2023年の株式相場は、インフレの影響や円安の影響、各国の金融引き締めなどいろいろなことがありながらもかなり強かったですね。
2024年は辰(たつ)年です。
投資格言は「天井」となっています。
今回は辰年の過去実績を検証してみたいと思います。
ちなみに2023年は卯(うさぎ)年で「跳ねる」でした。ある意味当たっていた感じですね。
2022年は寅(とら)年で「千里を走り」、2021年は丑(うし)年で「つまづき」2020年は子(ね)年で「繁栄」、2019年は亥(イノシシ)年で「固まる」した。
過去の状況はとその年を比較してみてください。
検証結果はこちらをごらんください。
干支で言われる投資格言
日本では昔から干支ごとにそれぞれ下記のアノマリーが言われています。
午(うま)尻下がり
未(ひつじ)辛抱
申酉(さるとり)騒ぐ
戌(いぬ)笑い
亥(い)固まる
子(ね)は繁栄
丑(うし)つまずき
寅(とら)千里を走り
卯(う)跳ねる
上記アノマリーで言えば2020年までは良い相場で2021年はちょっと波乱、2022年はさらに波乱が起きやすいと言う感じですね。
2022年まではかなりこの格言どうりにほぼ推移しています。
辰年「天井」とはどういう意味?
それでは辰年の「天井」って投資でどういう意味があるのでしょうか?
言葉の意味の通り、相場の上限に来るという意味となります。
ちなみに翌年の巳も天井ですから、来年も含めての天井となっています。
長期でみると「戌亥(いぬい)で仕込み、辰巳(たつみ)で売る」という言葉がある通り売りどきが近づいているとも言えます。
辰年の日経平均の成績
それでは過去の辰年が実際どんな成績だったのかを直近5年を見比べてみたいと思います。
2012年の日経平均
直近の辰年は2012年です。
始値 | 終値 | 騰落率 |
8,560.11 | 10,395.18 | 21.4% |
21.4%のプラスでした。
2012年はかなり良い年となりましたね。
ちなみにアベノミクスというのは2012年終わりからスタートしていたりします。
2000年の日経平均
その前は2000年です。ノストラダムスの大予言の年の翌年ですね。
始値 | 終値 | 騰落率 |
19,002.86 | 13,785.69 | -27.4% |
この年は-27.4%というかなり大きく下げていますね。
1988年の日経平均
その前は1988年。
始値 | 終値 | 騰落率 |
21,217.04 | 30,159.00 | 42.1% |
42.1%とかなり大きく上げています。
ちょうどバブルの真っ只中ですね。
1976年の日経平均
その前は1976年
始値 | 終値 | 騰落率 |
4,403.06 | 4,990.85 | 13.3% |
13.3%とこの年もそれなりに上げています。
1964年の日経平均
最後は1964年
始値 | 終値 | 騰落率 |
1,204.40 | 1,216.55 | 1% |
1%のプラスと微増です。
過去5回のまとめ
過去5回の辰年の成績は4勝1敗
2000年に大きなマイナスとなっているだけとなっています。
ちなみにアベノミクス相場は2012年から始まっていますので、辰巳天井という話も大きくハズレているんですけどね・・・
2024年はどんな相場になるのか?
それでは2024年はどんな相場になるでしょうか?
こればかりはなんとも言えません。
たとえば2020年の当初ほとんどの評論家や専門家が予想していたのはかなりの弱気相場でした。
新型コロナウィルスの暴落時も総悲観でしたしね。
しかし、蓋を空けて見れば新型コロナウィルスの暴落時に買えた人が大勝利の相場となりました。
2024年は日本が長年続けてきたマイナス金利がようやく終わるとの噂があったり、さらにアメリカも利下げに踏み切るとの観測もあります。
さらにウクライナやイスラエルの戦争など波乱要素もいろいろありますね。
下手に予想するのではなく「相場は相場に聞け」と考えるのが正しいのかもしれませんね。
まとめ
今回は「 2024年は辰年。辰年の投資格言は「天井」だが・・・過去実績を検証してみた」と題して辰年の相場についてみてきました。
投資格言としてなかなか良さそうな傾向にある年です。
あくまでも投資格言に過ぎませんが、同じようなことを意識している人が増えればそちらに動く可能性もありますので知っておきたいところですね。
なお。投資のアノマリーを気にされる方は下記の本がおすすめですよ。
また、縁起を担いだり、投資カレンダーなどを見るのもおすすめです。
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