最近、電気代やガス代が急激に高くなっていますね。
うちも12月の電気代・ガス代は3万6千円近くと前年(約2万円)と比較して倍近くになっています。(利用料はそれほど変わっていないかと思います)
そんなこともあり、2月(1月使用分)から政府(資源エネルギー庁)が電気・ガス料金激変緩和対策を始めることになりました。
今回は電気・ガス料金激変緩和対策について解説していきます。
電気・ガス料金激変緩和対策の概要
それでは具体的に電気・ガス料金激変緩和対策について見ていきましょう。
電気・ガス料金激変緩和対策での支援内容(軽減金額)
まずは支援内容から見てきましょう。
具体的には以下の金額が軽減されます。
【低圧契約(主に家庭)】値引き単価:7円/kWh
【高圧契約(主に企業)】値引き単価:3.5円/kWh
<都市ガス料金>
値引き単価:30円/㎥
出典:経済産業省 資源エネルギー庁 電気・都市ガスをご利用するみなさまへ
上記の単価に使用量(電気の場合はkWh、都市ガスの場合は㎥)を掛けた金額が実際の値引き額となります。
標準世帯のシュミレーションでは電気代で2,800円/月、都市ガス代で900円/月の削減となります。
合計で3,700円ですからかなり大きいですね。
まずは自分たちがどれくらい安くなるのかを確認してみてください。
電気代なら月々の使用量×7円ですね。
具体的な割引額は請求書や検針票、web明細、ご契約の電力・都市ガス会社のホームページなどで確認できます。
値上げも検討している
ただし、多くの電力会社やガス会社がさらなる値上げを検討(すでに申請してるところも)しています。
そのため、電気・ガス料金激変緩和対策での値引き額以上に高くなる可能性もあります・・・
燃料費調整額の上限撤廃も大きいですし、電力会社の乗り換えなんかも検討する必要がありそうです。
電気・ガス料金激変緩和対策での仕組み(手続き)
それでは電気・ガス料金激変緩和対策での値引きを受けるためにはどうすればよいのでしょう。
結論から言えば
手続き等不要(なにもしなくてよい)
です。
特に手続き等は必要なく、自動的に値引かれる形となります。
国は、電気・都市ガスの小売事業者などに対し、値引きの原資を支援します。
そしてその分の請求を値引いてくれるってことですね。
出典:経済産業省 資源エネルギー庁 電気・都市ガスをご利用するみなさまへ
電気・ガス料金激変緩和対策はいつからいつまで
なお、電気・ガス料金激変緩和対策は2023年1月以降の使用分(2月以降の請求分)から2023年9月以降の使用分(10月検針分)までが対象です
2023年8月以降の使用分(9月検針分)までは上記の割引額ですが、最後の2023年9月の使用分(10月検針分)だけは
【低圧契約(主に家庭)】値引き単価:3.5円/kWh
【高圧契約(主に企業)】値引き単価:1.8円/kWh
<都市ガス料金>
値引き単価:15円/㎥
電気・ガス料金激変緩和対策の対象事業者
なお、値引きを行う事業者は採択が必要な仕組みとなっております。
以下で採択された電気・都市ガスの小売事業者を検索できます。
プロパンガス(LPガス)は対象外
まとめ
今回は「電気・ガスが安くなる【電気・ガス料金激変緩和対策】始まる。軽減金額、手続き等はどうなるの?」と題して電気・ガス料金激変緩和対策についてみてきました。
電気・ガス料金激変緩和対策自体はありがたい話ですが、それ以上に電気代・ガス代が上がっていきそうで怖いですね。
自分たちでできる節電はしていき少しでも節約できるようにしたいものです。
特に窓の断熱なんかを考えると効果的ですよ。先進的窓リノベなんて補助金も出ていますしね。
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