ソフトバンクグループ株式会社が社債の募集を開始します。
一時期のソフトバンクグループの社債と比較して金利が下がっていますが、国債などと比較してまだまだ高い金利となっていますね。
今回はソフトバンクグループの社債について見ていきます。
社債とは
まずは社債とはなにかという点から説明しておきましょう。
社債とは会社が資金調達を目的として、投資家からの金銭の払込みと引き替えに発行する債券のことをいいます。
簡単にいえば企業の「借金」です。
個人投資家からの借り入れと思えばよいでしょう。
社債は普通社債、転換社債などいろいろな発行方法があります。
その内容によってルールも違いますが、一般的には高めの利率が定められており、その利息をもらいつつ、満期や繰上償還時に額面で償還(買い取り)されます。
つまり、期日になれば元本が返ってくる上に利息がもらえるのでその分がプラスというわけです。
ただし、デメリットがあります。
企業が破綻した場合や経営が悪化した場合です。
その場合には、利息が滞ったり、元本が返ってこない可能性もあります。
また、社債は途中で換金したいと思っても株ほど売買が容易ではありません。
そのリスク分、利回りが高く設定されているんですね。
ちなみに昨年でたソフトバンクグループの社債は利率4.75%でした。(ハイブリット社債)だったので今回のとは少し違いますが。
ソフトバンクグループ株式会社第63回無担保社債の概要
それでは今回発行されるソフトバンクの社債の概要を見ておきましょう。
商品名 | ソフトバンクグループ株式会社第63回無担保社債 |
---|---|
発行体 | ソフトバンクグループ株式会社 |
取得予定格付 | A(JCR) |
期間 | 7年 |
利率(仮条件) | 年2.65%~年3.25%(税引前) |
お申し込み単位(額面) | 100万円以上、100万円単位 |
発行価格・償還価格 | 額面金額の100% |
お申し込み期間(予定) | 6/3(月)10:00~6/13(木)14:00 |
払込期日(発行日) | 2024/6/14 |
満期償還日 | 2031/6/13 |
利払日 | 毎年6/14および12/14(ただし最終回は2031/6/13) 初回:2024/12/14 |
発行額 | 5,500億円 |
投資格付はA(JCR)ですね。
ソフトバンクグループでは2023年4月にハイブリッド社債を発行していますが、その際はBBB(株式会社日本格付研究所)でしたね。
ハイブリッド社債は通常の社債よりもリスクが高めなため、少し格付けも低くなるようです。
また、第59回無担保社債はA-(JCR)でしたから少し良くなっています。
ただし、こういった格付はあまり当てにならない部分もあります。
例えばリーマンショックのきっかけとなり大きな問題になったサブプライムローンとかAAAがついてたりしましたしね・・・
ソフトバンクは孫さん次第か
ソフトバンクの社債は利回りの条件は悪くありません。
ソフトバンクは日本でも有数の規模の企業ですが、有利子負債の金額も日本有数の企業でもあります。
かなりレバレッジを効かせたアグレッシブな経営をしていますのでリスクは高めなのです。
さらに7年という期間を考えるとソフトバンクグループの代表の孫正義さんの後任がどうかという点も・・・
個人的には孫正義さんが社長のうちは大丈夫だと思いますが、それ以降はなんともわからないのがソフトバンクですね。
後継者問題が怖い部分はあります。
それでも日本でも有数の規模の企業ですから大丈夫だとは思いたいところですけどね。
プレゼントも
珍しいですが、この社債プレゼントも付いています。
どこで買えるの?
なお、ソフトバンクグループ株式会社第63回無担保社債は以下の証券会社で買うことができます。
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抽選で合計350名さまに現金があたるんですよ。
1等:100,000円(10名さま)
2等:10,000円(100名さま)
3等:5,000円(200名さま)
まとめ
今回は「ソフトバンクグループの第63回無担保社債は買い?」と題してソフトバンクグループの社債について見てきました。
年2.65%~年3.25%(税引前)という比較的高めの利率が付きますので検討してみてもよいでしょう。
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最後まで読んでいただきありがとうございました。