ソフトバンクみらい創出ボンドは買い？最近は債券が大人気

ソフトバンク株式会社が第19回無担保社債の募集を開始します。

最近は株がイマイチなのもあり、債券の人気がかなり高いんですよ。

SBIホールディングスの社債などは発売日にはSBI証券のサイトのアクセスが困難になるほど人気となって即完売となっていました。

ソフトバンクみらい創出ボンドは買い？

それでは今回のソフトバンクグループの社債についてみていきましょう。

投資格付はA+（R&I）、AA-（JCR）ですね。

Aは債務履行の確実性は高いと評価された場合に付与されるものです。

その上がA＋やAAですからかなり高い評価ということです。

ただし、こういった格付はあまり当てにならない部分もあります。

例えばリーマンショックのきっかけとなり大きな問題になったサブプライムローンとかAAAがついてたりしましたしね・・・

ソフトバンクは孫さん次第か

ソフトバンクの社債は利回りの条件は悪くありません。

ソフトバンクは日本でも有数の規模の企業ですが、有利子負債の金額も日本有数の企業でもあります。

かなりレバレッジを効かせたアグレッシブな経営をしていますのでリスクは高めなのです。

さらに5年という期間を考えるとソフトバンクグループの代表の孫正義さんが元気かどうかという点も・・・

孫正義さんも現在65歳ですから5年後は70歳です。

孫正義さんが社長をするのは69歳までと公表していますからそこをどう考えるでしょう。

個人的には孫正義さんが社長のうちは大丈夫だと思いますが、それ以降はなんともわからないのがソフトバンクですね。

後継者問題が怖い部分はあります。

それでも日本でも有数の規模の企業ですから大丈夫だとは思いたいところですけどね。

ソフトバンクグループではなくソフトバンク

ちなみに年0.65％〜年1.25％というのはなんか利率が低いな・・・って思われた方も見えるかもしれません。

少し前に発売された楽天の社債は年3.3％でしたし、年末に発売されたソフトバンクグループの社債も年2.85％だったですからね。

これは簡単に言えばソフトバンクグループでなくて、ソフトバンク株式会社の社債であるってことが大きいでしょう。

ソフトバンク株式会社はソフトバンクグループの子会社で携帯電話やインターネット接続サービスの会社となります。

ソフトバンクグループの中でも安定して業績を上げている会社なんですよ。

そのため、投資格付もA+（R&I）、AA-（JCR）となっています。

ソフトバンクグループの昨年末の社債ではA-（JCR）でしたからそれよりも安全性が高いと評価されているということです。

評価が高ければ低い利率でも売れますのであえてそこまで高くしていないってことなのでしょう。

まとめ

今回は「ソフトバンクみらい創出ボンドは買い？最近は債券が大人気」と題してソフトバンクの社債についてみてきました。