久々にIPOの新情報(上場承認)が出ました。
ラスクルです。
ラスクルが5月31日に上場決定
事業内容としては印刷及び集客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を中心とした印刷事業、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を中心とした運送事業等、産業毎のシェアリングプラットフォームの創出です。
ラスクルはテレビでよくCMしていますのでご存知の方も多いでしょう。
ネットで印刷が頼める会社です。
上場先は東証マザーズ
【事業内容】印刷及び集客支援のシェアリングプラットフォーム「ラクスル」を中心とした印刷事業、物流のシェアリングプラットフォーム「ハコベル」を中心とした運送事業等、産業毎のシェアリングプラットフォームの創出
【主幹事】 大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券
【幹事】 SBI証券、マネックス証券、SMBC日興証券、みずほ証券、カブドットコム証券
【仮条件】5月15日
【申込み期間(BB)】5月16日~5月22日
【上場日】 5月31日
【公募株式数】 公募2,500,000株 売り出し8,449,900株
【OA】1,642,100株
【想定価格】1,400円
【吸収価格】176億円
【時価総額】385億円
【資金用途】①広告宣伝費、②新規サービスの開発に係る人件費及びシステム外注費等、③人材採用費及び人件費等に充当する予定
5月15日BBが開始されます。
ラスクルのビジネスについて
ラスクルはもともとは印刷の新しい発注の仕組み作りを目的として作られた会社です。
現在は仕組みを変えれば、世界はもっと良くなるをコンセプトにIT化されていない業界をIT化することで産業構造を変えることをビジネスモデルとしています。
具体的には現在下記の2つのビジネスを手がけています。ドメイン自体はかなり広めに取っていますので2つの業態以外にもIT化が遅れている業界に参入する可能性はありそうですね。
ラスクル
CMでおなじみの働く人のネット印刷「ラスクル」
インターネットを通じて全国から寄せられたお客様の注文にぴったりな印刷会社を選出。その印刷機の非稼働時間で印刷することにより、高品質な印刷物を安価で提供する仕組みを開発しました。
私はプリントパック派なのでラスクル自体は使ったことありませんが、プリントパックと同じような事業だとすればかなり便利です。
通常印刷会社に頼む金額と比較してかなり安いこと、早いこと、無駄がない点が評価できます。
ラスクル自体は使ったことないでの比較はできませんが・・・
ハコベル
革新的なネット運送サービス「ハコベル」
ハコベルとは、PC・スマホから「すばやく」「かんたん」に荷物の配送予約ができるサービスです。各運送会社の非稼働時間で配送することにより、高品質かつ安価にご利用いただける仕組みを開発しました。
運送業もIT化が遅れてそうな業界ですね。これも使ったことはありませんが、WEBページを見ると価格がかなり安くてびっくりしました。
ラスクルの業績について
ラスクルの業績は売上げはすごい勢いで伸びています。
対して経常利益は数字がでている5年とも赤字です。
これをどうみるかでしょうね。
売上げは伸びていますので単なる先行投資による赤字なのか、
それとも構造的に赤字体質なのか。。。
これによって判断が変わりそうです。
ちょっとこの辺はちゃんと見てみないとわかりませんのでラスクルについては財務分析をしてみたいと思います。
ラスクルの財務分析はこちらからどうぞ
ラスクルが5月31日上場5月31日に東証マザーズに新規上場するラスクルの財務分析をしてみたいと思います。ラスクルは大和証券と三菱UFJモルガン・スタンレー証券です。この組み合わせは最近だとSGホールディングス[…]
ラスクルの株主について
ラスクルの株主には株式会社オプトホールディングがいますね。
また、株式会社日本政策投資銀行やVCがたくさんいます。
またほとんどのVCにはロックアップ180日がかかっていますが、社長の松本 恭攝氏、CFOの永見 世央氏は90日or1.5倍となっているのがちょっと気になるところです。
ロックアップがかかっていないVCも気になりますが・・・
また、ストックオプションも結構発行されていますね。
ですから需給ではちょっと心配があります。
CMで知名度は高い上に、久々の上場企業なので注目度は高そうではありますが・・・
ラスクルの当選のための攻略法
IPOを当選したいなら主幹事から申し込むのは定石ですね。
ラスクルは株数も多いので当選はしやすそうな気配もあります。
今回の場合には、主幹事の大和証券、三菱UFJモルガン・スタンレー証券で申し込むのは必須でしょう。
最近この2つが主幹事なところも多くなっています。
また、他の幹事も大手を中心にIPOに力をいれているところが多いですので全部申し込むのは当然でしょう。
IPOをこれから始める方は下記ページを読んでいただくことをおすすめします。
IPO(新規公開株)の購入はかなりリスクが低くリターンが大きい投資法です。そのため人気が高くなかなか当選しにくいです。当選確率をあげるためおすすめしたいのはたくさんの証券会社の口座をつくっておくことです。当然たくさん[…]
IPOの抽選にハズレたらセカンダリに無理に挑戦するよりもこんな方法もあります。
IPO株が初値を上回るのは50%とハイリスクハイリターン今日のモーニングサテライトでも特集していましたが今年はIPO(新規上場株式)の当たり年と言われているそうです。全部で90社が新規上場しました。そのうち9[…]