消費税駆け込み需要でテレビの出荷が大幅増

消費税駆け込み需要でテレビの出荷が大幅増。でもちょっと待って!!実は損かもしれませんよ。

8月の薄型テレビの出荷が前年比で38%伸びたと電子情報技術産業協会(JEITA)が先日発表しました。

特に40~49型や50型以上といった大型のものや4K対応など高級なテレビの出荷が増えているようです。

これは2019年10月1日からの消費税増税の駆け込み需要によるものだと思われます。

連日、家電量販店が賑わっているなんてニュースも流れていますね。

しかし、結論から言えば消費税増税の駆け込みは損なケースが多いんですよ。

今回はテレビなどの消費税増税の駆け込み需要について見ていきます。

薄型テレビの国内出荷が消費税増税前の駆け込みで大幅増

まずは実際にどれだけ増えているのかを統計資料から見ていきましょう。

薄型テレビの国内出荷統計
2019年薄型テレビの国内出荷

出典:電子情報技術産業協会(JEITA)「2019年 民生用機器主要品目国内出荷実績(数量)」より

8月の薄型テレビの出荷数量は428億円、前年比138.1%と大幅増となっています。

特に50型以上や4K(対応)テレビ、有機ELなど比較的高額商品ほど増加率が高く前年比200%を超えていますね。

これら現象は2019年10月1日からの消費税増税の駆け込み需要によるものだと思われます。

他の家電よりもテレビは高額で消費税増税の影響が大きいためか出荷の増加率が非常に高くなっていますね。

テレビ以外も消費税増税前の駆け込み傾向

ちなみにテレビ以外の民生機器の出荷も7月くらいから増えてきています。

2019年民生用電子機器国内出荷統計
2019年民生用電子機器国内出荷

出典:電子情報技術産業協会(JEITA)「 2019年 民生用機器国内出荷実績(金額)」より

こちらも2019年10月1日からの消費税増税の駆け込み需要によるものだと思われます。

消費税増税の駆け込みでテレビを買うのは損な場合が多い理由

今回消費税増税の駆け込みでテレビを買っている人が多いことがわかりました。

しかし、この行為本当に得なのでしょうか?

実はこの消費税増税の駆け込みは損なケースが多いんですよ。


消費税増税でどれだけ高くなるのか?

それでは消費税増税でどれだけテレビが高くなるのかを考えてみましょう。

大型テレビや4Kテレビといっても価格はピンきりで5万円くらいから30万円くらいまで様々です。

20万円(税抜)のテレビを例に消費税増税でどれだけ価格が高くなるのかを見てみましょう。

20万円×2%=4,000円

単純計算で2%消費税が引き上げられることで4,000円高くなります。

この金額を覚えておいてください。

駆け込み需要でテレビの価格が上がっている

問題はテレビなどの価格は常に一定でないということです。

売れれば売れるほど価格は高くなります。

現在は駆け込み需要でテレビがたくさん売れていますので必然的に価格が高くなってしまっているのです。

楽天スーパーセールやアマゾンプライムセールなどでもそのセール期間だけ価格を上げている家電量販店とかありますからね・・・

その価格差を考えると割高なものを買ってしまっているんですよ。

REGZA 55Z730Xの例

たとえば価格コムの4Kテレビで一番人気となっているREGZA 55Z730Xの価格推移で考えてみましょう。

価格コムの日別の価格変動によるとREGZA 55Z730Xの底値は9月6日でした。

このときは価格は147,298円

そこから徐々に上昇して9月20日現在では159,800円となっています。

底値との価格差は12,502円あります。

消費税増税で高くなる価格を超えてしまっているんですよね。。。

BRAVIA KJ-49X9500Gの例

REGZA 55Z730Xの特殊な例かもしれませんので価格コムの4Kテレビで2番人気のBRAVIA KJ-49X9500Gの価格もチェックしてみましょう。

価格コムの日別の価格変動によるとBRAVIA KJ-49X9500Gの底値は9月13日でした。

このときは価格は136,395円

しかし、そこから徐々に上昇して9月20日現在では145,000円となっています。

底値との価格差は8,605円あります。

こちらも消費税増税で高くなる価格をそれを超えてしまっているんですよね。。。

増税後はキャッシュレス消費者還元事業の恩恵

また、消費税が増税される2019年10月1日からはキャッシュレス決済でお支払いすると国から5%還元される「キャッシュレス消費者還元事業」がスタートします。

キャッシュレス消費者事業に登録した中小事業者限定となりますが5%が還元されます。

例えば20万円(税抜)のテレビなら以下のポイントが還ってきます。

20万円×5%=10,000円

消費税増税で増える4,000円を大きく超える10,000円得するんですよね。

この政府主導の動きに応じるように10月以降も各社が大きなキャンペーンを追加してさらに還元が追加されています。

ですからさらにお得となります。

各社のキャンペーンについてはこちらの記事を御覧ください。

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キャッシュレス決済のポイント還元に備える

駆け込みの反動がくる

駆け込みがあればその反動もあります。

テレビなどはかなり大きな駆け込みが発生していますから消費税増税後はその反動が来る可能性が高いです。

そうなればテレビの価格は下がってくるでしょう。

過去の消費税増税時も駆け込みで買った人よりも駆け込みの反動で消費が落ちた時に買った人の方が安く買えた例が多いのです。

まとめ

今回は「消費税駆け込み需要でテレビの出荷が大幅増。でもちょっと待って!!実は損かもしれませんよ。」と題してテレビの消費税増税の駆け込み購入が増えている件についてみてきました。

以下の点を考えるとテレビの消費税増税の駆け込みは損なケースが多いと思われます。

・テレビは消費税増税の駆け込みで価格が上がってしまっている
・消費税増税と合わせてキャッシュレス消費者還元事業がスタート
・駆け込みの反動で10月以降に価格が下がる可能性が高い

相場を確認するなど慎重にご検討くださいね。

消費税増税の駆け込み関連ではこちらの記事も合わせてお読みください。

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