2024年の株式相場は、インフレの影響や円安の影響などいろいろなことがありながらもかなり強かったですね。
2025年は巳年です。
投資格言は昨年の辰年に続いて「天井」となっています。
今回は巳年の過去実績を検証してみたいと思います。
過去の状況はとその年を比較してみてください。
検証結果はこちらをごらんください。
干支で言われる投資格言
日本では昔から干支ごとにそれぞれ下記のアノマリーが言われています。
午(うま)尻下がり
未(ひつじ)辛抱
申酉(さるとり)騒ぐ
戌(いぬ)笑い
亥(い)固まる
子(ね)は繁栄
丑(うし)つまずき
寅(とら)千里を走り
卯(う)跳ねる
上記アノマリーで言えば2020年までは良い相場で2021年はちょっと波乱、2022年はさらに波乱が起きやすいと言う感じですね。
2024年まではかなりこの格言どうりにほぼ推移しています。
巳年「天井」とはどういう意味?
それでは辰巳の「天井」って投資でどういう意味があるのでしょうか?
言葉の意味の通り、相場の上限に来るという意味となります。
ちなみに翌年の巳も天井ですから、来年も含めての天井となっています。
長期でみると「戌亥(いぬい)で仕込み、辰巳(たつみ)で売る」という言葉がある通り売りどきが近づいているとも言えます。
巳年の日経平均の成績
それでは過去の巳年が実際どんな成績だったのかを直近5年を見比べてみたいと思います。
2013年の日経平均
直近の巳年は2013年です。
始値 | 終値 | 騰落率 |
10,604.50 | 16,291.31 | +56.7 |
56.7%のプラスでした。
2013年はかなり良い年となりましたね。
ちなみにアベノミクスというのは2012年終わりからスタートしていたりします。
2001年の日経平均
21世紀に入った2001年は以下の通りでした。
始値 | 終値 | 騰落率 |
13,898.09 | 10,542.62 | -23.5% |
この年は-23.5%というかなり大きく下げていますね。
1989年の日経平均
その前は1989年。
始値 | 終値 | 騰落率 |
30,165.52 | 38,915.87 | +29% |
29%のプラスとかなり大きく上げています。
ちょうどバブルの真っ只中ですね。
1977年の日経平均
その前は1977年
始値 | 終値 | 騰落率 |
4,998.85 | 4,865.60 | -2.5% |
-2.5%と微減ですね。
1965年の日経平均
最後は1965年
始値 | 終値 | 騰落率 |
1,227.11 | 1,417.83 | +16.5% |
16.5%のプラスとかなり大きく上げています。
過去5回のまとめ
過去5回の巳年の成績は3勝2敗
2013年にはかなり大きく上げています。
ちなみにアベノミクスが始まったのが2012年終わりくらいからですから2013年以降も悪くなかったんですよ。
ですから辰巳天井ってのは直近で大きく外しているということになります。
2025年はどんな相場になるのか?
それでは2025年はどんな相場になるでしょうか?
こればかりはなんとも言えません。
たとえば2020年の当初ほとんどの評論家や専門家が予想していたのはかなりの弱気相場でした。
新型コロナウィルスの暴落時も総悲観でしたしね。
しかし、蓋を空けて見れば新型コロナウィルスの暴落時に買えた人が大勝利の相場となりました。
2025年はウクライナやイスラエルの戦争、韓国の政局不安など波乱要素もいろいろあります。
国内でも与党が過半数と取れていない状況でどうなるか・・・
下手に予想するのではなく「相場は相場に聞け」と考えるのが正しいのかもしれませんね。
まとめ
今回は「 2025年は巳年。投資格言は「天井」だが・・・過去実績を検証してみた」と題して巳年の相場についてみてきました。
投資格言としてなかなか良さそうな傾向にある年です。
あくまでも投資格言に過ぎませんが、同じようなことを意識している人が増えればそちらに動く可能性もありますので知っておきたいところですね。
なお。投資のアノマリーを気にされる方は下記の本がおすすめですよ。
また、縁起を担いだり、投資カレンダーなどを見るのもおすすめです。
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