最近は新しいNISAも始まったことからあまり大きな話題や競争のなかった個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)。
そこに松井証券が大きな話をもってきました。
最大1%貯まる投信残高ポイントサービスの対象にiDeCoも含めるというのです。
これに他社が対抗しなければ、今からiDeCoを始めるなら松井証券一択といってよいレベルになりますね。
今回は松井証券の投信残高ポイントサービスにイデコが対象になった話を見ていきましょう。
なお、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)ってなに?って方はこちらの記事から御覧ください。
この記事をみれば「iDeCo(個人型確定拠出年金)制度」から「つみたてNISAとの違い」、「おすすめ金融機関」、「おすすめ商品」、「いくら積み立てればよいのか」などを網羅的に確認することができますよ。
投信残高ポイントサービスの対象にiDeCoも追加
それでは今回の話について詳しく見ていきましょう。
簡単にいえばiDeCoで投資をした投資信託を保有しているだけでポイントが付くようになるってことです。
投信残高ポイントサービスとは
具体的には保有残高の上限や下限に条件はなく、毎月エントリーいただくだけで、保有している銘柄の投信残高に応じて最大1%ポイントを還元するという仕組みです。
毎月のエントリーは少々面倒ですが、それでも大きいですね。
ただでさえオトクなiDeCoがさらにお得となります。
付与されるポイント
付与されるポイントは投資信託によって異なり松井証券のiDeCoで取り扱いのある商品では以下のとおりとなります。(2024/6/11時点)
銘柄名 | 還元率 |
---|---|
eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) | 0.0550% |
eMAXIS Slim 国内リートインデックス | 0.0750% |
eMAXIS Slim 国内株式(TOPIX) | 0.0550% |
eMAXIS Slim 国内株式(日経平均) | 0.0550% |
eMAXIS Slim 国内債券インデックス | 0.0500% |
eMAXIS Slim 新興国株式インデックス | 0.0590% |
eMAXIS Slim 先進国リートインデックス | 0.0900% |
eMAXIS Slim 先進国株式インデックス | 0.0349% |
eMAXIS Slim 先進国債券インデックス | 0.0600% |
eMAXIS Slim 全世界株式(3地域均等型) | 0.0175% |
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー) | 0.0175% |
eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本) | 0.0175% |
eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 0.0326% |
eMAXIS 新興国債券インデックス(為替ヘッジあり) | 0.2700% |
iFree NYダウ・インデックス | 0.0800% |
iFree 新興国債券インデックス | 0.1000% |
One DC 国内株式インデックスファンド | 0.0600% |
ゴールド・ファンド(為替ヘッジあり) | 0.1700% |
ゴールド・ファンド(為替ヘッジなし) | 0.1700% |
<購入・換金手数料なし>ニッセイJPX日経400インデックスファンド | 0.0800% |
セレブライフ・ストーリー2025 | 0.2000% |
セレブライフ・ストーリー2035 | 0.2000% |
セレブライフ・ストーリー2045 | 0.2000% |
セレブライフ・ストーリー2055 | 0.2000% |
たわらノーロード 国内リート | 0.1150% |
たわらノーロード 先進国リート | 0.1250% |
たわらノーロード 先進国債券<為替ヘッジあり> | 0.0875% |
ひふみ年金 | 0.3550% |
楽天・全世界株式インデックス・ファンド | 0.0500% |
楽天・全米株式インデックス・ファンド | 0.0500% |
三菱UFJ DC新興国債券インデックスファンド | 0.1575% |
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2030(確定拠出年金) | 0.1500% |
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2035(確定拠出年金) | 0.1500% |
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2040(確定拠出年金) | 0.1600% |
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2045(確定拠出年金) | 0.1600% |
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2050(確定拠出年金) | 0.1600% |
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2055(確定拠出年金) | 0.1600% |
三菱UFJ ターゲット・イヤー・ファンド2060(確定拠出年金) | 0.1600% |
三菱UFJ 国内債券インデックスファンド(確定拠出年金) | 0.0500% |
保有しているだけでポイントがつくのは嬉しいですね。
ちなみに松井証券のiDeCoは後発なのもあり、eMAXIS Slim シリーズが13本と他社よりも充実していますので、商品ラインナップ的にもとても良いんですよ。
私はSBI証券でiDeCoをしていて投資信託の残高が1,000万円を超えていますので、ポイント付与あるかないかは大きいですね。
SBI証券が松井証券に対抗しないのであれば、移行を検討するかもしれないレベルです・・・・
サービス開始日
なお、今回のサービスの開始日は
他社のiDeCoにおけるポイント付与
ちなみにiDeCoでのポイント付与は管理手数料が0円の大手ではauカブコム証券が、auアセットマネジメントの「auスマート・ベーシック(安定)」「 auスマート・ベーシック(安定成長) 」「auスマート・プライム(成長)」「auスマート・プライム(高成長)」のみ0.02~0.10%のポイント付与しているのと、SMBC日興証券の日興iDeCo for docomoが毎月の掛金5,000円ごとに1ポイント付与をやっているくらいです。
すべての投資信託にポイント付与をするのは松井証券が業界初となります。
2社のポイント付与についてはこちらの記事を御覧ください。
松井証券ポイントは何に使える?
なお、付与されるのは松井証券ポイントです。
いくらたくさんのポイントを貰っても使いみちがなければ意味はありません。
松井証券ポイントの場合はそれなりに選択肢は多いです。
- ポイントで対象の投資信託を積立
- dポイントに交換
- PayPayポイントへの交換
- Amazonギフト券に交換
- 3,000種類以上の商品と交換
使いみちに困ることはなさそうです。
まとめ
今回は「松井証券のiDeCoですべての投資信託保有時にポイント還元はじまる」と題して松井証券のiDeCoで投資信託保有時にポイントが貯まるようになったという話を見てきました。
他社と比較してお得になった松井証券のiDeCo
他社が対抗してくるのか注目ですね。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの3社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券の3択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この3つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
さらに2024年8月1日(木)より投資信託の保有でポイントが貯まるようになり、現在の条件なら本命といっても良いでしょう。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
総合して考えるとこの3つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
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