昨年、家を新築しました。
今季が初めての冬です。
我が家はスペック的には断熱等級6とそれなりの性能のはずですが、やっぱり寒いですね。(暖房はすぐ効きますが・・・。)
人がいない北側の部屋は、寒い日に暖房等をつけなければ、朝方には13〜15度くらいまで落ちてしまいます。
鉄骨なので気密があまりよくない(隙間が多い)のだと思われます。。(C値の数値は検査をしていないため不明)
そこでいろいろ試行錯誤して寒さ対策をしてみました。
効果のあった5選をご紹介しましょう。
寒さ・暑さを見える化
まず、今回1番大きかったのが寒さ・暑さを見える化できたことです。
具体的にはサーモグラフィカメラと温湿度計を買ったんですよ。
どこが寒い原因なのかが簡単に分かるようになりました。
サーモグラフィカメラとは
サーモグラフィーカメラとは名前のとおり、サーモグラフィー(熱源温度分布画像表示装置)をみることができるカメラです。
私が買ったタイプは下記のもので、iPhoneと繋げて使うタイプ。
温度状況を見たり、写真に取ったり出来ます。
これを使ってあぶり出した弱点を少しずつ改善していった感じですね。
全部屋の室温をモニタリング
また、全部屋及び外気、床下の気温、湿度をSwitch Botの温湿度計を使いモニタリングしています。
室温、湿度を見える化することで対策が打ちやすくなるんですよ。
Switch Botの温湿度計を使えばアプリで全部屋の状況が人目でわかりますのでおすすめです。
あとは二酸化炭素あたりが計測できるようになれば完璧なんですけどね。
カーテンをハニカムシェードに
まず、カーテンをハニカムシャードにしたのは効果がありました。
ハニカムシェードとは
ハニカムシェード(ハニカムスクリーンとも言う)とはブラインドの断面をハニカム(蜂の巣の形)にしたブラインドのことです。
ハニカム構造になっていることにより空気層ができ、冬の寒さ、夏の暑さを防ぐ効果があります。
断熱気密に力を入れている一条工務店などは標準仕様で入っていることでも有名ですね。
熱の出入りの多くは窓から
日本建材・住宅産業協会のデータによると日本で一般的に使われているアルミフレームの複層ガラスの窓の場合、窓からの熱の流入出は夏が73%、冬が58%になるそう。
出典:日本建材・住宅産業協会
つまり、夏は熱くなる原因ですし、冬は寒くなる原因となっているんです。
ですからまず、寒いなら窓の見直しが必須なんですよ。
ハニカムシェードの効果
換気扇をシャッタータイプに交換
換気扇を止めていると単なる穴
使わないときはシャッターを閉じるタイプに変更
そこで換気扇を変えることにしました。
使っていないときはシャッターが下りるタイプにしたのです。
交換後は穴からの風がなくなりかなり快適になりましたね。
元からついていた換気扇がもったいないですし、価格差は1台1,000円〜2,000円くらいなんですからはじめからこれつけてくれよ。。。って感じでしたけどね笑
使っていないエアコンスリーブ穴に断熱材を詰める
次は意外な盲点な箇所。
将来的に使うかもしれないと空けてもらっておいたエアコンのスリーブ穴です。
壁に穴が空いて外まで貫通していますが、外側と内側に蓋がしてあるだけという状況だったんですよ。
当然その部分には断熱材が入っていません。
サーモグラフィカメラを買ってなければまったく気づかなかったのでしょうが、ここから意外と寒さがでていたのです。
断熱材を詰める
やったことは簡単。
市販の柔らかめの断熱材(グラスウール)をエアコンスリーブ穴に詰めただけです。
これだけで壁とほとんど変わらない温度になりましたね。
エアコンのスリーブ穴の隙間を埋める
次もエアコン。
これもサーモグラフィカメラを買ってなければまったく気づかなかったのでしょう。。。
設置済のエアコンの一部がかなり冷たくなっていたんですよ。
下記はエアコンの電源を入れていないときにサーモグラフィーカメラで撮影した画像です。
一部が青くなっているのが分かるでしょう。
これが温度が低くなっている部分です。
どうやらエアコンの施工に問題があったようです。
この箇所にはエアコンのスリーブ穴があり、配管などが通してあるんですが、その隙間が全く埋めてなかったんですよ。
つまり、そこから冷気が入ってくる状況。
エアコンはハウスメーカーではなく家電量販店に頼んだので気密とか断熱なんてガン無視だったんでしょうね。
多少高くてもハウスメーカーで頼むべきだったかもしれません。
エアコンで隠れる場所にスリープ穴がある方は要チェックかもしれません。
スリーブ穴の隙間をパテ埋め
これも地道な対策をしました。
隙間にエアコン用のパテを埋めただけです。
これもかなり効果がありましたね。
床下収納の隙間埋めと断熱材
最後は床下収納です。
床下点検口を兼ねた床下収納がいくつか設置されています。
そこからも冷気が上がってきていました。
床下収納部分には断熱材なし
うちが建てたハウスメーカーは床断熱です。
ですから床部分に断熱材が入っているのですが、床下収納部分は床下点検口を兼ねていますのでプラスチックの収納箱を除くとすぐ床下で寒い空間が広がっています。
当然、断熱材がその部分はないんですよ。
ですから寒くて当然・・・
ですから2つの対策を施しました
床下収納の隙間を埋める
まずは、床下収納の隙間を埋めました。
床下収納はプラスチックの収納箱を上から被しているだけですから微妙な隙間があり、そこから冷気が上がってきているようだったんですよ。
ですから隙間が生じないように気密パッキンをぐるっと貼りつけて押し込む形式にしました。
しっかり隙間を埋めてくれたようで冷気がだいぶ減りましたね。
断熱材を入れる
上記の対策だけだと断熱材がない場所なのもあり、床下点検口の全体がまだ冷たい感じになっていました。
そこで断熱材を床下収納の底に敷き詰める形をとりました。
これも効果が大きく、床下点検口も他の床と同じくらいの温度まで上げることに成功しました。
まとめ
今回は「新築でも寒い??効果のあった寒さ対策5選」と題して実際に私の家で実践した寒さ対策について見てきました。
どれも効果があったものばかりです。
寒いな。。。って感じられる方はぜひお試しください。
私は家の商談をしていたのが夏から秋に掛けてだったこともあり、あまり寒さ対策を考えず建築してしまったのでこのような後追い対策が必要となってしまいました。
そうならないためにもいろいろなハウスメーカーから提案を受けてじっくり商談をしてみるのもおすすめですよ。
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