iDeCoはこのページでも何度もお伝えしていますとおり最強にお得な制度です。
年代ごとに違う個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)のおすすめ【30代編】
基本的に使わない手はないのですが制度の性質上、年代によって使い方が変わってきます。
今回は30代編として30代の人が個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)をどう利用したらいいかを考えてみたいと思います。
30代がiDeCo(イデコ)加入する際に注意しなければならない点
iDeCo(イデコ)は加入期間によって受給開始年齡が変わる
iDeCo(イデコ)は国民年金や厚生年金とは少し仕組みが違います。
iDeCo(イデコ)の加入期間によって受け取りの開始年齡が変わってきます。
30代で加入する場合には10年以上となりますので受給開始年齢は満60歳です。
満ですから誕生日によって違います。
通算加入者等期間 | 受給開始年齡 |
---|---|
10年以上 | 満60歳 |
8年以上10年未満 | 満61歳 |
6年以上8年未満 | 満62歳 |
4年以上6年未満 | 満63歳 |
2年以上4年未満 | 満64際 |
1ヶ月以上2年未満 | 満65歳 |
iDeCo(イデコ)の運用期間が長いためリスクを取ることができる。
iDeCo(イデコ)は長期投資であるため、分散投資していけばリスクは小さくなります。
たとえばリーマンショックなどの大きな株価暴落があったとしても長期的な目で見ると株価は上がっているのです。
そのため、基本的に株式などのリスク商品も選択するのがベストです。
30代で加入する際は運用が満年齢の60歳までですから加入年齢にもよりますが30年近くとかなり長期となります。
それなりの長期となりますのでリスクはある程度は取れるということになります。
もちろんどれくらいのリスクをとるのかはその人の考え方しだいですが、あまりリスクを取りたくない場合でも元本保証の定期預金等は個人的におすすめしていません。
詳しくは下記の記事を御覧ください。
1月に公務員やサラリーマンでも加入できるようになりましたのでiDeCo(個人確定拠出年金)をやっている人はかなりすごい勢いで増えているそうです。また、企業型確定拠出年金の加入企業も時流に乗って徐々に増えていっています。しかし[…]
ターゲットイヤーが参考になる
iDeCo(イデコ)の運用商品の中にターゲットイヤーという商品があります。
これは何年に満期となるといった目標(ターゲットイヤー)に向けて徐々にリスクを下げていく商品です。
たとえばSBI-セレブライフ・ストーリーというSBI証券で取扱のある商品があります。
こちらは
SBI-セレブライフ・ストーリー2035
SBI-セレブライフ・ストーリー2045
SBI-セレブライフ・ストーリー2055
と4種類があり、徐々に安定志向の運用に変わっていくのです。
30代の人ならば2045に満期を迎えるのを目標にしているSBI-セレブライフ・ストーリー2045の運用なんかを参考になさるとよいかもしれませんね。
現在のSBI-セレブライフ・ストーリー2045のアセットアロケーションを見ると2017年3月時点では
国内株式10%、先進国大型株式8%、新興国大型株式15%、先進国新興国小型株式4%、国内債権10%、国際債券11%、新興国債券17%、REIT7%、ヘッジファンド15%、コモディティ3%となっており株式などのリスク資産が多めとなっています
その後2025年になれば株式比率が26%まで減り債権が49%と増えます、2035年だと株式17%、2045年だと株式10%と徐々にリスク資産を減らして比較的安全な資産である債権の比率を高めていく仕組みとなっています。
セレブライフストーリー目論見書より
このターゲットイヤーの考えかたはある程度理にかなっていますので参考になさるのも1つです。
ただし、ターゲットイヤーは少し信託報酬が高めなので少し面倒ですが自分でスイッチングをしていくと少し得することができるでしょう。
長期投資ですし信託報酬の利率はできるだけ安いにこしたことはありません。
例えばSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」で言えば日興-DCインデックスバランス(株式80)や日興-DCインデックスバランス(株式60)なんかは信託報酬もやすくておすすめです。
次の10年は日興-DCインデックスバランス(株式60)
次の10年は日興-DCインデックスバランス(株式40)
最後は日興-DCインデックスバランス(株式20)
とスイッチングしていくやり方ですね。
もちろんインデックスファンドで自分で比率を調整するのも手間はかかりますが信託報酬を済ませることができます。
iDeCo(イデコ)の手数料の安い証券会社を選択する。
30代の方に限りませんができるだけ手数料負担の少ない証券会社を選択することをおすすめします。
今の現状での選択肢ですとSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」等の5社がおすすめ
メリット、デメリットがありますので比較の上で選択されるのが良いかと思います。
詳しくは下記の記事を御覧ください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)を取り扱う金融機関は証券会社、銀行、保険会、投信の会社など数多くあります。ありすぎて選べない方も多いでしょう。iDeCoの商品を35本を上限にするって規制もたくさんありすぎると選べないからでし[…]
30代でもiDeCo(イデコ)に加入したほうがよいのか?
iDeCo(イデコ)に加入した方がよいひと
30代でのiDeCo(イデコ)加入は1番給料的にも安定している時期でしょうしおすすめできます。
iDeCo(イデコ)の最大のメリットは節税効果にあります。
給料が多くなるこの時期だからこそ加入することに意味があります。
ただし、結婚などでライフスタイルが変わる年代です。
例えば住宅ローン控除などで所得税、住民税がすくないとか0の場合はメリットが活かせません。
それならばNISAやつみたてNISAの方がよいかもしれませんね。
iDeCo(イデコ)の掛金は基本的に満60歳になるまで引き出すことができません。
そのあたりを考えて加入するかしないか。
加入する場合はいくら加入するのかを考える必要があるでしょう。
節税だけみてもダメですよ。
例えば結婚の予定があるなどもしそのあたりが不安な場合は少額だけ掛けるのもありかもしれませんね。
より詳しいiDeCo(イデコ)のメリットは下記記事を御覧ください。
個人型確定拠出年金(イデコ/iDeCo)とは、毎月決まった金額を積み立てることで老後の生活に備えるための公的な制度です。この制度最大の特徴は税金面で様々な優遇措置が取られていることです。他にもメリット・デメリットがありますの[…]
iDeCo(イデコ)に加入しない方がよいひと
iDeCo(イデコ)はお得な制度ですが一部加入しないほうがよい人も存在します。
下記の記事にその辺りをまとめてありますのでこちらも合わせて御覧ください。
iDeCo(個人型確定拠出年金)はかなりお得な制度ですので加入者がすごい勢いで伸びています。また、いろんなところで話題になっていますので飛びついて加入する人も多いでしょう。しかし、ちょっと冷静になってください。実はi[…]
まとめ
今回は30代からのiDeCo(イデコ)をみてみました。
いかがでしたでしょうか?
20代編、40代編、50代編はこちら
年代ごとに違う個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)のおすすめ【20代編】iDeCoはこのページでも何度もお伝えしていますとおり最強にお得な制度です。基本的に使わない手はないのですが制度の性質上、年代によって使い方[…]
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年代ごとに違う個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)のおすすめ【50代編】iDeCoはこのページでも何度もお伝えしていますとおり最強にお得な制度です。基本的に使わない手はないのですが制度の性質上、年代によって使い方[…]
また、iDeCo(イデコ)は加入できる範囲が広がって以降加入者が激増しています。
そのため、申込みから加入まで2ヶ月、3ヶ月かかるケースが多くなっています。
少しでも節税効果を大きくするためには早めの申込みが吉です。
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)に加入するならこの5社から選ぼう
個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)を始めるならまずは金融機関を決める必要があります。
しかし、たくさんあってどこにしたらよいのかわからない方も多いでしょう。
簡単に決めてしまう方もおおいかもしれませんが、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)の場合、金融機関ごとの違いがとても大きいですから慎重に選びたいところです。
私が今もし、新たに加入するならSBI証券、マネックス証券、松井証券、大和証券、楽天証券の5択の中から決めます。
(※私が加入しているのはSBI証券です)
この5つの金融機関は運営管理機関手数料が無料です。※国民年金基金連合会の手数料等は各社共通で掛かります。
また、運用商品もインデックスファンドを中心に信託報酬が低い投資信託が充実しているんですよ。
順番に見ていきましょう。
SBI証券
まずイチオシはSBI証券「個人型確定拠出年金iDeCo(イデコ)」です。
SBI証券は信託報酬も最安値水準のeMAXIS Slimシリーズを始めとしたインデックスファンドから雪だるま全世界株式、ひふみ年金、NYダウ、グローバル中小株、ジェイリバイブといった特徴ある投資信託をたくさん揃えているところが最大の魅力です。
選択の楽しさがありますよね。
また、確定拠出年金を会社員に解禁される前から長年手掛けている老舗である安心感も大きいですね。
SBI証券は運営管理手数料が無条件で0円ですし、なにより運用商品が豊富で選択の幅が広いです。現状最強のラインナップを誇ることになります。
また、他の証券会社に先んじて確定拠出年金の取扱をはじめてますから安心感が強いですね。
マネックス証券
次点はマネックス証券 iDeCoです。
こちらも後発ながらかなりiDeCoに力をいれていますね。
iDeCo初でiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスを取扱い開始したのに興味をひかれる人も多いでしょう。
マネックス証券はeMAXIS Slimを多く取り扱っており、信託報酬がほとんど最安値水準でスキがありません。また、iDeCoでいち早くiFreeNEXT NASDAQ100 インデックスの取り扱いをはじめたところも大きなポイントになりますね。
松井証券
松井証券のiDeCoは35本制限まで余裕があるというのは後発の強みですね。
その35本制限までの余裕を生かして他社で人気となっている対象投資信託を一気に採用して話題になっていますね。
こちらも有力候補の一つですね。
2020年10月18日から取り扱い商品が大幅拡充されました。
人気となっているeMAXIS Slim全世界株式(オールカントリー)や楽天・全世界株式インデックス・ファンドなども採用され最強ラインナップといっても過言ではない充実ぶりですね。
大和証券
大和証券 iDeCoは大手証券会社でありながら、個人型確定拠出年金(iDeCo/イデコ)にもかなり力を入れています。
他のネット証券と違い店舗が全国各地にたくさんあります。そこに魅力を感じる方にはおすすめできますね。
また、取扱商品もダイワつみたてインデックスシリーズなど信託報酬が安めの商品を取り揃えています。
運営管理機関手数料が無条件で無料ですし、商品も充実したことで選択肢となりえる金融機関になりましたね。中国株、ロシア株、ブラジル株のファンドへ投資できるなど特徴的な商品があるのが他との差別化要因かな。あとはiFreeシリーズ、とくに米国株さえ入れば十分に他と競争できると思いますので期待したいところです。
楽天証券
楽天証券は楽天・全世界株式インデックス・ファンドや楽天・全米株式インデックス・ファンドといった自社の人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。
この2つのファンドは人気ですね。
楽天証券は楽天・オールカントリー株式インデックス・ファンド、楽天・S&P500インデックス・ファンド、楽天・全世界株式インデックス・ファンド、楽天・全米株式インデックス・ファンドといった楽天ブランドの人気商品の取扱が大きなポイントとなっています。今後は楽天SPUの対象になったりしたらかなり面白い存在ですね。
総合して考えるとこの5つの金融機関に加入すれば大きな後悔はないかなと思います。
他の運営管理機関もぜひがんばってほしいところですが・・・
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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