーパーなどでよく使われる手法です。
名声価格
さらに今なら1万円引き
アンカリングとは船の錨(いかり)のアンカーからきた言葉です。
つまり、最初に提示された情報が錨(アンカー)のように頭に引っかかりができてしまうんですね。
これをうまく使うことで消費者を誘導することが出来るのです。
例えば
と言われるとかなり安く感じるでしょう。
しかし、
こう言われたら、前者と同じ5,000円なんですが、かなり高く感じてしまうのです。
テレビ通販の例
この心理をうまく見せてるのがテレビ通販ですね。
ジャパネットたかたがよく、定価○○万円が○○万円。
さらにいまなら1万円引いて○○万円みたいな売り方をしています。
これは定価というアンカーと、通常販売価格のアンカーを見せて安く見せているんですよ。
高値覚えや安値覚え
ちなみに株の世界で言えば「高値覚え」や「安値覚え」がアンカリング効果によるものですね。
高値覚えとは株価が下落したあとでも高い時点での株価を忘れられずにそこに戻ることを期待している状態のことを指します。
例えば5,000円まで上がった株が2,000円まで下がりました。
つまり、5,000円のものが2,000円で売ってる割安なんだと勘違いしてしまう状態なんです。
5,000円にアンカー(基準)ができてしまっているので判断がおかしくなってしまっているのです。
会社の業績も変わりますし、外部環境も変わります。
それらが変われば適正株価も変わってくるのにです。
そうなれば損切も困難になってしまうのです。
「安値覚え」はその逆ですね。
過去の安値をアンカー(基準)としてしまう場合です。
例えば過去に1,000円まで売り込まれた株が復活して3,000円になっていたとしましょう。
業績は絶好調で今後の見通しは明るい。チャートもいい感じ。
しかし、過去に1,000円だったことが頭にあるとまた、下がってくるだろう・・・と買値を逃してしまうなんてことも。
こちらも過去の1,000円なんて忘れ、その時点での会社の価値を判断する必要があるってことなのです。
詳しくはこちらの記事を御覧ください。
30%OFF、さらにレジにて・・・
こういう売り方を見たことないでしょうか?
これよくアウトレットモールなんかで見ますね。
なぜはじめから40%オフにしないんだろ?っておもったことないですか?
これある意味トリックなんですよ。
30%オフの商品をさらに10%オフにすると実際は37%オフなんです。
しかし、このように表示するとちゃんと計算しないと40%オフと勘違いしちゃいがちなんですよ。
かなりよく考えた見せ方ですよね笑
まとめ
今回は「数字のマジックに騙されるな。キャンペーン、セール、ビジネス。。。様々な場面で使われるマヤカシ5選」と題して数字のマジックについて見てきました。
ちゃんと考えないと惑わされてしまう上手いテクニックばかりです。
ただし、知っておけば惑わされなくなるものでもあります。
ぜひこの手のテクニックは知っておきましょうね。
他にもいろいろなテクニックがあります。こちらの記事で紹介していていますので合わせてご覧ください
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最後まで読んでいただきありがとうございました。